体位別アセスメント 砕石位
砕石位における呼吸器系への影響
1) 下肢挙上・屈曲により、腹腔内臓器が押し上げられ、横隔膜運動が制限される。肺活量が15~20%減少。
2) 頭低位が加わると機能的残気量が減少し、肺血流量の増加がみられる。
3) 背側の無気肺が生じやすい。
4) 下肢を挙上・屈曲させるに伴い、腹腔内臓器が押し上げられ、腹圧が上昇し、横隔膜運動が抑制されることにより、換気量は減少する。
5) 気腹により胸郭が押し上げられると、気管分岐部の位置が少し頭側に移動することによって、片肺換気になる可能性が考えられる。
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