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【民間文学賞】今までの活動の流れ②

前回からの続きです。
もし未読の方はこちらからお読みいただけると嬉しいです。

①文学賞の存在価値

さて、文学賞の原型が決まった訳ですが、同時にあることも決意しました。

それは
読書好きだけが勝手に満足して、終わりにしない
ということ。

既存の文学賞のアンチテーゼといった側面もあるのです。なのに、存在感もなく、自分たちの間だけでしか認知されないような文学賞だったら

通ぶった人たちが集まって「俺たち(私たち)くらいになると、○○とかよりも✕✕の方が良いと思ってるんで!」と決めたような賞になりかねない。

そうじゃない。

そんな愚痴みたいなことを、当てこすり的に世の中に伝えたい訳じゃない。伝えたいのは「目立たなくても、こんな素敵な作品があるんです!」ということなのです。

そのためには文学賞に参加しなかった人、読書に興味がない人にも影響力を発揮していくものにしていかなければいけないと、強く思いました。

だから選考のスタートはすぐに始めず、今は拡散のための努力をしています。けれど、素人の僕たちは、拡散の方法なんて分かりません。


②PRのための試行錯誤

さて小規模なイベントにしないと決めたは良いものの、どうやって? となると黙るしかないのが事実です。

とにかく思いつくことを色々しました。その中で主だったのは企業への営業活動です。協力をしてもらえないかなど、色々打診しました。

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ただ、当然ながら向こうからしたら「海の物とも山の物ともつかぬ読書好きの活動」が実際の姿です。反応が帰ってくることが稀でした。

ただそんな中でも、返事をいただける組織はいくつかあり、そんななかで「本屋大賞」を創立した方から、「一度お会いしませんか」というお言葉をいただけたのです。

詳細については、こちらのnoteに記載させていただいています。

ただ自分たちの活動において衝撃だったのは
「出版業界の中での存在感では、あまりにも小さすぎる」
というご指摘でした。

「業界の枠を飛び越えるものでないといけない」というのです。

でも、考えてみれば当たり前です。今、出版業界は不況で苦しんでいます。業界内の注目度だけで成功するなら、そんな状況になるはずがありません。出版業界の外にいる人たちを、業界に引き込む工夫をしないといけない。

そのためには、もっと注目を集めなければいけない。

出版業界の中での注目度で四苦八苦している僕たちに、それ以上の宿題を提示される結果となりました。けれど、ありがたいことに自分たちの頭を柔らかくしてもらえたとも思っています。

ただ何をするにせよ、現状の僕たちは「得体のしれない活動」になっています。活動を発信しているのも、僕の個人ツイートのみです。

まずは「活動自体」をオフィシャルなものとする。それを目的にして、今はクラウドファンディングに掲載するための準備をしています。


③今更ながらの御礼

これで、記事を書いている現在のところに追いつきました。今後はnoteにも活動報告を書いていくので、リアルタイム進行です。

書きながら改めて思ったことですが、本当に多くの人の手を借りて、このプロジェクトは進んでいます。最初のツイートの拡散から今に至るまで、全てに誰かの支援があります。

そして、これからもお借りしていくことになるでしょう。

今更ながら、皆様、本当にありがとうございます。

正直、この文学賞の創立活動が、どんな結果になるか分かりません。色々頑張った結果、誰も知らない賞に終わるかもしれないですし、ひょっとしたら本当に本屋大賞の向こうを張る賞になるかもしれません。
(私としては後者を希望します。笑)

ただ皆様のご協力があってスタートがあり、本気で取り組むと決めたことと、最初に掲げたことをぶらさないことは絶対の事実です。

正直、オフィシャルな市民権を得ている訳でもなく、進捗としては10%も進んでいないんじゃないかという活動なので、最終回みたいに大仰に御礼を言ったりはしませんが、せめて今の時点で既に心の底から感謝していることは伝えさせてください!

そして、何卒これからもご協力・ご支援をお願いできればと思います。

長文、失礼しました。
読んでいただき、そしてご支援いただき、ありがとうございます!!
引き続き、よろしくお願いします!!

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