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ずっとピエロを演じていた

◇NOTE◇
このマガジンを始めるきっかけ→
時系列ガン無視で綴るリアルストーリー(氏名は仮)

前半は当時の心境そのままに、
後半は当時を振り返る
そんな二部構成となっております。

INDEX→

2021.4

◇characters◇
菅田陵子(age 36) わたし 第3次ニート時代
MOTOKOさん 某ヴェーダの人

◇location◇
TOKYO

- なんとなく遠ざけていたもの


ホロスコープや手相といった、

占いという類のセッションは
何度か受けたことはあったけど、

いわゆる自分と向き会う系のセッションは
目を向けたことがなかった。




自分には関係ないもの

そんな風に思っていた。


けれど実際は、
自分を受け入れるのが怖くて
目を背けていただけなのかもしれない。


- きっかけは血液検査



先月受けた血液検査。

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結果は最悪。

ビタミンDの値が通常30を切ると、
がんリスクが高まると言われているそうだが、

大きく下回り 11.1



その他ミネラルやタンパク質不足など
いろんなことを指摘された。

ろくなもの食べていない女子高生並みの数値だね。

リストカットをするような鬱の患者さんと同じ値。
今君が笑っているのが不思議なくらいだよ。


お医者さんから出てくる矢継ぎ早の言葉が、
だんだんと耳に入ってこなくなった。




コロナのせいで運動量は減ったが、

毎日小一時間は散歩に出て、
日光を浴びていたのに。



食べ物にしたって、
暴飲暴食などここ2年ほとんどしていない。

それに食卓に出るものはほとんどオーガニック。



家族にベジタリアンがいるので、
タンパク質が少なめなのは否めないが、

外ではお肉ももちろん食べていた。



そして周りのみんなからは、
いつも元気だねと言われていたわたし。

そりゃ低気圧のときとかダウンしていることも
たまにあるけど、概ね元気。




そんなわたしが鬱一歩手前?

なにかの間違いじゃないだろうか?





「潜在意識のレベルで
栄養を吸収しないようにしているかもしれないよ。
シータヒーリングを受けてみたらどうかな?」


知人からそんな連絡が来たのだった。



- シータヒーリングとの出会い


名前は聞いたことがあったけど、
それがなんなのか全く知らなかった。

シータヒーリング (ThetaHealing) は、ヴァイアナ・スタイバルが1994年に創始したセルフヘルプ手法で、人々が健康、富、愛情における目標の達成を妨げている潜在意識に変化を起こす手助けをします。
Wikipedia より



昔から深く考えるのが苦手だった。
自分と向き合うことから逃げていた。

だってその方が楽でしょ?



世間の常識から逸脱していなてければ、
親の言うことを聞いていれば、

狭い狭い世界で生きてきた。



そうしたツケが、
今、回ってきているのかもしれない。

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あなたが向き合わなかった問題は、
いずれ運命として出会うことになる。


偶然なのか、必然なのか、

時を同じくして、うのたまごさんからも
ユングの言葉を伝えてもらっていた。




今がその時なのかもしれない。


そうしてわたしは、
MOTOKOさんの元を訪れることなった。


- 自分の知らなかった一面



簡単な聞き取りから始まり、
わたしの体をスキャンしていくMOTOKOさん。

一体彼女には何が視えているのだろうか。




「食べることとは愛を吸収する行為。

けど綾子ちゃんの場合、
胆汁が過剰に出て、食べ物を攻撃してしまって…

思考が愛を受け取ろうとしていないよ。」




確かにそうかもしれない。

ここ最近の食事は、
ただカロリーを摂取するのが目的となっていた。



目一杯遊んで、あーおなか減ったねー!

という感覚を、
わたしはもう長い間忘れていた気がする。

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「相手に気を遣って、無理に喋っていたんだよ。

時には自分をネタにしてピエロになったりして。
それは過去生から来ている部分もあるんだけど。

あなたは本来、静かな人だよ。」




そんな自覚は1mmもなかった。

ワイワイと話すのは、
自分の性格だと思い込んでいたのだ。



「作り笑顔を始めたのが大体7歳頃みたい。
 このときの出来事ってなにか覚えている?」


わたしは首を横に振った。
子供の頃の記憶というものがほとんどないのだ。




リアクションを大きめにしたり、
楽しそうにしたり、

物心ついた頃にはそうなっていた。


決して剥がれることのない仮面を、
かれこれ30年以上かぶり続けていたのか。




セッションを通じてMOTOKOさんは、

生きる上での障害になりそうな意識を、
パチンパチンと断ち切ってくれた。


Now

- わたしが考える、栄養を吸収できないワケ



3年くらい前に、インドネシアで体調を崩し
体重が落ちてからと言うもの、


なんとなくその体重を維持するようになった。




動きやすい体重である
ということもその理由の一つであるが、

太っている自分はダメだ
という意識が実は昔から根深くあって。



せっかく苦労せずに落ちた体重。

もう元に戻したくないと、
体が吸収するのを拒否し始めたのではないだろうか?

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ここ2週間ほど、体重計にのるのをやめたり、
〇〇時以降食べるの禁止というルールを破ったり、

(この間は晩ご飯後にスナックも食べたw)



とりあえず自分のしたいようにやってみると、

ちゃんとお腹が空くようになってきた。



カラダって正直なんだなぁ。


- MOTOKOさんに教えてもらった、わたしが周りの空気を読んでしまうワケ


どうもわたしのまわりには、
お世話をしてくれる人が寄ってきてくれるらしい。

そういうこともあり、
パワーバランスにおいては下に入り込むことが多い。


自分に感情の自由を持たせない代わりに、
相手からお金や安定を得ていたのだと。

そしてそこにあるのが愛だと思っていたようだ。





耳が痛いというかまさにその通り。


だから今まで自立や冒険をせずに、
のうのうと暮らしてきた。

けれどどこかで閉塞感も感じていた。


- 仮面の下にあるもの

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30年以上かぶり続けてきた仮面。
わたしの皮膚にどれだけ侵食しているのか。

剥がすのには痛みを伴うかもしれない。




けれど、自分に向き合うと決めた。

本来の自分で生きていくタイミングがやってきた、
ということではないだろうか。











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