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ウメ子ちゃんの物語(4才10〜11ヶ月)

2016年11月11日 幼稚園の遠足に行ってきました。

つい先日、ウメ子ちゃんの幼稚園の遠足がありました。バスに乗って、動物園へ行きました。

11月9日(水)。

マツお母さんはまだ暗いうちに目が覚めて、布団の中で考え事をしていました。

(マツお母さんの心の声)「あ〜、アラームしてなかったな……。今、何時なのかな。お弁当のこともあるし、もう起きてみようかな〜。まだ3時とかだったらやだなぁ……」

普段、マツお母さんはアラームを使ってなくて、いつもウメ子ちゃんがマツお母さんの目覚まし代わりなのです。

「でも、3時とかだったとしても、6時にアラームをセットしてまた寝たらいいか!」……と思って、マツお母さんが布団から静かに起き上がろうとすると、
ウメ子ちゃんがガバッと立ち上がって、「ウメ子、起きた!」と言いました。

マツお母さん「起きたね〜。おはよ〜。まだ真っ暗だね。何時かな…」

台所にある時計を見に行ったら、6時でした(^_^;) 

台所にある小さな照明を1個だけつけて、マツお母さんとウメ子ちゃんはごはんの用意を始めました。

ウメ子ちゃんはさっさと着替えると、台所にやってきてマツお母さんと一緒にお米をとぎました。
土鍋にといだお米と水を入れて、透明の蓋をしてガスコンロに置き、ウメ子ちゃんが火をつけました。

それから、二人でおかず作り。
ウメ子ちゃんは魚の切り身に片栗粉をまぶし、油をいれて火にかけてあるフライパンに一個ずつ菜箸で並べました。「スパゲッティーも食べたい」と自分で材料を用意したり、野菜を炒めたり、火加減をかえたり、「ウメ子が全部やる!」と言って、動いてくれました。

3人分のお弁当の完成。

実は、幼稚園の遠足は親子遠足ではなく、園児だけの参加なのですが、クラスの中から2名の保護者がボランティアで同行することになっていました。マツお母さんは見守り役として、一緒に遠足に参加してきました。他の早迎えのお母さんたちはみんな下の子が小さくて、マツお母さんしか適任者がいなかったのですけどね(^_^;)

お弁当を包んでいれて、バタバタバターっと準備して、ふたりで幼稚園に向かいました。

〜〜〜

ウメ子ちゃんのクラスの中には、おっとりしていて歩くのも階段を登るのもゆっくりな女の子2人と元気いっぱいなんだけど、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして、先生の言う通りには動かない女の子が2人いました。

ウメ子ちゃんは前の方で、ペアになった男の子と手をつないで歩いていましたが、
マツお母さんはたいていクラスの子たちの列のずいぶん後方にいて、バラバラでゆっくりペースなその4人の子たちと一緒にいました。

「ウメ子のお母さん、だ〜いすき!うれしいなぁ」と言って、手をつないでくるIちゃん。
何にも言わないけど、手だけつないでくるKちゃん。
「もうねむたいよぉ…」とあくびばかりしていて、坂道も「もうつかれたぁ…」となかなか歩みが進まないRちゃん。

一度、ウメ子ちゃんがマツお母さんのそばに来て、片手にぴょんと飛びついてきてぶら下がって笑っていたのですが、お友だちから「ウメ子はいつもお母さんと一緒にいるでしょ!Mはいつも会えないんだから、今日はMとつなぐの!」と言われていました。

家に帰ってから、ウメ子ちゃんとふたりで晩ごはんを食べているときに、マツお母さんが「今日はMちゃんとRちゃんとIちゃんとKちゃんといっぱい手をつないでたわ」と言うと、ウメ子ちゃんが「いいなぁ」と言いました。

マツお母さんのことをいいなぁと言ったのかと思いましたが、ウメ子ちゃんは「Mはずるいよ。ウメ子のお母さんなのになぁ」と言っていました。

マツお母さんと手をつなぎたかったってことなのか。みんなの前では、そんなにベタベタしてこないんですけどね(^_^)

〜〜〜

お弁当の時間は、ウメ子ちゃんのレジャーシートで一緒に食べました。
Hくんから「ウメ子、ここくっつけて。一緒に食べようよ」と誘われて、Hくんの横で食べました。

そうそう、遠足に持ってくる物のリストの中に、「お菓子2〜3個」というのがありました。

マツお母さんとウメ子ちゃんは、前日にクッキーを2種類焼いて、ラッピングして持って行きました。

他の子はきっと駄菓子とか市販のお菓子とか持ってくるだろうから、ウメ子ちゃんはどんな反応するかな……、他の子をうらやましがったりするかな……、とマツお母さんは内心思っていたのですが、ウメ子ちゃんはにこにこして、自分が作ったクッキーをちょっとずつかじりながら食べていました。

周りの子を見てみると、ポッキーとかビスコとかキャラメルコーンとかパックンチョとか、結構大きい袋(箱)に入った物を3つもリュックに入れてきていました。
お弁当の時間に全然食べきれずに、持って帰っていました。

マツお母さんのそばに座っていたIちゃんはキャラメルコーンをあけて「食べれない〜〜…」と言っていたので、マツお母さんが予備のビニール袋をあげて結んでおきました。

他のお母さんたちも「お菓子2〜3個」に悩んだのでしょうけどね。でも、箱入りのお菓子3個も持たせるか〜?なんて思ってしまったマツお母さんでした(^_^;)

ちなみに、お弁当時間に担任の先生から「ウメ子ちゃんのお母さん、これ、お母さんのおやつです」と小さな紙袋を渡されました。中には、おせんべいとカントリーマァムと飴がひとつずつ入っていました。先生側の「お菓子2〜3個」はこんなイメージだったのでしょうね。

〜〜〜

やっぱり先生(特に担任の先生)はすごいですね。30人の子をまとめて連れて歩いて、いろんなことに気を配っていて。毎日ありがとうございます、と思いました。

それから、障害を持った子のお母さんはみんな遠足に来ていて、ちょこっとお話したりしました。

マツお母さんは子育ち講座のおかげで、21年間の育児の全体像がなんとなく見通せるのですけど、発達に障害があると、なかなか将来が見通せなくて大変だなぁって思いました。
あるお母さんは「幼稚園にはヘルパーさんがいるから預けられるけど、小学校に入ったら、終日同伴って言われてるんです」と言っていました。

お子さんのことを考えての決断だろうから、親の覚悟ってすごいなぁ……。絶対的に外からのサポートも必要だと思いますけどね。マツお母さんに何ができるかわかりませんが。

荷物置き場の見張り役とかトイレの付き添い係とかそんな感じでしたけど、マツお母さんも遠足を楽しんできました。また来年も行けるかなぁ? (^_^)

2016年11月13日 幼稚園の上履きを洗う

ウメ子ちゃんは幼稚園に入園してから、毎週金曜日に上履きを持って帰ってきます。家で洗ってから月曜日に上履きを持って行くのです。

4月は、マツお母さんが「上履き洗ってください」と言うと、ウメ子ちゃんは普通に洗っていました。

5月くらいから、だんだんと「え〜、やだ!」とか、「今、遊んでるの!お母さん、やって」とか文句言って、必ず断るようになってきました。

それでも、マツお母さんはお風呂場で上履きを洗う準備をしながら、ウメ子ちゃんに何度か指示を出しています。ほとんど洗い終わってからも、また指示を出したりして、ウメ子ちゃんはようやくお風呂場にやってきて、ちょこちょこっと洗ってすすいでおしまい、みたいな感じになっていました。

「ベランダに干してきてね」とマツお母さんが言うと、また「え〜〜!やだ!」って即答するウメ子ちゃんです(^_^;)

〜〜〜

昨日のこと。

マツお母さんは朝から何度かウメ子ちゃんに「上履き洗ってくださーい」と言っていました。

ウメ子ちゃんはその度に「やだー」と言いました。

マツお母さんが机に向かっていると、ウメ子ちゃんが着替えてやってきて、「みてみて〜」と言いました。
ピンク色のチュチュスカートを履いて、胸を張って服を見せていました。

「着替えたね〜。ウメ子ちゃん、お姫様みたいだね〜」とマツお母さんは言いました。

マツお母さんは「お姫様にはお仕事があるんですよ」と言って、ウメ子ちゃんの手を引いてお風呂場に連れて行き、「上履きを洗ってください」と言いました。

ウメ子ちゃんは「えーー」と言ったけれど、すぐに座って、上履きを洗い始めました。「お姫様がきれいにしますね」「お姫様がやった方がきれいになるんですよ」
とずっとしゃべりながら、石けんをつけたブラシでこすっていました。

洗い終わってから、「ウメ子ちゃん、ベランダに干しといてね」とマツお母さんが言うと、ウメ子ちゃんはひとりで干しに行きました。

(おしまい)

たまには、言い方を変えてみるのも手かな……(^_^;)


余談ですが、ウメ子ちゃんの上履きの靴底には、いつも潰れたごはん粒や人参がはさまっています。水につけてふやかしてから、竹串できれいにしています。

ある時、幼稚園のお迎えの時に上履きの底が汚れていない子が他にいて、マツお母さんは「あれ?」と思ったのです。

でも、給食参観に行ったときに、おかわりをしに行く時に踏んでくるんだなと分かりました。おかわりする時は自分たちでお皿によそうので、床にはごはん粒とかいろいろとこぼれていました。上履きが汚れていなかった子はおかわりをしていなかったなぁと思って。ウメ子ちゃんはいつもおかわりするみたいですしね。

〜〜〜

昨日は、こんなこともありました。

午後、マツお母さんがため息をついて、「はぁ…。アイロンでもするか…」と言ってリビングに行くと、ウメ子ちゃんが「ウメ子はお皿でも洗うか」と言って、台所の流しの前に置いた踏み台にあがりました。

マツお母さん、昨日はなんだか疲れ気味で、お昼ごはんの後も流しの中にお皿を置きっぱなしでした。

ウメ子ちゃんはお皿を洗ってから、布巾で拭いてカウンター部分に並べて置いていました。

マツお母さんは夕飯を準備する時に、きれいに並んだお皿を見て、これは本当にありがたい……と思ったのでした。

時々、マツお母さんが何も言わないのに、洗濯物がたたんであったりします。

それに、ウメ子ちゃんは「やったぞ!」というアピールをしてきません。
マツお母さんが「ありがとう〜」というと、「うん」と軽く返事をするだけです。

そういうところが、わが子ながら、すごいよな〜〜って思うのです。

指示出ししてきてよかったなぁって、マツお母さんが思う時です(^_^) 

2016年11月19日 ウメ子ちゃんがつくったもの

ミヒャルスキーの工作絵本を見ながら、ウメ子ちゃんがなにやらつくっていました。

青い画用紙を細長く切って、赤い絵の具でぬっていました。

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なにを作るのかな〜と見ていたら、これになりました。

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マツお母さんも手伝いましたけどね。ベロの部分が動くのです。鼻のところは割りピンがなかったので、爪楊枝で代用したからちょっと変ですが……。

見本はこんなのでした。

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〜〜〜

今日は晩ごはんに、蟹クリームコロッケを作りました。


ウメ子ちゃんが台所にやってきて、「お母さん、どうやってつくるの?やって見せてよ〜」と言っていました。

マツお母さんが1個やってみせました。それから、タネを分けて小麦粉のお皿に置くと、ウメ子ちゃんが小麦粉まぶして、卵液につけて、パン粉をつけて、フライパンの油の中においてくれました。

足元にはパン粉が散らばるし、結構ぐちゃぐちゃになってました。

「いいよ、いいよ。ぐちゃぐちゃになってもいいから、やってごらん〜〜」
って、笑顔で言いたいところでしたが、マツお母さんの心の中はイライラしていました。

でも、ウメ子ちゃんに指示を出して、最後まで全部やってもらいました。

タケお父さんが「お母さんが作ったカニクリームコロッケおいしいよ」と言うと、ウメ子ちゃんが「ウメ子がつくったんだよ!」と言いました。

ウメ子ちゃんは「ウメ子がつくったコロゲおいしいな〜!」と言って食べていて、
よかったなぁと思いました。

マツお母さん、理想は穏やかに見守れるような、心の広いお母さんになりたいです。でも現実は…。まだまだ修行が足りないなぁ……(^_^;)なんであんなにイライラしたんだろ。昼間出かけてて、疲れていたからかもしれません。

つくる前から、「遊びに行った日に、カニクリームコロッケなんて作れない!!」
とタケお父さんに当たっていたし。

ウメ子ちゃんはコロッケ作り自体が初めてなのに、カニクリームコロッケはベタベタして、難易度が高かったです……。お歳暮に届いたボイル蟹。味は素晴らしく美味しかった〜〜(^_^)

2016年11月30日 ウメ子ちゃん、初めての病欠。

ウメ子ちゃんが珍しく寝込んでいます。

昨日、近所を散歩していたら、元気いっぱいだったのが急に電源が落ちたみたいにウメ子ちゃんの表情が曇って、マツお母さんの片うでに巻きついて頭を押し付けてきました。

ウメ子ちゃんは「疲れた。頭が痛い」と言い出しました。

「歩けない…、お母さん抱っこ」と言うので、マツお母さんはおんぶして帰りました。

ウメ子ちゃんは家に着くと、「もう寝たい。寝る」と言いました。そのままパジャマに着替えさせ、マツお母さんはその間に布団を敷きました。晩ごはんもお風呂も歯磨きもパスして、ウメ子ちゃんは布団にもぐり込むと、そのまま16時から眠ってしまいました。

時々、目を覚ましては、「頭が痛い!頭が痛い!」と泣きました。

熱もあったので、今日は幼稚園をお休みしました。

〜〜〜

昨日、ウメ子ちゃんはマツお母さんにおんぶされているときに「Rくんがウメ子の上に乗ったから、頭が痛くなったんだよ」と言っていました。

マツお母さんは違うでしょ…と内心思いつつも、「Rくんがウメ子の上に乗ったから、頭が痛くなったんだね」と真似で返しました。

ウメ子ちゃんが「頭が痛い」とか「おなかが熱い」とか言うのを、マツお母さんはひたすら真似で返すのに徹しています。

今日は1日、ほとんど寝たきりでした。

寝たかな……と思って、ちょっと離れると、「一人だとさみしい〜〜!!」と泣いて呼びます。赤ちゃんの頃みたいです。

普段、よく寝て、よく食べ(少食だけど)、よく遊ぶウメ子ちゃん。日課が安定していても、風邪を引くときは引くんだなぁ、なんて……(^_^;)

さっき、「こわいよ〜、こわいよ〜」と寝室からウメ子ちゃんの声が聞こえたので、マツお母さんは別室でパソコンに向かっていたのですが、ウメ子ちゃんのところへ行きました。なんだかシューベルトの「魔王」みたいで嫌だなぁ…と思いつつ。

ウメ子ちゃんはマツお母さんに抱きつくと「お布団がこう、こう、動いてるよ〜〜!」と言いました。

マツお母さんはウメ子ちゃんを抱きしめて「お布団が動いてたんだね。こわいね〜」と言って、一緒に横になって寝かしました。

熱で幻覚まで見えてるのかな……。ほんとに魔王みたいでこわいな……。早くよくなりますように。

2016年12月4日 ウメ子ちゃんのアドベント

今朝、ウメ子ちゃんは朝目を覚ますと、「あ、アドベントカレンダーあけよ〜っと」と言いました。

起き上がって、「先に、おしっこ行ってくる!」とトイレに走って行き、戻ってから手作りのアドベントカレンダーの4の窓をあけました。

そして、「わ〜!ハートをもってるうさぎさんだ〜♪かわいい〜」と、ウメ子ちゃんは声をあげました。

「明日はなんだろうな〜♪おさるさんかなぁ〜?」

ウメ子ちゃんは毎日のように、いろんな窓の中を覗こうとするので、窓のいくつかは切り残していた角っこ部分が破れてしまい、くるんと丸まってきています。それをマツお母さんがテープで補修している現状です(^_^;)

〜〜〜

先月、タケお父さんが東京かどこかへ出張に行った時に、お土産にチョコレートの入ったアドベントカレンダーを買ってきました。

(マツお母さんは「え〜〜〜。なんでチョコのにしたの?」と不平不満をタケお父さんにぶつけましたが、タケお父さんは「いいじゃん。ウメ子ちゃんが喜んでるんだから」と言いました。)

ウメ子ちゃんが中身がチョコレートだとわかったのは、12月1日になってからでしたが、とても喜んでいました。

ウメ子ちゃんはおやつの時間に、窓をあけてチョコレートを食べています。お皿にのせて、とても大事に食べます。

2cm角くらいの小さなチョコレートなのですが、「お母さんの分、残しておいたよ」と、マツお母さんにもほんのひとかけら分けてくれるのです(^_^)

〜〜〜

トランスパレントペーパーでの星づくり。

去年はウメ子ちゃん、いろんな色の紙を折りたたんでノリで貼り付け、独創的なものをつくっていましたが、今年はマツお母さんのやっているのを真似て、器用に星をつくりました。

星をつくるには、何枚もの紙を同じように折っていく必要が有ります。単純作業です。

ウメ子ちゃんは「もう手が疲れちゃったよ〜」とか言っていましたが、マツお母さんが手伝おうとすると、「これ、ウメ子ちゃんが全部やるんだから、お母さんはダメ!」と言いました。

「明日は赤いのをつくろ〜っと」と言っていました。

去年はいろんな種類の星をつくったけど(←マツお母さんが)、今年は簡単なのをたくさんつくろうかな。

〜〜〜

お風呂上りには、クリスマス専用のキャンドルをつけます。

ろうそくの火でプロペラが回って、天井の影がゆらゆら揺れるのもきれいだし、壁で影絵を作ってあそんだり、くるくる回る人形たちをみたりするだけでも楽しいです。

ウメ子ちゃんは「あ〜!クリスマスがくるまでって楽しいなぁ!いろいろあって、楽しいなぁ!」と言って、布団に入りました。

〜〜〜

あと、ケーキのことも考えているようです。

去年はウメ子ちゃんのリクエストでホットケーキをつくりましたが、今年は「チョコレートのケーキに白いクリームをのせて、その上にいちごをのせて、真ん中にぶどうをのせたい!」と、ウメ子ちゃんは言っています。

ぶどうかぁ……。う〜ん(^_^;)マツお母さんの方でもいろいろ考えてみようと思います。

2016年12月8日 幼稚園の個人面談(2回目)

今日は、ウメ子ちゃんの幼稚園の個人面談でした。1回目は5月にありました。

家を出て幼稚園に向かって歩いているときにウメ子ちゃんはつまずいて転んでしまい、膝っこぞうを擦りむいて「痛い〜〜」と言って泣きました。

マツお母さんは「痛いね〜〜」と言ってウメ子ちゃんを抱きしめて、ウメ子ちゃんが落ち着いてからまた歩き出しました。

教室に入ると、担任の先生が「あれ、ウメ子ちゃん、まだ本調子じゃないのかな?」と言いました。

ウメ子ちゃん月曜の夜に家で吐いて火曜日は幼稚園お休みしました。昨日と今日は行きましたけど。(今度はタケお父さんが嘔吐下痢になって、わが家は大変なことに……^_^;)

マツお母さんが「いえ、さっき転んで泣いていたんです」と言うと、先生がウメ子ちゃんの膝を見て「わ〜〜!消毒しとこうか」と消毒してくれました。

その後、ウメ子ちゃんは一言もしゃべらずに固い表情のまま椅子に座っていました。

〜〜〜

担任の先生からのお話では、ウメ子ちゃんはとても「真面目な子」なんだそうです。できないことでもあきらめないで、何度でも挑戦していますよ〜、と言われました。できないとわかったら、もういい、やらな〜いって投げ出しちゃう子もいるみたいですが、ウメ子ちゃんはそういうことはないですとのこと。

「生活」がしっかりしていて、集団生活が初めてだとはとても思えません、とも。

あと、体幹がしっかりしていて、竹馬にすぐに乗れるようになっていましたよ〜、とか。

先生から「幼稚園の用意はお母さんがされてますか?」と聞かれて、マツお母さんは「ウメ子ちゃんが全部やっています」と答えると、先生は「そうなんですね。すごい!わ〜、ウメ子ちゃん今からでも年長さんになれそうだね〜」とウメ子ちゃんの方を見て言っていました。

他の子はお母さんが用意してしまっている場合も多いみたいで、カバンの中に何が入っているのかわかっていない子もいるんですよ、と先生は言っていました。

とにかく、褒め言葉をたくさんもらいました。

「おうちでもいっぱい褒めてあげてくださいね」と先生から言われて、マツお母さんは心の中で、いやいや、褒めない・叱らない育児をやっているんですけどね……と思いつつ、その場では素直に「はい」と返事して帰ってきました(^_^;)

〜〜〜

ウメ子ちゃん、とにかく表情が固かった(笑)。

家に帰ってから、寝ていたタケお父さんに「ウメ子ちゃんどうだった?」と聞かれ、「なんにもしゃべらないで座ってたよ」とマツお母さんは言いました。

タケお父さんはウメ子ちゃんに「恥ずかしがり屋さんになっちゃったの?」と聞きました。
ウメ子ちゃんは「違うよ!恥ずかしがり屋さんじゃないよ!きんちょーしてただけなんだよ!」と言っていました。

タケお父さんは「やっぱりな〜」と笑っていました。

ウメ子ちゃんは「きんちょーしてたんだってば!」と憤慨していました。

入園式のとき、ウメ子ちゃんがみんなの前で挨拶できなかった光景がタケお父さんには思い出されたんでしょう。先生の前では甘えられないんだろうなぁ。ウメ子ちゃんの真面目な姿が目に浮かびます(^_^;)でも、家で甘えてるからいいのか〜〜。


2016年12月12日 タケお父さんと登園する。

今日、マツお母さんは人間ドックに行ってきました。

人間ドックの受付時間が朝早いので、数日前からウメ子ちゃんに「月曜はお父さんと幼稚園に行ってね」と話していました。

ウメ子ちゃんは机上空間で、手紙を2つ用意していました。

6くじにおきるれんしゅう
あさはやくおきるあさはやくお
きるてあさごはんたべ
る3んじにしぱつ
のれんしゅう
おとおさん
6くじにおきるれんしゅう
あさからごはんおたべる
3んじにおきる
うめこ

昨日の夜寝る前にこの手紙をタケお父さんの枕元に並べて置いていました。

ちなみに、普段タケお父さんは9時過ぎに起きるので、ウメ子ちゃんが幼稚園に出発する時間帯はまだ寝ているのです。


今朝のことです。

朝、ウメ子ちゃんは目を覚ますと「今日は早くおきなくちゃ!」と言って飛び起きました。

そして、「お父さん、お父さん、早くおきて!」とタケお父さんに言いました。

タケお父さんは「え〜〜〜。もうちょっと寝る」と言いました。

ウメ子ちゃん「今日は3時に幼稚園に行くんだよ!だから早くおきて」

タケお父さん「え〜。3時じゃないでしょ。8時だよね」

ウメ子ちゃん「3時に行くんだよ」

タケお父さん「マツちゃん、8時でしょ?」

マツお母さん「うん。いつも通りにね」

タケお父さん「ほら、お母さん、8時って言ってるよ」

ウメ子ちゃん「3時に幼稚園にいくんだって」

タケお父さん「違うよ。3時とかありえないから。も〜。マツちゃん、ウメ子ちゃんに説明してやってよ」

マツお母さん「え〜〜〜」

ウメ子ちゃん「3時に幼稚園に行くんだよねぇ?」

マツお母さん「3時に幼稚園に行くのかなぁ?」

ウメ子ちゃん「お父さん!お母さんは何にもわからないんだから、ウメ子が合ってるのに、なんで違うとか言うの?間違ってるって言われたら悲しい気持ちになっちゃう……。お父さんのばぁ〜〜かぁ〜〜…!もう、お父さんと行きたくない!うわ〜〜ん!」
ウメ子ちゃんはタケお父さんの布団をバシバシ叩きながら、ボロボロと涙を流して泣きました。

マツお母さんはウメ子ちゃんを抱きしめて、「3時に幼稚園に行くんだよねぇ」と言うと、ウメ子ちゃんはうんうんと頷きながら涙を手でぬぐいました。

マツお母さんが「まず、着替えようね。パジャマを脱いでください」と言うと、ウメ子ちゃんはパジャマを脱いで服を着替え始めました。

(おしまい)

マツお母さんにとっては、ウメ子ちゃんの発言が正しいか正しくないかはどうでもいいのです。つまらない議論をしている暇があったら、そうだね、ってとりあえず真似で返しておいて、まずは今やるべきことの指示を出そうね、って話で……(^_^;)

その後、ウメ子ちゃんは着替えて先に一人で朝ごはんを食べていると、タケお父さんもようやく7時半頃には起きてきたのでした。

その頃にはウメ子ちゃんの機嫌も直って、「お父さんと幼稚園に行く〜」と言っていました。


2016年12月14日 お下がりの服

今日の会話。

ウメ子ちゃん「ねぇ、お母さん。Wちゃんにもらったこの服、かわいいよねぇ。」

マツお母さん「かわいいねぇ」

ウメ子ちゃん「Rちゃんにもらった服もかわいいよねぇ」

マツお母さん「かわいいねぇ」

ウメ子ちゃん「Rちゃんにもらった服は、Rちゃんのおばあちゃんが作ったんでしょ?買ったんじゃなくて、作ったんでしょ?Rちゃんのおばあちゃん、すごくない?」

マツお母さん「すごいねぇ」

ウメ子ちゃん「ウメ子の服はWちゃんとRちゃんにもらったのがあるから、買わなくていいからいいねぇ」

マツお母さん「うん、いいねぇ」

(おしまい)

ウメ子ちゃんの服は、ほとんどがもらいもののお下がりです。しかも、穴が空いたところは繕っているし、襟ぐりが伸びているのも手縫いで肩をつめているし、少ない服をヘビーローテーションしているので、ヨレヨレ感が結構ハンパない(^_^;)

それでも、ウメ子ちゃんが喜んで着てくれるのは、物語が入ったお洋服だからこそでしょうかね。ウメ子ちゃんの感性はわが家のお財布にも優しい。マツお母さんも優しい気持ちになれます。

「子育ち」では幼児期にはお金をかけないようにして、6才以降、教育には投資するって言われていました。服はお下がり。習い事は一切なし。車を使わない。家でごはんを作って食べる。今はお金を貯める時期ってことですね。

Rちゃんのお母さんとWちゃんのお母さんにも感謝。ウメ子ちゃんの未来のためにお金貯めとくからね〜。

2016年12月20日 ウメ子ちゃんと草木染め

先週はちょっと寒い日が続いたので、部屋の中を温めたいなと思って、ずっと溜めていた玉ねぎの皮を鍋でコトコトと煮ました。

寒い日に草木染めをやろうと前から思っていて、もらいもののエコバックとかさらしとかは豆乳につけて乾かして用意してありました。(シルクやウールならそのままでも染まるんですけど、木綿は染まりにくいので、牛乳や豆乳でたんぱく質を補うのです。)

先日の日曜日。

ウメ子ちゃんに「草木染めやろう〜」と言い、マツお母さんは布でビー玉を包んでゴムでとめました。

ウメ子ちゃんはおもちゃ空間からビー玉をたくさん用意してくれました。

でも、残念ながらわが家に輪ゴムが全然なくて、途中からビニール紐で結びました。ビニール紐もなくなってしまい、マツお母さんは針と糸を持ってきて、縫うことにしました。

マツお母さんがさらしを縫っていると、ウメ子ちゃんが「ウメ子も縫いたい〜」と言うので、ウメ子ちゃんに針と糸とさらしを渡しました。

ウメ子ちゃんは「カーテンつくるんだ〜」と言いながら、ぐしぐしと縫っていました。「お人形さんたちね、カーテンがないでしょ。だから明るくて眠れないって言ってるんだよね。カーテンつくってあげたら、眠れるんじゃない?」と言っていました。

だいたいの用意ができてから、玉ねぎの皮の染液が入ったお鍋の中に布を浸し(皮は漉しました)、ウメ子ちゃんがさいばしでつついてかき混ぜました。

あと、ちょっと黄ばんだパンツとか、靴下とかも染めました。

洗い流して、色止めにミョウバン水につけ(媒染)、よく洗って糸をほどいてベランダに干しました。

開いた布をみて、ウメ子ちゃんは「わ〜〜!すごいねぇ!」と言っていました。

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左側がウメ子ちゃん作で、右側がマツお母さん作です。

ウメ子ちゃんが並縫いができるようになっていることにマツお母さんは気がつきました。いつの間に〜。

「お母さんのより、ウメ子の方がきれいだねぇ。ウメ子の、線路みたいですごくない?」と、ウメ子ちゃんは言っていました。

〜〜〜

ウメ子ちゃん、マツお母さんと絵をかいていても、「お母さんのより、ウメ子の方がかわいいね!」と言います。

自作のアドベントカレンダーでも、窓をあけるとマツお母さんがかいたいろんな動物の絵がでてくるようにしたのですが、ウメ子ちゃんのかいた絵が出てくる窓もいくつかつくりました。
ウメ子ちゃんの絵が初めて出てきた日、「わ〜!かわいい!今までの中で一番かわいいね!」と言っていました。

何をやっても、「ウメ子の方が上手でしょ?」って感じです。

マツお母さんもまったく否定せず、「うん。ウメ子の方が上手だね」と、真似で返すので、ウメ子ちゃんは着々と自信をつけていっています。

すごいなぁ……と、マツお母さんは思います。マツお母さんが小さい頃は、何をやっても母の方が上手だと思っていました。自分は何をやってもうまくできなくて、
癇癪を起こしていたような記憶があります。年上のいとこの前では、どうせ自分の方が下手だからと、絵を描くことも恥ずかしくて隠していました。

マツお母さんの感覚だと、自分はダメで、他人がうらやましくてしょうがなかったのです。ウメ子ちゃんは、自己肯定感かなり高いですね(^_^;)

ウメ子ちゃんを見ていると、あまりにもマツお母さんと違うので、大丈夫なのかなってちょっと心配になる一方で、自信たっぷりで、自分大好きなところとか、やっぱりいいなぁって、うらやましく思います。「子育ち」やってよかったなぁと思います。マツお母さんの嫌な部分が似なくてよかった〜(^_^;)

2016年12月24日 クリスマスケーキ

12月に入ってクリスマスの用意を始めてから、ウメ子ちゃんは「ケーキは丸いのにして、いちごとブドウをのせたい!」と言っていました。

でも、何日か前に四国に住む義理の父(タケお父さんのお父さん)から、紅マドンナというみかんが届きました。

ウメ子ちゃんは「ブドウじゃなくていい〜。おじいちゃんからみかんが届いたから、みかんのケーキにしたらいいんじゃない?」と言いだしました。

そして、マツお母さんの実家からもみかんやりんごが届いたので、りんごを小さく切って煮りんごにしました。

「真ん中はチョコにしようね」とウメ子ちゃん。

ん? 生地を真ん中だけココアにするのか?とマツお母さんは頭を悩ませましたが……

〜〜〜

今日は朝起きてすぐから「いつケーキを作るの? 今作りたい!」と言って、
ウメ子ちゃんは張り切っていました。

朝ごはんを食べてから、ケーキの用意をしました。台所を片付けてから、材料の計量。ウメ子ちゃんはエプロンと三角巾をつけて、踏み台にあがり、「ウメ子がやるからね!」と言って、秤にのせたボウルに粉や砂糖(というか、てんさい糖)を入れていました。

泡立てたりなどほとんどがマツお母さんがやっていましたが、「おさとう取って。ここに少しずつ入れてね」とウメ子ちゃんに言うと、ウメ子ちゃんは踏み台を移動させながらマツお母さんの横にくっついて、やってくれました。

ウメ子ちゃんは「ウメ子、一緒につくれるようになってきたね〜」「お母さんと一緒につくったら、嬉しい気持ちになるんだよね〜」と言っていました。

どんな作業でもいいんですよね。「あれ取って」とか「ここ押さえてて」とかでも、一緒に作ってるぞ!って感じられるんだろうなと思います(^_^)

ケーキは朝焼いて冷ましておいて、午後からデコレーション。ウメ子ちゃんに生クリームをしぼってもらいました。

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3段にして、間には煮りんごをはさんで、上にはむいたみかん(紅マドンナ)と
アドベンドカレンダーのチョコレートをのせました。

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真ん中にチョコっていうのは、
こういうことだったのか〜。
お店のケーキとかって真ん中にチョコのプレートがのってるもんね。

17時前から夕飯を食べ始め、ケーキは17時半に登場しました。そのとき、ウメ子ちゃんからタケお父さんとマツお母さんにサプライズのお手紙が渡されました。「見ないでね」と言いながら、机上空間で用意していたものでした。

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食べ終わってから、タケお父さんがテレビをつけてニュースを見ていたら、街のケーキ屋さんでケーキを買う人達がうつっていました。

ウメ子ちゃんは「買わなくてもいいのにね〜。作ったらいいのに〜」と言っていました。

おじいちゃんとおばあちゃんから送ってもらったみかんとりんごを使ったケーキ。
イチゴを買わずに済んで、当初の予定より安上がりに仕上がりましたが、とても美味しくできました(^_^)メリークリスマス!

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ちなみに、去年はホットケーキでした。

去年まではデジタルスケールと普通の秤の両方を使っていましたが、今はデジタルスケールを使うのを完全にやめました。アナログで十分やれますね。ハンドミキサーは使いましたけどね。ほんとは、泡立て器使って根性出してやったら、「より不便」を追求できるのでしょうけど。まぁ、今度余裕があるときに……(^_^;)


2016年12月28日 クリスマスプレゼント

ウメ子ちゃんはクリスマスがくるまでに、いろんなものを欲しがっていました。

机上空間で紙製のくつ下を大量生産しては、そこに欲しいものを書いていました。

「くっきぼーど」(キックボードのことです)とか、「めるちゃん」とか、「とけい、手にはめるやつ、おんなのこ」とか。

くつ下に穴を開けて毛糸を通して、おもちゃ空間のついたてに洗濯バサミでたくさんぶら下げていました。

16日に幼稚園でクリスマス会があって、色画用紙で作ったブーツ(くつした)を持って帰りました。
家に帰ってからそのブーツに、

おもちやちょおだい・おけ
さんた
さんおかし
ちようだい・おけ
おもちやの
おしよちよう
だい

と書いていました。「・おけ」というのが何を意味しているのか、マツお母さんには分からないですけど…^_^;)

「おしよ」と書いていますが、おしお(塩)のことです。
ウメ子ちゃんは「ままごとキッチンにお塩が欲しいんだよね〜」と、前から言っていたのでした。

このブーツは、おもちゃ空間のある窓際に吊るしてありました。

クリスマスの3日前くらいには、「なんでもいいんだけどね」と、ウメ子ちゃんは言っていましたが。(え?なんでもいいの?ってマツお母さんは思ってしまった。)


クリスマス当日の朝。

ウメ子ちゃんは暗いうちから目を覚まし、着替えて、朝ごはんの用意をして、机上空間で遊んだりしていました。

布団の中にいるタケお父さんは「サンタさんからプレゼントきてた〜?」とか聞いていました。

もう外が明るくなっていたので、マツお母さんはウメ子ちゃんに「ウメ子ちゃん、カーテンあけて〜」と言いました。

ウメ子ちゃんはカーテンをあけにいき、窓際のブーツを見て、「あれ、なんか入ってる」と言いました。
おもちゃ空間から大きな包みと小さな包みを持ってきて、「おもちゃ空間にプレゼントがあった〜!」と言って、リビングに座りました。

小さな包みをあけて、「あ、おしおだ〜。サンタさんかな?」と言いました。

大きな包みをあけると、ラキュー(LaQ)が入っていました。
遠藤さんの机上空間に置いてあります。小さなパーツをつなげて形作るものです。
レゴは四角いブロックだけど、ラキューはカーブも再現できます。

ウメ子ちゃんはラキューの箱をあけながら、「これは、遠藤さんかな?……やっぱり、サンタさんかな?」と言いました。

お塩入れの中に何も入っていなかったので、ウメ子ちゃんは散歩中に拾ったビービー弾やふうせんかずらの種を入れました。そして、さっそくままごとキッチンでお料理を始めました。

ラキューは見本のガイドを見ながら、ケーキ屋さんをつくりました。
マツお母さんもちょこちょこ手伝いましたが、ウメ子ちゃんは必要なパーツの個数を数えながら、結構器用につなげていました。

翌日の26日には近所の子育ち仲間のNさん、翌々日の27日にはマンションの上の階に住むYさんが子連れで遊びに来たのですが、ウメ子ちゃんはNさんにもYさんにも「サンタさんにこれもらった〜♪」と言って見せていたのは、お塩入れでした。


タケお父さんがウメ子ちゃんとお風呂に入っているときに、話し合っていたようで。

「サンタさんが遠藤さんのところに頼んで、持ってきたのは郵便屋さんだって」みたいなことタケお父さんが言っていました。

クリスマスイブの夜から、タケお父さんは「サンタさんはどうやってくるの?」とか「どこからくるの?」「どろぼうじゃん?!」「鍵は?」とかウメ子ちゃんを質問攻めにしていました。

ウメ子ちゃんは「しかさんみたいなのに乗って、静かに静かに飛んでくるんだよ!」と答えていました。


クリスマスの日。

ウメ子ちゃんが「ウメ子はね、『サンタでーす』って聞こえたよ。見なかったけど聞こえたよ」と言っていました。


2016年12月30日

今日の午前中のこと。
大掃除と呼ぶほど大層なことはしていないけれど、家の仕事をいろいろといつもより丁寧にやったように思います。

朝ごはんを食べ終わってから、ウメ子ちゃんは「早く公園に行って、なわとびの練習したい〜」と言いました。

マツお母さん「洗濯してからね」

ウメ子ちゃん「え〜〜!やだ〜〜!」

マツお母さん「おいで。布団のカバーを外すよ」

寝室に行って、布団カバーのファスナーを外し、布団と布団カバーの内側で結んでいる紐をほどいていきました。

ウメ子ちゃんも「あ、こっちにもあったよ!」と、ひもを外していき、他の布団カバーのファスナーはウメ子ちゃんが開けて、一緒に外しました。

マツお母さん「布団カバーを洗うよ」

ウメ子ちゃん「お風呂に入れて、ジャブジャブするの?」

マツお母さん「洗濯機に入れてからね」

ウメ子ちゃん「ウメ子が入れる!」

ウメ子ちゃんが洗濯槽に入れてくれました。

その間に、洗っておいた他の洗濯物をお風呂場のタライですすぎました。

マツお母さんが足で踏んでいると、ウメ子ちゃんも靴下を脱いでお風呂場に入ってきました。

タライを二つ並べ、洗濯物を分けて入れて、水を替えながらすすいでいきました。
そして、脱水機へ。

洗い終わった布団カバーもタライに入れてすすぎ、ウメ子ちゃんは「お風呂に入れる?」と聞いてきました。
何度かすすいでから、浴槽へ入れて、ジャブジャブと踏みました。
ウメ子ちゃんはスカートを脱いで、パンツだけになって「面白いねぇ」と言って踏んでいました。

布団カバーも脱水機にかけている間、ウメ子ちゃんにアクリルタワシを渡して、
「お風呂も洗っておいてね」というと、浴槽の中をきれいに洗ってくれました。

マツお母さんがお風呂の蓋を拭いたり、鏡を拭いたりしていると、ウメ子ちゃんは「ウメ子もやりたい!」と言いました。

その後、洗濯を終えてから、ベランダに洗濯物を干しに行きました。

マツお母さんが「ハンガーとって」と言うと、ウメ子ちゃんは「ハンガー屋さんで〜す。大人のハンガーですか?子どものハンガーですか?」と聞きました。

マツお母さん「大人のハンガーください」

ウメ子ちゃん「青と白と黒があります」

マツお母さん「黒をください」

そんな感じで、洗濯物を干していきました。小物類は洗濯バサミがたくさんついた物干しハンガーに止めていきました。

マツお母さん「ウメ子ちゃん、自分の干して」

ウメ子ちゃん「え〜、やだ」

マツお母さん「やだね。干して。はい、これ」

ウメ子ちゃん「おやすみで〜〜す」

マツお母さん「おやすみ屋さん、これお願いしま〜す」

ウメ子ちゃん「え〜〜」と言って、自分の洗濯物を受け取って、洗濯バサミではさみながら「せんたく屋さんで〜す。お母さんはここに置いてください」

マツお母さん「はい。お父さんとお母さんのもやってくれる?」

ウメ子ちゃん「せんたく屋さんが全部やりま〜〜す」

残りはウメ子ちゃんが全部干してくれました。

マツお母さんは玄関からほうきとちりとりをとってきて、「ベランダもきれいにしようね」と言って、ウメ子ちゃんにほうきを渡しました。

ウメ子ちゃんは「ウメ子はちりとり名人だよ」と言いながら、ベランダのゴミを集めていました。

その間にマツお母さんは布団をあげて、部屋の中を掃除しました。

ベランダのそうじを終えた、ウメ子ちゃん。「散歩にいこう」と言いました。

マツお母さん「ウメ子ちゃん、昨日、ブロッコリーのグラタンが食べたいって言ってなかった?グラタンの用意するよ」

ウメ子ちゃん「つくる!」

昨日のポトフの残りの具を小さく刻んで、小麦粉をふって混ぜて炒め、ウメ子ちゃんが牛乳を入れてくれました。

ウメ子ちゃんは踏み台にあがって、「ウメ子が混ぜる」と言い、「あれ、さらさらだよ。とろ〜りしてないよ」と言いました。

しばらくしていたら「とろ〜りしてきたよ!」と言いました。

マカロニを茹でて、茹でてあったブロッコリーも小さく切って加えて混ぜ、お皿にうつしてチーズをかけて下ごしらえ終了。

お昼ごはんの時間(仕事に行ったタケお父さんが昼休みに家に帰ってくる時間)まで30分くらいしかなかったけれど、なわとびを持って散歩に行きました。

(おしまい)

ちなみに、ここ最近、洗濯は完全にマツお母さん一人の仕事みたいになっていました。ウメ子ちゃんに指示しても「お母さんがやって!」と言って、机上空間で遊んでいて、まったくやっていなかったので、靴下を脱いだことですらマツお母さんにとっては驚きでした。全体的によく動いてくれました(^_^)

冬休みに入ってから、幼稚園から持って帰ったなわとびを毎日やっています。最初は手と足の動きがバラバラというか同時というか、とにかく全然とべていなかったのですが、一緒に手をつないでジャンプしたりしていたら、ようやくタイミングをつかんだようで、おとといの午後、前跳びができるようになりました。

今日の午後は、買い物に行くのにもなわとび持参で、歩いて5分ほどのスーパーに30分以上かけて飛びながら進みました。

幼稚園の担任の先生が「ウメ子ちゃんは諦めないで何度でも挑戦します」と言っていたのは、こういうところかなと思いました。


幼稚園が冬休みに入る前のこと。
他の子のお母さんが「うちの子は『自分にはできない』と思って、全然やらないの。どうやらできる子はもともとできるもので、自分はできないんだってあきらめてるみたいなのよね。自分には何か他にできることがあるはずだって思ってるらしいのよね」と言っていました。
その子のお母さんがそう思ってるだけで、本人の心の中まではわからないんじゃないかな・・・と、マツお母さんは思いながら聞いていましたが。

タケお父さんはというと今日で仕事納めで、明日からわが家は2泊3日でキャンプに行ってきます。天気が良さそうだから、初日の出も見えるかな?

2017年1月5日 年越しキャンプ/幼稚園の冬休みが明けました。

年末年始はキャンプに行ってきました。

去年と同じ場所にしたのですが、1年前に初日の出をみた場所で会ったウメ子ちゃんと同い年の男の子と再会しました。男の子の方は最初お母さんの後ろに隠れていましたが、ウメ子ちゃんは「ウメ子のともだちだよね」と、ウメ子ちゃんの方から駆け寄り、すぐにふたりで打ち解けて遊び出しました。

帰り際には「また遊ぼうね〜」と分かれていて、来年も来れたらいいなぁと思いました。

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わが家のキャンプは、16時には夕飯の用意を始め、明るいうちに食べて片付けて歯を磨くまで終えて、18時半にはテントの中の寝袋に入っています。ウメ子ちゃんも19時には眠ってしまいます。日課とほとんど変わらないタイムスケジュールで、これが心地よいです。

実は、今週末初めて、タケお父さんの職場の人たちと一緒にキャンプに行くことになりました。5家族、総勢18名。いまだに詳細を知らないのですが、設備が整ったオートキャンプ場なのかな。

楽しみなようで、ちょっと不安な気持ちも湧いてきます。もちろん子育ちやってるのはうちだけでしょうし、わが家だけ18時半に寝るわけにもいかないでしょうし……(^_^;)まぁ、1日くらい日課から大きく外れても、ウメ子ちゃんはなんとかなるでしょう。

よその家庭のキャンプってどんな感じなんでしょうね〜。子どもたち(3才〜小学生)の動きも見られるので、ひそかに観察しようと思っています。

マツお母さんはあまり人に気を使うのが得意ではないのですが、乗り切れるかな〜ってそっちのが心配だったりして……。5家族の中でタケお父さんが一番年下で、あとは上司とか先輩とかなんですけどね。他の先輩奥様方と仲良くできますように(^_^;)キャンプ慣れしている方ばかりっぽいので、いろいろと聞いてみよう♪

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今日からウメ子ちゃんの幼稚園が始まりました。

明日はお弁当の日です。お餅を食べるらしいので、軽めのお弁当でよいそうです。

ウメ子ちゃんが「お弁当は、ごぼうとにんじんのやつと、ミートボールにするから、お母さん、ごぼうとにんじんとお肉を買っておいてね。果物はおばあちゃんが送ってくれたキウイにしようね」と言っていたので、マツお母さんはウメ子ちゃんに言われた通り、買い物してきました。

「ごぼうとにんじんのはウメ子が作るからね〜。お母さん、どうやったらいいの?」とウメ子ちゃん。

「ごぼうはタワシで洗っといて〜」とマツお母さん。

「洗ったよ」とウメ子ちゃんから手渡されたゴボウは、まだまだ真っ黒で黒い汁が滴っていました。

「お母さんが一個やってみせるよ」とマツお母さんが1本だけ洗うと、ウメ子ちゃんは「お手本ね。……あぁ、そういうことか。やってみる」と、残りのごぼうはきれいにタワシで洗っていました。

ミートボールのタネに入れるつもりで、マツお母さんが玉ねぎをみじん切りにしていると、ウメ子ちゃんは「ウメ子はみてるだけ〜。あれ、この玉ねぎは目が痛くない玉ねぎだねぇ。」なんて言っていました。

ボウルの中のミートボールのタネを混ぜていたウメ子ちゃん。
途中から、「もう、や〜めた!くまちゃんのお弁当つくらなくちゃ!」と、台所から離脱して、おもちゃ空間に行ってしまいました。

きんぴらみたいに野菜を細く切るのも、なかなか上手になってきたなぁと思います。下ごしらえは済んだので、仕上げは明日の朝にしましょう(^_^)




「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)