見出し画像

OLD_ソリューションインタビューのゴールはどこか?(リーンスタートアップ実践記 chap.5)

前回:コンセプトについてインタビューしてみた(リーンスタートアップ実践記 chap.4)

(おさらい)
開発中のプロダクト Kickake(きっかけ)
「話してみたい」「みんなで集まりたい」と思いつつも一歩踏み出せない人のための 話しかける"きっかけ"を提供するサービス

※7月半ばくらいからつぶやき始めます。
フォローしてくださいお願いしますお願いしますお願いします。
https://twitter.com/kickakeofficial

前回は、ソリューションインタビューのデモで守るべきルール(以下引用部)を守ってなくない!!??と気づいたところで終わりました。

・デモは実現可能でなければなりません。
・デモは本物に見えなければいけません。
・デモは高速に反復する必要があります。
・デモはムダを最小化しましょう。
・デモは本物に見えるデータを使わなければいけません。

アッシュ・マウリャ(2016) 『Running Lean 実践リーンスタートアップ』(角征典 訳)オライリージャパン

はい、ということで作ってみました。
キャプチャなのでよくわからないと思いますが、リリース後に実物を使ってみてください…
(7月に特定の界隈でテスト的にリリースした後、8月くらいからこのアカウントでも発信しようかなと思っています)

Twitterでつながっているユーザーを中心に、トピックを起点にマッチングするWebアプリになっています。
(「マッチング」という言葉は何となく使いたくないのですが、わかりやすいのでこう書いておきます。異性との交流を目的としたサービスではないです)

これを使ったインタビューの一発目、
「忖度抜きで使いたいです」とのコメントが!

ありがとうございます!!!!!ピボット前のプロダクトのインタビューでターゲットセグメントのインサイトを完全に理解したつもりだったので、それが検証されたような気がして安心しました。
って横文字多いな!!!

細かな(でも重要な)仕様がまだ決まり切っていない点が気になりますが、もうプレβ版*1を始めてもいいんじゃないかとも思いました
*1 私の勝手な定義ですが、一時的に一部の極小市場でβ版を公開することです

しかし、これはリーンスタートアップを実践する取り組みです。
リーンスタートアップに従ってやっていきましょう。

結局、ソリューションインタビューはどこまでやればいいのか
実践リーンスタートアップでは以下のように記載してあります(p.119)。

・アーリーアダプターの顧客情報が特定できた。
・「絶対に必要」な課題がわかった。
・課題を解決するのに必要な最小限の機能が定義できた。
・顧客が支払ってくれる価格がわかった。
・(概算で)うまくいきそうなビジネスが構築できた。

アッシュ・マウリャ(2016) 『Running Lean 実践リーンスタートアップ』(角征典 訳)オライリージャパン

個人的に一番気になったのは「課題を解決するのに必要な最小限の機能が定義できた」の項目です
実装しながらMinimum, Minimum… と唱えながら作り続けてはいましたが、結局ターゲットセグメントのユーザーからすると何が重要で何が重要でないのか、「これだ!」と検証なしの確信で突き進んで失敗しまくった過去を思うと、もう少し見極めてもいいのかなと感じました

機能の優先順位を見極めることに集中し、次のインタビューに臨もうと思います。さて、どうなるでしょう。

つぶやき:
実践リーンスタートアップでは何度も「機能」という言葉が出てきますが、本来的には「体験」なのではとも思います。細かい点ですが、機能あるいはそれの集積が自分の行動や思考の反作用として体験をもたらし、価値を知覚してもらうことになるので、プロダクト起点で考えるのはやや危険な気がします(という感想でした)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?