その青い世界、赤い冒険者が歩く時 中編 #1、冒険者、赤の世界に変えることに
千葉県に帰るとき、私は母親に一応復職することを伝えて家を出ていきました。この時の思い出でなのですが、新幹線の中で作ってもらったおにぎりとお茶を飲んだことは今でも忘れていません。逆にこの時のそれ以外のことは何も覚えていませんでした。
いつものように、いつもの手順で千葉県にある自分の寮へたどり着きました。
1年ぶりに出迎えてくれたのは寮母さんで、私は何となく「ああ、帰ってきたんだ」と感じました。寮母さんはすごく世話好きな人でしたね。私がいない間にもトイレの水を流した