見出し画像

ウメ子ちゃんの物語(3才11ヶ月)

2015年12月8日 ウメ子ちゃんと幼稚園 その後

以前、ブログで『ウメ子ちゃんが幼稚園に行く気になっている』と書いたとき、実家の母から電話がかかり「ウメ子ちゃん、幼稚園に入れてあげたら?」と言われました。

夫からは「絶対、(近所の)幼稚園に入れるべきだよ」と言われていました。

母は「子育ちっ子は家庭がしっかりしていたら大丈夫なんでしょ? 逆に言えば、幼稚園に行っても大丈夫なんでしょ?」と言い、夫は「子育ちなら家から歩いていくところがいいんだよね?(近所の幼稚園で)問題ないじゃん」と言いました。

二人とも私のブログを読んでいるからか、「子育ち」視点で責めてきます(笑)。

ウメ子ちゃんの方はというと、「幼稚園バスに乗りたい」「幼稚園に歩いて行けるよ」「幼稚園行かない」「お母さんと一緒がいい」と、これまでにころころ発言を変えていました。

マツお母さんは、(ウメ子ちゃんは早生まれだし、もう少し長く落ち着いた遊びの空間に置いてあげたいなぁ)、(まわりから何と言われようと、1年保育くらいがいいなぁ)……なんて、少し前まで考えていました。

近所の公立の幼稚園の申し込みが近づいてきていて、マツお母さんとタケお父さんは時々幼稚園の話をしていました。タケお父さんは行かせたい派で、マツお母さんは家で見たい派で、それを聞くウメ子ちゃんは「お父さんはいつも幼稚園に行ったら?っていうんだよね〜」と言っていました。

ところが先月、仲良くしているお友だちが幼稚園に行くと知ってから、ウメ子ちゃんは「幼稚園に行きたい」と一貫して言うようになりました。

お風呂でも頭を自分で洗って、「ウメ子ちゃんようちえんいくから、ひとりであたま洗えるんだ〜」と言ったり、「ウメ子ちゃんようちえんいくから、おっぱいやめてみようかな〜って思ってるんだよね〜」と言うようになりました。

おっぱいの方は、まだやめてみたり「やっぱりのみたくなっちゃった」と言ったり、卒乳までまだ時間がかかりそうですが、一人でできるアピールが確実に強くなりました。

「お母さん、ウメ子ちゃんは幼稚園に行かないといけないの。よいでしょうか?」なんてあらたまって聞いてきたときには、思わず吹き出しそうになって、マツお母さんは笑いをこらえました。

「ちゃんと育てれば、『あそこに行きたい』って自分から言うようになるよ」と、遠藤さんの言葉を思い出したのでした。

ウメ子ちゃんがあまりに行く気になっているので、マツお母さんの方も折れました。

「申し込みだけしておいて、キャンセルすることもできるんだから」と近所のママさんも言っていたし、それもそうかな…なんてタケお父さんと実家の母に言うと、「そうだよ!絶対その方がいいよ!」と。

ということで、先月末に幼稚園の4才児クラスに申し込みをしたのです。ところが、応募者多数で(1.5倍くらいの倍率)、抽選になることが決まりました。落ちても受かってもどっちでもありなんだけど…なんてことをマツお母さんは考えていたわけですが。(どうしてもここの幼稚園に入れたい人がいるだろうから、一枠を奪ってしまうのは申し訳ないかなってちょっと考えていた時期もあったんですけどね…)

先週、マツお母さんは幼稚園へ抽選くじを引きに行きました。箱の中から小さくたたまれた紙を取り、その場で開いてみると30番。33番までが合格だとのこと。

ウメ子ちゃんは通園が認められたのでした。
近所の知っている子たちのお母さんはみんなマツお母さんの前にならんでいて
全員合格だったので、さすがにドキドキしました。今週は面接です。

近所のママさんたちから「抽選どうだった?」「当たり?おめでと〜〜!」と言ってもらったり、支援センターの先生たちからも(ものすごく幼稚園をすすめられ、
どうなんだろう…って内心思っていましたが)「ウメ子ちゃん、おめでとうございます!」って言われたり。

それをよーく見ているウメ子ちゃんは「先生もようちえんいった方がいいって言ってたね」とか「4才になったらようちえんいくんだ」と意気揚々です。

そんなウメ子ちゃんの様子を見ていたら、きっと来年の4月から年中さんとして通うだろうなぁってマツお母さんは思うわけです。

ほんとに、99%くらい、来年もウメ子ちゃんと家を中心にして過ごそう!って、マツお母さんは思っていたんですけどねぇ(^_^;)

2015年12月10日

今週あった話です。幼稚園の面接がありました。面接の順番の前と後ろは、近所に住んでいる仲良しのMちゃんとKくんでした。

マツお母さんが先生に呼ばれて、先生の前に置いてある小さな椅子に座ろうとすると、ウメ子ちゃんは先に座っていたMちゃんの横に行こうとしました。

マツお母さんは「ウメ子ちゃんはこっちだよ」と言って、背中に手をあてて別の席に座るように誘導しました。

マツお母さんが先に座り、ウメ子ちゃんも横の小さな椅子に座ると、先生がウメ子ちゃんに「こんにちは」と言いました。

ウメ子ちゃんは何にも言わないで、むすっとして後ろを向きました。

「お名前は?」と先生に聞かれても、ウメ子ちゃんは体を横に向けて、後ろの方を見たまま何にも答えませんでした。

先生は両手をパッと広げ、「手をひらいて、指を一本ずつたためるかな?真似してみてね」と言って、親指から順番に一本ずつたたんでいきました。

ウメ子ちゃんはちらっと先生を見て、「やだ」とひとこと言って、また後ろを向きました。

先生はマツお母さんに「幼稚園とか保育園とか行っていないんですよね。普段はお家で過ごしているんですか?」と聞いてきて、マツお母さんは「はい、そうです」と答えました。

先生はウメ子ちゃんの前に動物写真の本を出してきて、「これ何かわかる?」と聞きました。

ウメ子ちゃんは本の開いているページを見て、「キリン」と答えました。それから、ゾウ・ライオン・パンダなどを答えました。

その次に、折り紙で色を聞きました。ウメ子ちゃんは赤・黄・ピンク・青・緑と順に答えました。
先生が「わ〜すごいねぇ。ウメ子ちゃんに一枚あげるね」と言いました。
先生が「どの色がいい?」と聞くと、ウメ子ちゃんは「ピンクがいい!」と即座に答えました。
ピンクの折り紙をもらい、さっそくその場で何かを折り、「ひこうきだよ」と言って先生に見せました。
先生は「飛ぶの?」と言うと、ウメ子ちゃんは「とばないよ」と言い、先生は「あらまぁ」と言って笑いました。
「ウメ子ちゃん、あおもすきなんだよね〜」と言い、特別にもう一枚もらっていました。

先生とマツお母さんが提出する書類などを確認している間、ウメ子ちゃんは立ち上がって、隣のKくんと話していました。

先生は「お友だちもいるみたいですし、慣れたら大丈夫そうですね」とマツお母さんに言いました。

先生はウメ子ちゃんに「今度、先生を見つけたら声かけてね」と言い、片手を前に出しました。

ウメ子ちゃんは「うん」と言って、先生とタッチ!して別れました。

(おしまい)

面接中はマツお母さんへらへらして余計なことは言わないで、ウメ子ちゃんを見ていましたが……。後ろで面接していたMちゃん(4才8ヶ月)はハキハキと名前を言った後、「よろしくお願いします!」なんて言っていましたねぇ。ふふふ。

ウメ子ちゃんは初対面の人に対して、かなりの警戒をします。たぶん、今回ので、今日の先生に対してはちょっと打ち解けただろうとマツお母さんは勝手に思うのですけど。

寝る前に、この物語をウメ子ちゃんにしました。

後ろを向いていたところでは…「だって、Mちゃんが見たかったんだもん!」「Kくんが見たいんだと思った?」とのこと。マツお母さんが思っていたのとは違ったりしても、ウメ子ちゃんの言葉を真似で返しました。

先生に真似してって言われて「やだ」と言ったくだりでは…

「だって、やりたくなかったんだもん。やりたくないことは『やだ』って言ったっていいんだよ。そうでしょ?」とのことでした。

そうだね。ウメ子ちゃん、ほんと子育ちっ子(笑)。「優等生」とは違うんですよねぇ。
今まで、ウメ子ちゃんはずっと緑を青と言い、青を緑と言っていました。『はらぺこあおむし』とかね、青りんごとかの影響があるんじゃないかと思うのですけど。マツお母さんは訂正しませんでした。ウメ子ちゃんが青を緑といっても、緑で通してきました。でもまぁ、タケお父さんに根気よくなおされ、ようやく青を青と言うようになってきたのでした。

面接の色あてクイズでは、青と緑が最後に残され、どっちで言うかなと…内心楽しみにしてしましたが、普通に正解を出したウメ子ちゃん。良かったような、つまらないような、寂しいような、ほんのちょっぴり複雑な気持ちになったマツお母さんでした。

2015年12月13日 子どもの人見知りを否定しない。

「人見知り」というのは、してもよいそうです。

というか、人見知りすることを保証してあげる方がよいそうです。

遠藤さんは、「人見知りしない子は誰にでもついて行っちゃうんだよー」と言っていました。

〜〜〜

調べてみると、人見知りというのは、動物に備わっている性質みたいなもので、知っている人と知らない人とを区別できるようになった成長の証みたいなものみたいですね。

子が他の人に対して警戒が強いと、親の方も「どうしてこの子は…」みたいに思ってしまうかもしれませんが、「子育ち」であれば、人見知りすることも受け止めてあげることがまず先なのだろうと思います。

「みんなと一緒に遊んできたら?」とか「ちゃんと挨拶しなさい」とか自分の理想像に近づけるようなアドバイスを幼い子に向けてするお母さんってよく見かけるのですが、人見知りしてもいいんだって親が思えると、違ってきますかね。

なんで「人見知り」について書き始めたかと言うと、前回の記事で、ウメ子ちゃんと一緒に幼稚園の面接に行ったときの様子を「ウメ子ちゃんは初対面の人に対して、かなりの警戒をします。」と書いたのはちょっと違ったかな……と思いまして。

基本的にはよく「人懐っこい子ね〜」と言われるウメ子ちゃんですが、そんなウメ子ちゃんが警戒するのは、「初対面なのにぐいぐい来る人」だなぁ、と(^_^;)

通りかかりで、すれ違いざまに、いきなり「かわいいねぇ」とか言って、頭をなでようとするおばさんとかいますが、そういうとき、ウメ子ちゃんは顔をしかめて、さっと避けます。

ウメ子ちゃんは自分から話しかけることも割と多いのですけど、あまり知らない相手から勢い良く話しかけられたりすると、何も言わなくなることがあります。

初対面でも警戒してないよな〜ってふと思った、散歩中の物語。

〜〜〜

一昨日の午前の散歩中、近所の家に植木屋さんが来ているのを見かけました。

ウメ子ちゃんは「何してるのー?」と聞き、植木屋さんはにこっとして「葉っぱを切ってるんだよ」と教えてくれました。

家に帰るときにまた通りかかり、ウメ子ちゃんは植木屋のおじさんの様子をじーっと見ていました。
落ちている葉っぱの中に花があり、ウメ子ちゃんは「お花がほしい…」と近づきました。
ウメ子ちゃんが何も言わないので、マツお母さんは「すみません、この落ちてる花もらってもいいですか?」と聞きました。
(マツお母さんも、花が欲しいなと思っていました。)

植木屋のおじさんは、「いいよいいよ」と言うので、マツお母さんが落ちているのを拾いました。
「こっちのも切るから、好きなの持って行ってー」とウメ子ちゃんにも花を切ってくれました。
マツお母さんが拾った花をウメ子ちゃんに渡そうとすると、ウメ子ちゃんは「それはやだ」と言って、またたくさん花を切ってもらっていました。

植木屋のおじさんは「蜂がきてるから、こっちのは残すからね」「この花の名前分かる?」といろいろ教えてくれ、マツお母さんは「ありがとうございました」と言って、帰りました。

午後の散歩でも、その家の前を通りかかりました。
植木屋のおじさんはまだお仕事をしていて、ウメ子ちゃんは「おーい」と声をかけました。
マツお母さんは「お花ありがとうございました」と言いました。

おじさんはハサミの手を止めて、箱詰めのお菓子を持ってきて、ウメ子ちゃんの前にかがみんで「今日食べきれないからさ、好きなの持って行っていいよ」と言いました。

ウメ子ちゃんはしばらく悩んで、一つ選びました。
おじさんは「もっと持って行っていいよ」と言うと、ウメ子ちゃんはもう二つ選んで、「ありがとう」と言いました。
おじさんは「お母さんと一緒のときにもらうんだよ」と言って、手を振ってくれました。

ウメ子ちゃんは「これ、ウメ子ちゃんがもらったんだ〜。お母さんのはいっこだからね」と言って、にこにこして走り出しました。

(おしまい)

〜〜〜

こう、じわじわとくる場合は警戒しないですみますよね。そもそもウメ子ちゃんの方から興味を持っていましたけど。

人見知りを克服させようとあれこれ考えたりアドバイスしたりするよりも、まずは子どもの今を受け止めることが大事なんでしょうね。

まぁ、散歩の日課があれば、近所の人に挨拶したりして、育児の前半部分で困らない程度に人と会話する力が自然とついてくるんじゃないかと、マツお母さんは思ったりします。

親の方が極度の人見知りで、散歩に出ても誰とも挨拶しないとかだと、話は別かもしれませんけどね……。大人の人見知りとこどもの人見知りはちょっと違うのかな。小さい子と一緒だったら、話しかけられる機会も増えて親の方が変われるかな?(^_^;子から教えられることが多かったりして。


2015年12月17日

昨日の夕飯の後のこと。

夕飯はマツお母さんとウメ子ちゃん、ふたりで食べました。

マツお母さんは早めに食べ終わったのですが、ウメ子ちゃんが少し残して、「もういらない」と言って、立ち上がりました。

マツお母さんは、「じゃぁ、残ったの食べよっと」と、ウメ子ちゃんの残したごはんを食べ始めました。

食べながら、ウメ子ちゃんに「お皿をさげといて」と言いました。

ウメ子ちゃんは空いたお皿やお箸を流しに持って行きました。
「お母さんのももっていくからね」と言って、マツお母さんが食べ終わったお皿も運びました。

ウメ子ちゃんは「ウメ子ちゃんが洗うからね」と言って、踏み台にのぼり、ウメ子ちゃん専用のピンク色のアクリルたわしを持ちました。

マツお母さんが近づくと、「お母さんはやらないで!」と言いました。

マツお母さんが「わかった。お風呂あらってくるね」と言うと、ウメ子ちゃんは「いいよ〜」と言いました。

台所に戻り、ウメ子ちゃんの様子をちらりとみて、「このお皿もゆすいでおいてね」と言うと、ウメ子ちゃんは「オッケー♪」と軽く返事をしました。

ウメ子ちゃんが洗ってくれたお皿をマツお母さんは横に立って布巾で拭いていきました。

ウメ子ちゃんが食器を全部洗いおわり、「お母さん、たすかった?」と聞いてきました。

マツお母さんが「助かったよー。ありがとうー」と言うと、ウメ子ちゃんは「たすかるってうれしいね〜。」と言って踏み台から降りました。

(おしまい)

どこでやる気スイッチがはいるのか分かりませんが、本当に気分次第でとても働き者になったりします。指示を出して労いの言葉をかけること、真似で返して「やだ」を保証すること、この2つのおかげだなぁと思いますね(^_^)

ウメ子ちゃんを見ながら、「3才でここまで出来るもんなんだなぁ…」ってしみじみと思います(もうすぐ4才だけど)。ウメ子ちゃんは最近よく「たすかるわー」って使います(^_^)マツお母さん、ほんとに助かるよ。

絵本読んで、お風呂に入ろうと思っていたら、家の固定電話がなりました。

ウメ子ちゃんすぐに受話器をとり、受け答え。

受話器を置いて、「おとうさんだったよ。かえってごはん食べるってー。でんわ、きってもよかった?」とマツお母さんに報告しました。

2015年12月18日

8月に引越しをしてからすぐ、タケお父さんが車を買いました。

子育ち講座を受けた3年前に、マツお母さんは車を処分したいとタケお父さんに切り出しました。関東は地下鉄や私鉄が早くて安くて便利で、逆に駐車場代はものすごく高かったので、車好きのタケお父さんもしぶしぶOKしたのでした。

「東京から地方への転勤が決まったら、車を買うんだ〜」とずっとタケお父さんは言っていました。そして、マニュアルの車を買ったのです。

マツお母さんの免許はオートマ限定なのです。子育ちしていたら車使えないくらいがいいし、いいや〜〜くらいに考えていたのですが、タケお父さんは「運転代わってもらうこともあるから、絶対に限定解除してね!」と言いました。

現在、マツお母さんは近所の自動車教習所に通っています(^_^;)タケお父さんの出勤をギリギリまで待ってもらって、朝一番に教習を受けています。

毎日、割と慌ただしくて、7時半には2日先の予約の電話を入れます。時期的なものもあって、予約がすぐに埋まるのですが、全然繋がらないのです。100回かけ直したこともあります。予約が決まれば、すぐに朝食を食べ、その日の教習に向けて支度します。8時には家を出ないといけません。

今週のある日の朝の物語。

ウメ子ちゃんは朝食を食べ終えると、素早く着替え、自分で歯を磨いて、靴下をはきました。
靴を履いて、玄関にスタンバイしています。

マツお母さんも支度を整え、「行ってくるからね」と言うと、足にしがみついて、
「おうちでまたされるのはやだー!お母さんといっしょがいいー!お父さんといっしょはいやだー!」とウメ子ちゃんは言いました。

「おうちで待たされるのはやだね。お母さんと一緒がいいね」とマツお母さんが言うと、ウメ子ちゃんはうんうんとうなづきました。

まだ布団の中のタケお父さんは「お父さんと一緒にテレビ見よ〜」とウメ子ちゃんに言っています。

ウメ子ちゃんは玄関をあけて、だーっと数メートル走りました。
「お母さんのくるまをちかくでみてるだけだから!」とウメ子ちゃん。

うーーん……(できるか?)いやいやいや…(まずいでしょ)とマツお母さんの心の声。

マツお母さんはしゃがんでウメ子ちゃんと目線を合わせ、両手を広げました。

ウメ子ちゃんは、「わーーーーーーっ」と言ってマツお母さんに駆け寄ってきて、
ひしっと抱きつき、「うわーーーん!うわーーーーん!」と大粒の涙をこぼして泣きました。

マツお母さんはしばらくウメ子ちゃんを抱きしめ、玄関にタケお父さんを呼び、泣いているウメ子ちゃんを渡し、玄関を閉めて教習所まで走っていきました。

(おしまい)

自動車の教習が終わる頃、タケお父さんとウメ子ちゃんがコースの外に立っている姿を教習車の中から見つけました。

マツお母さんとタケお父さんのバトンタッチ。

タケお父さんはすぐに仕事に向かい、マツお母さんとウメ子ちゃんは少し車をみたり、教習所の休憩室でお茶を飲んだり、職員さんたちとお話ししたりして、そこから午前の散歩にでかけるのでした。

さすがにこの時にはウメ子ちゃんはにこにこだけど、ほっぺたには無数の涙のあとが残っているんですよね。いっぱい泣いたんだな。でも、まだまだ限定解除への道のりは長いのです(泣)

2015年12月28日 クリスマス会

クリスマスにはいろいろありました。

実は、子育て支援センターのお楽しみ会に参加してきました。(あ、ウメ子ちゃんではなく、マツお母さんの話になります。)

子育て支援センターという場所では、毎月無料か格安のイベントや講座が企画されるのですけど、マツお母さんは結構スルーしてきました。クリスマス当日(25日)に企画されたお楽しみ会も参加するつもりはなかったのですが、先生たちにぜひに!と誘われていました。講座はいつもとても人気ですぐに定員が埋まるみたいですけど、ウメ子ちゃんは来年幼稚園にあがるということで、優先的に特別枠をつくってくれていました。ウメ子ちゃんのお友だちのお母さんも「先生がそこまで言うなら…」と申し込んでいたので、マツお母さんも「まぁいいかな…」と申し込んだのでした。

そこで、「ウメ子ちゃんのお母さん、出し物を何かやってよ〜〜〜」と先生からお願いされたのでした。

もう一人のお母さんと一緒に何か歌ったりしようか…と話したのですが、そもそも、マツお母さんはそんなに支援センターに通っていないので、打ち合わせもできず。

当日会場に行くとお友だちママさんから「私、今日アトラクションやめるから!がんばってね!」と言われて、ええええええ〜〜〜〜〜??! 私、一人?

普段、支援センターでは0〜1才と2〜5才で通う日が分かれているのですけど、クリスマスお楽しみ会だけは合同で、親子各15組ずつの参加になっていました。

マツお母さんは、小さい子がたくさん来るイベントだから、クリスマスとは全然関係ないけど、わらべうたをうたおうと思って家で練習していました。(ウメ子ちゃんもすっかり覚えました^^)

ウメ子ちゃんは仲良しの男の子と並んで座って、マツお母さんがみんなの前でわらべうたを歌うのを見ていました。

マツお母さんの方は緊張してあんまり全体を見回す余裕はなかったのですけど、
そばまで1才くらいの子が寄ってきたり、前の方にいたお母さんが一緒に手遊びしてくれているのが見えたりして、ちょっとよかったかな…と思いました(^_^;)

帰って、ウメ子ちゃんからは「一緒にやってたよ〜。パチパチパチってやったよ〜」と拍手して見せてくれました。

他にも、歌ったりみんなで踊ったり、先生たちのベルでの演奏とかミニお芝居もありました。

最後には、お決まりの(?)サンタクロースのおじさんがどこからともなくやってきてみんなにプレゼント(駄菓子)を配ってくれました。

マツお母さんはこれがあるだろうと思って、あんまり乗り気じゃなかったんですけどね……

ウメ子ちゃんはサンタさんと握手したりしていました。「サンタさん、きたね!おかしくれたね!暑いっていってたね。帽子ぬがなかったね」と言いながら、もらったプレゼントを握りしめて帰りました。

〜〜〜

トランスパレントペーパーでの星作りはどうなったかというと…クリスマスにはこんな感じの窓になっていました。
(過去記事→わが家のアドベンド トランスパレントスター)

タケお父さんには、「どこが良いのかさっぱり分からない」と言われましたが…(^_^;)

ウメ子ちゃんは「ウメ子ちゃんがつくったのがいちばんかわいいねぇ」と言って、眺めておりました。

左下のいろんな色の紙を混ぜて作った、アーチ状の虹みたいなやつです。本人は星だと言っています。

画像1

2015年12月29日 クリスマスケーキ

クリスマスにケーキを作りました。

マツお母さんは、去年ロールケーキを作ったので、またロールケーキを作ろうかなと計画していたのですけど……

ウメ子ちゃんが『ちびくろサンボ』の絵本を持ってきて、「ホットケーキをつくりたい」と言ったので、ホットケーキをつくることにしました。

ホットケーキは時々作るのですけど、3才11ヶ月のウメ子ちゃんにもほとんどの工程を一緒にできてなかなかよいなと思います。ロールケーキだと、ハンドミキサーを頼りにする部分が多く、マツお母さんの出番が多くなってしまうんですよね。
ウメ子ちゃんには果物切ってもらったり、デコレーションしてもらったりするのがメインになってしまいます。

計量するのも、普段、マツお母さんはウメ子ちゃんが見ていないところではちゃちゃっとデジタルスケールを使うのですが、ウメ子ちゃんとやる時は昔ながらの秤を使います。リサイクルショップで100円で買ったものです。

「粉を入れてね〜。ここまでね〜。もうちょっと」なんて秤の針をみながら指示を出したり。ウメ子ちゃんの粉ものの扱いもかなり洗練されてきました。

後から思ったのですけど、秤を使わないで、計量カップだけでできるようにレシピを変えたらもっと分かりやすくなるでしょうね(^_^)

「卵を割ってくださ〜い」「混ぜてくださ〜い」
順に材料を入れていって、ウメ子ちゃんには泡立て器でかき混ぜてたねを作ってもらいました。たねが完成すると、ウメ子ちゃんは「ジューッはウメ子ちゃんがやるからね!」と宣言しました。

フライパンを熱して、油をしいて、おたまで生地を流してもらうのも、ひっくり返すのも、み〜んなウメ子ちゃんに最初から最後までやってもらいました。

1枚1枚焼くのは結構時間がかかるのですけど、ほんっと長い集中力で、ホットケーキが焼けるのをじーーっと見ていたウメ子ちゃん。ちょっと感心しました。

マツお母さんは横で「上から落としてね」とか「まだ触らないよ」とか「ゆっくりね、フライ返し奥まで差し込んで」とか指示を出すだけ。まぁ、熱くなったフライパンを濡れタオルに当てて冷ましたりといったことはやりましたけど、ほとんどはウメ子ちゃん(^_^)

ケーキを全部焼いてしまうと、ウメ子ちゃんは「これはお父さんので〜、これはお母さんので〜、ウメ子ちゃんのはこれとこれとこれとこれ!」みたいな感じで、自分の分をたくさん取り込んでいました(^_^;)

生クリームはマツお母さんが電動のハンドミキサーで泡立てちゃいましたが、安かった時に買っておいた苺を切ったのはウメ子ちゃん。考えてトッピングしたのもウメ子ちゃん。

わが家はいつも、夕飯食べて、絵本読んで、お風呂って流れなのですけど、この日は特別に、お風呂と夕食の時間を入れ替えました。

ウメ子ちゃんも「今日は、おふろはいってから、ごはんにしようね〜。おとうさんと一緒に食べようね〜」と、いつもと違う日課だと認識しているようでした。

帰ってきたタケお父さんにも「今日は先にお風呂はいったんだよ。ケーキはウメ子ちゃんがつくったんだよ!!」と言っていました。

作りすぎだったみたいで、翌日に残りましたけど、ウメ子ちゃんがつくったケーキはとても美味しかったです。生地に生クリームを入れるレシピにしたのもよかったかな。冷めてもふんわりしっとりして美味しかった(^_^)

来月のウメ子ちゃんのお誕生日ケーキもホットケーキかな?なんて思いつつ…

画像2


2016年1月9日 クリスマスプレゼント

去年(先月)のクリスマスシーズン。
ウメ子ちゃん(3才11ヶ月)はなんとなく、まわりの子や大人たちとする話の中で、サンタさんからプレゼントをもらえるということをつかんだようでした。

そして、マツお母さんに「ウメ子ちゃん、サンタさんにあめもらうんだ〜」と言っていました。

マツお母さんは市販のお菓子はほとんど買わないのですが、もらう分に関してはなんでもOKにしています。飴を買うこともないので、ウメ子ちゃんが飴を食べられるのは、人からもらったときだけです。何かと、もらう機会があるんですよね。
以前は加工したりしていたこともありましたが、最近はそのまま渡しています。
歯を磨くのは日課にしっかり組み込んであるし、甘いものに対してだいぶ寛容になってきました。

ウメ子ちゃんにとって、飴玉というのは魅力的なお菓子なのだろうと思います。

クリスマスプレゼントにまつわる一連のできごとを集めました(^_^)

〜〜〜

クリスマスの数日前。


マツお母さんはウメ子ちゃんと一緒に、靴下の形の袋を色画用紙で作りました。
子育て支援センターに行ったときに、幼稚園の教室にあったのを見て、真似してみました。
ウメ子ちゃんは靴下にうそ文字の丸や線をたくさん書きながら、「サンタさん、あめくださいねってかいてあるんだよ」と言っていました。

ウメ子ちゃんはマツお母さんに「サンタさん、やさしいから、あめもってきてくれるよ」と言い、マツお母さんも「サンタさんやさしいから飴もってきてくれるね」と言いました。

マツお母さんはプレゼントが靴下の中に届くと説明しなかったのですが、枕元に置こうかと提案すると、ウメ子ちゃんは「見えるところがいい」と言って、自分で靴下型の紙袋の上に穴を空け、おもちゃ空間のついたてに紐で結びつけました。


クリスマスの前日。

冷蔵庫の前にいたタケお父さんに「サンタさん、いま、
れいぞうこの中をさがしてみてるかな?『あったあった』っていって、ウメ子ちゃんにもってきてくれるんじゃないかな?」と話していました。


クリスマスの朝。

紙でできた靴下の袋から、ラッピングされたプレゼントがのぞいていました。

ウメ子ちゃんは起きてきて、まずおじいちゃんおばあちゃんから届いたプレゼントをあけました。

プレゼントを見たあと、玄関の方を向いて「サンタさんってピンポーンっておしてくるのかな?」と言いました。

ウメ子ちゃんがなかなか気がつかないのでタケお父さんがしびれを切らして、「靴下の中を見てみたら?」と言いました。

ウメ子ちゃんは靴下をみて、「何かはいってる!」と声をあげました。
おもちゃ空間に走って行ってラッピングをあけ、「あめだーー!ピンだーー!ウメ子ちゃんがピンク好きかなぁって、ピンクのピンにしてくれたのかなぁ?」と言いました。

ウメ子ちゃんはすぐに、それぞれを袋から取り出し、ヘアピンを洗面所のヘアアクセサリー置き場に持って行き、あめをお菓子置き場に持って行き、ラッピングについていたリボンは「これだいじなんだ〜」と箱にしまい、不要となったパッケージなどをゴミ箱に捨てました。

(おしまい)

ちなみに、サンタさんからのプレゼントはべっこう飴でした。小さくて丸いのが10個くらいかな。毎日、1個ずつ食べていました。

ウメ子ちゃんは色が濃いのと薄いのとを両手にひとつずつ持って、「お母さんにもあげるね。どっちがいい?」と聞き、貴重な飴ちゃんをマツお母さんにもくれました。

なんて良い子なんだ!2倍のスピードで無くなるのに!…というのは心の声ですけど(^_^;)

あと、ラッピングをあけたあと、すぐさま各所の置き場へ的確に配置している姿は
なんだか可笑しかったです。これぞ子育ちっ子、なんでしょうか(笑)


クリスマスの翌日。


隣のマンションに住む小学1年生の女の子が、「サンタさんからもらったんだ〜」と言って、キックボードの練習をしていました。

ウメ子ちゃんはそれを見て、「ウメ子ちゃんもくっきぼーどがよかった〜」とつぶやいていました。



「子育ち」という育児方法をどんな親でも使える形で表現したいと思っています(^_^)