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好きなことは単語化される

好きなことって何ですか?


好きなこと…、何かあるか…、うーん……。
そう聞かれたときにぱっと答えられない自分がいました。


普通に考えたら一つや二つくらい出てくると思うのですが、この時は中々出てこなかったんです。

後々考えてみると「好きなことに対して何か間違った考えを持つようになったのではないか…。」そう思ったのです。


そこには何かの「勘違い」があるのでは…、と…。



ということで、好きなことがないに対する勘違い、今回は

「好きなことは単語化される」


について考えてみたいと思います。


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好きなことに対する回答に読書、映画鑑賞、ゲーム、音楽鑑賞、はたまた、芸能やスポーツなどの名称、チーム名、他にもアウトドアやインドア系の名称、イベントものや学びなどの名称、場合によっては人名など、具体例を挙げれば枚挙にいとまがありません。


ここで気が付くことは、好きは全て単語で言えてしまうことです。

単語で答える人多いですよね…。

単語である理由ってなんでしょう…?


頭の中に「過去の経験」が思い浮かんできます。


例えば、履歴書。

趣味や嗜好の欄があり、この欄が小さければ端的に書く必要があります。
(私はもう十数年履歴書書いていませんので今はフォーマット変わってるかもしれませんが…)


例えば自己紹介。

自己紹介ってあまり長々と話すイメージってありません。時には短めでお願いします。なんて言われることもあります。


短く答える…。

そんな機会を多々経験するから、その返答には短く答えるという認識を持つようになったのではないか。強いては単語で答えるものと考えるようになったのではないか。そう思ったわけです。
(あくまでも私の主観です)


そこで、単語化に囚われずに具体例を考えてみました。


例えば、読書。

電車の中で読む読書が好き。図書館など静けさの中で読む読書が好き。反対に雑多の中で読むことが好きとも答えられそうです。


もっと言えば、「吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれた…」のこの一文が好きだ!でも良いんですよね。


好きはもっと広く限定的でもいい。

そんな答えに行きつきます。


この視点に気が付けば、何も読書に限らず、あらゆるジャンルにおいて好きなことは無尽蔵にあふれ出てくるでしょう。



私は、仕事の休憩時間に漫画を読んだりします。
(フリーランスの身ゆえ、休憩は自由)


これ自体も好きと認識して良さそうですが、当たり前にとる行動過ぎて好きとは違う習慣的なもののように捉えていました。


これを広く限定的に考えてみると…。

仕事終わりや合間に読む特定の週刊漫画が好き

※ここでは敢えて漫画のタイトルは出しません


おぉ、なんだかグッと好きさが増した答えになりました。

他にも考えてみたいと思います。

特定のサイエンス系動画配信をボーっと眺めながら見るのが好き。

晴れの日の夕方、カメラぶら下げて広い空の下散歩するのが好き。

その日の出来事を思い浮かべながら5年日記に記すのが好き。


こうやって書いてみると、文章化した方がより好きさが自分に近づいているといいますか、単語化された言葉よりも、好き具合が近い感じがします。


ただ…、よくよく考えてみれば上記例も単語化できる…。
(結局そこに戻るのかい!)


実際に書いてみると、

週刊漫画、サイエンス系動画視聴、写真散歩、5年日記。


うん。やっぱり単語化でも行ける!
(おーい…)


しかし、今回の記事を通して、好きなことを見つけるには「自分自身の行動を文字でトレースする」つまり、楽しい時間や楽しみな時間を具体的に文章化することで好きなことは見つけやすくなるってことに気がつきました。


「好きなことがない」に対する勘違い、単語化編。

好きなことを見つけるためには、

やるべきことの合間でやっていることを文章化すること。



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