そして誰もいなくなった~残るのはキワモノばかりなり~
◇NOTE◇
このマガジンを始めるきっかけ→★
時系列ガン無視で綴るリアルストーリー(氏名は仮)
前半は当時の心境そのままに、
後半は当時を振り返る
そんな二部構成となっております。
2009.6/2010.5/2015.5/2015.8
◇characters◇
菅田陵子(age 24-30) わたし 人事課→病院経理課 (2009-2015)
渡真利さん(age 22) 同期 人事課 (2009)
上川課長(age?) たぬき 人事課課長→病院人事課課長 (2010)
清原係長(age?) 上司 人事課係長→病院総務課係長(2010)
山田さん(age34) 先輩 病院経理課係長(2015)
◇location◇
大学 / 病院
- case:1 気づいたらいなくなっていた同期
(直近のエピソード)
最初にして最大の危機であったExcelを習得し、
初めての決算をなんとか乗り切った。
怒涛の三ヶ月だった。
作っても作っても終わらない提出資料。
そしてデータが重すぎて何度も強制終了
→再作成の繰り返し。
何度も白目を剥いたが、
その度に清原係長が飲みに連れて行ってくれた。
ここに連れてきて貰ってからというもの、
すっかりビール党になってしまった。笑
で、落ち着いてからふと気づいた。
同じ課の他部署の同期・渡真利さんが
いなくなっていたのだ。
彼女の上司曰く、
慣れない仕事で体調を崩したとのこと。
おかしい。
彼女は優しい先輩に、
つきっきりで丁寧に教えてもらっていたはずなのに…
- case:2 異動したら潰れた元上司
前任者がいなくて不安しかなかった辛い1年目を
笑顔で支えてくれた清原係長が、
病院の方へ異動することになった。
たぬき(上川課長)が病院へ異動する際に、
引き抜かれてしまったのだ。
権力者がお気に入りを連れて行くのは、
公務員の世界ではよくある話。
大学と病院は少し離れてはいるが、
たまには飲みに行こうと言ってくれていた清原係長。
内示の日、例のお店(↑)で部署のみんなと
しっぽり飲んでいたら、泣いてもーた。
そんな係長が病院へ行って3ヶ月。
出勤してこなくなったらしい。
病院では訴訟関係の担当となったが、
大学でのんびり20年働いていた係長にとっては、
ギャップがありすぎたのだ。
- case:3 まさかの2回目の休職となった美人すぎる先輩
1期上の山田先輩は大学で働いているときに
人間関係でうまくいかず、休職してしまった。
病院へ異動してからは、
元気になられて本当によかった。
先輩曰く、
病院職員の方がいい意味でドライなのだそうだ。
わたしも4年目にして病院へ異動となったが、
大学よりも忙しくてグチグチやり合っている暇はない。
そんな山田先輩が、
係長の昇任試験を受け見事パス!
病院の仲良し女子会でお祝いを。
だが、このときわたしは一抹の不安を抱いていた。
先輩は前職で忙しすぎて体調を壊したと
聞いたことがあるのだ。
係長になってから数ヶ月。
わたしの不安は見事的中してしまった…
- case:4 and Me
楽なイメージが強かった大学職員。
なのになぜこんなにも、
みんな心身を病んでいくのだろうか。
この5年間ずっと不思議でならなかった。
だけど、6年目にして、
わたしもついにこの職場を去ることとなる…
Now
- 甘い蜜を吸いにくる輩たち
(わたしが勤めていた大学に限ったことなのか、
大学職員全般に言えることなのかは分からない
という前置きをさせて欲しい)
大学職員の仕事=楽&安定&お堅い
この方程式は、
一般企業には弾かれたが、頭だけは妙にいい
という厄介な者たちを吸い寄せるパワーがある。
(書いていて悲しくなったが、
何を隠そうわたしもその一味だった)
わたしはこんなところで働けるか!
とちゃぶ台をひっくり返して辞めた口だが、
多くの人は休職を選ぶ。
就職試験の倍率が高いので、
みんな簡単には手放さないのだ。
彼・彼女らが、そうまでして働きたい理由は
一体何なのか、それは未だに分からない。
- 心から大学のために働きたい人はどのくらいいるのだろう
大学職員の中に、学生のために働きたい!
という思いを抱いた職員は一体何人いるのだろうか?
わたしのように不純な?動機の者の方が
多いのではないだろうか?(超個人的見解)
だから一癖も二癖もある職員ばかり増えてしまい、
人間関係のトラブルが後を絶たないのだろう。
ヤバいやつの筆頭👇(抹殺されませんように…)
- 仕事をする上で大切なこと
もちろん、何をするかは大切である。
けれどそれと同じくらい、
いやそれ以上に人間関係はもっと大切だと思う。
仕事が辛くても、
人間関係が盤石なら頑張れる。
けれど、いくら仕事が楽だとはいえ、
人間関係がボロボロではどうだろうか?
起きている間の大半を過ごすのに、
きっと苦痛でしかないだろう。
(いくらリモートが増えているからとは言え。)
これからの時代、誰とするかが、一番のkeyになっていくに違いない🔑
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