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前途多難な異動

◇NOTE◇
このマガジンを始めるきっかけ→
時系列ガン無視で綴るリアルストーリー(氏名は仮)

前半は当時の心境そのままに、
後半は当時を振り返る
そんな二部構成となっております。

2013.5-7

characters
菅田陵子(age 28) わたし 人事課→病院経理課
辻田係長(age 35) 骨折係長  病院経理課
下井さん(age 55?) おばちゃん 病院経理課

location
大学 /   病院

- わたしが異動届を出した理由


2012年にやってきた新しいスタッフと、
上手くコミュニケーションを取れなくて、

この1年ちょっとずっと悩んでいた。



業務自体は慣れたもので、
大変なことは一つもなかったけれど、

新しいスタッフに振り回され続け、
もう精神的に参っていた。



去年のFB。



そこから異動願を出し続け、

ようやく今年の定期異動(6月)に乗ることができた。






- 異動先は今の部署と真反対のところ


わたしの移動先は病院の経理課と告げられた。

大学の緩い環境に慣れ切っていたわたしは、
少し不安だった。


病院は、
あのとっても元気だった清原係長を潰したところだ。

身構えるのも無理はない。


反対に、病院の方が合っていた人もいる。
1期上の山田先輩だ。




彼女から、
事前に内部情報を教えてもらった。


「菅田さんが引き継ぎ受けるのは、
 下井さんだと思う。

 ちょっと怖いおばさん…w

 けど直属の上司は辻田係長だから、
 菅田さんもよく知ってるし、きっと大丈夫だよ!」




病院でわたしの上司となるのは、
4月まで大学の経理課にいた辻田係長。


(某堂島さんに噛みつかれていた一人。笑)


彼も病院へ異動しても、
元気でやっている人間の一人だ。


大学にいたときに、よくやりとりをしていたので、
上司に関しては全く不安は無い。




問題は…

怖いおばちゃんか、、、


ちょっと、いやかなり不安だなーーー



- 辻田係長、宙を舞う



異動まであと3日と差し迫った頃、
1本の連絡が入った。


『辻田係長が…
 酔っ払ってEASTの階段から落ちて…

 全治1ヶ月で入院だって…』



どうやら異動前の送別会で、
ハメを外してしまったらしい。


BAR EASTは、
階段が細くて急なため、
酔っ払いには危ないことで有名な店だ。


辻田係長は仕事もできるし、
人柄も穏やかで言うことなしなんだけど、

お酒に呑まれやすいのが珠に傷だ。

(人のことは言えないんだけどさ。笑)




こうしてわたしは、
直属の上司がいないまま、

初めての異動の日を迎えることととなる…



Now

- 異動情報 = 国家機密!?



人事情報というのは、
何でみんな大好きなのだろう?



某半●直樹の銀行ドラマにも、
そんな描写があったので、

まぁこれは公務員に限ったことではないだろう。




当時人事課にいたわたし。


内々示の(先に当人の上司に伝えられる)時点で
すでに異動情報が分かっていたのだが、

漏らすことは厳禁。



この時ばかりは、
課外の人とは飲みにいくことは憚られた。

(ほんと国家機密かよw)




内示の日、部長室へ呼ばれた人に聴取して、
独自に人事情報を作り上げる暇人もいたほどだ。

(山田先輩はどちらかというと、この部類)




内示の日と人事情報がオープンになる日に
タイムラグがあるので、

しばしの間、
飲み会での会話で優位に立ちたいのだろう。



ほんとしょーもない。。


- お酒でハメを外してしまう人々



公務員は普段から人に見られることが多い。

その抑圧されている分、
ハメを外す人が多いような気がする。



大学職員になる前も公務員だったけど、

倫理?の研修をことあるごとに受けさせられるわ、
保険証なくしただけで×が付くわ、

とかなりシビアな職場だった。



公務員は犯罪に巻き込まれたら、
確実に報道されますからね。

(被害者でも加害者でも)


- 実はみんなやらかす系




一ヶ月の入院で、その後復帰するもリハビリ続き。

このサイボーグ感に、
みんなにいじられまくるツージー。



そしてたぬきこと上川部長もある時腕を骨折し、
あるときベイマックスみたいな格好で出勤してきた。

(写真を鬼探したけど出てこず…悔しいw)



何を隠そう、わたしもここではだいぶやらかしてきた。
もう、何度も何度も。


(一番やばいエピソードは別記事にて書く予定ですw)

- お酒に求めてしまうのは現状に満足していないから


歳のせいもあるかもしれないが、
お酒の量が確実に減ってきた今日この頃。


昔働いていた頃は、あのお酒の高揚感、
一種の麻薬のような感覚がないとやっていけなかった。

言いたいことも、
お酒の力を借りないと言えなかった。




お酒に頼ってしまうのは、
自分自身を信じられていないから。

だから自分以外のものに、すがってしまう。

お酒は嗜むくらいが丁度良い。

わたしもそろそろ、
大人になってきたということでしょうか。

最近はもっぱら日本酒を少々嗜んでおりますよ。

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