私が「#出版物の総額表示義務化に反対します」に反対(=「#出版物の総額表示義務化に賛成します」)する理由

書店業界の危機に関して参考になる動画がありましたので、まずはこの2つを御覧ください。

<動画概要>

・店舗数半減
・スマホがあらゆるメディアを駆逐(音楽(スポティファイ等)、テレビ(Youtube等)、動画(ネトフリ等)、そして本(Kindle等)、新聞(新聞社ツイッターやネット記事))
・出版社の主力商品たる漫画や雑誌、小説のサブスク化(ジャンプ+、ブックウォーカー、Kindle Ultimated等)や、ファッション雑誌からInstagramへのインフルエンサー移行でコミックや雑誌が奪われた。
・粗利22%の薄利多売の苦しみ(中抜が激しい)により、苦肉の策としてブックカフェや雑貨販売で利益を"本以外"で賄う。
・「ブックオフなのに本ねぇじゃん」
・書籍購買層が中高年になり書籍のモラルハザード(嫌韓をより激しくしたヘイト本や日本礼賛本だらけで肉しみ(謎)を煽る)が絶賛発生中。
(過去に私は「夢摘み」という作中に嫌韓パロディを入れたことがあるがここまでヘイトを煽るつもりはなかった)
・TVでロンハーやめちゃイケなどの若者向け番組がなくなり、医療番組・クイズ番組などの中高年向けが主力になる。
・通常ルートでは本屋は仕入れず取次(日販、トーハン等)さんが自動的に配本するシステム。
・返本される前に新しい本を送りつけることでカネが手に入る完全なる自転車操業が絶賛発生中。

・芥川賞や直木賞は「文藝春秋」などの雑誌を売るためのマッチポンプの賞レース(よしもとのM-1みたいな)に反発するための「本屋大賞」。
・ただし「本屋大賞」もあくまでも「今売れている本をより沢山売るための賞レース」。

こういう現状を踏まえれば、以下の提言が言えます。

・バーコードアプリがあり、そこから定価を検索できるようにする。
・ブックオフみたいにすべての本に対してラベル貼り付け直しを行う(消費税増税時にも同じことをやっていたし、値段の変動がしょっちゅうあるからいつもやっている)。
・帯を常駐させて帯にだけ値段書いていたら?
・「ヒカルの碁 完全版」は値付け時には別途ラベルが貼られていた。そのようにしていてもバチは当たらない。
・絶版の危機を苦慮するならば電子書籍化すれば良い。着々と過去の作品は続々と電子書籍化されている。それと同じことをすればよいだけ。
・通常ルートの配本主義で自転車操業しているから脳死で置くしか脳がなくなる。

<作家への提言>

・出版社や賞レースに期待する前に電子書籍出版が可能。
・電子書籍が盛り上がれば必然的に出版社からのお声がけがかかる可能性が増える(そのために電子じゃない出版をしないようにするのも方法)

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