4月に読んだ本
三部作らしい。ありがたい。
灯台から男たちが忽然と消えた実際の事件を基に展開したフィクション。事件の謎にせまる過程で狭いコミュニティでの人間関係やそれぞれの過去が見えてくる。
灯台守の生態の描写がリアルでおもしろく、気の合わないやつと勤務時期が被ったら地獄だなと思った。
河内弁の神々が粗野でゆるくてかわいい。神社に祀られている神様の出自や関係がわかっておもしろい。
「時代の記録者」と呼ばれている著者。一生懸命生きているのに這い上がれない閉塞感を感じる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?