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映画備忘録vol.9 『終わってみると爽快だった』

期せずして観終わった後に、ちょっと爽快かも、と思ってしまった映画。
というのは、グレイテストショーマンのように、拍手贈るような爽快感、とは異なり、だけど、うんうん、とうなずく心地よい、程よい爽快感をくれるので、力入りすぎず、でもなんだかとても納得してしまう。
そうだなぁ、水曜日の夜あたりに観るのにオススメかも。

『カンパニーマン』
監督:ジョン・ウェルス
主演:ベン・アフレック、ケヴィン・コスナー、トミーリー・ジョーンズ
プライドの塊。
プライドは人に向けるものではなく、自分自身に向けられるもの。
それをはき違えていることに、人はなかなか気付かない。
他人事に思えることでも、実は自分が気付いてないだけで、案外あるものだったりする。
これまで、自分しか見えていなかった主人公が、周りを見渡すことで、ちっぽけな自分のプライドに気付き、本当に大切なものを見つけていく。
これはひとつのサクセスストーリーだと感じる。
生活変えることや、あたり前を変えるのって勇気がいる。
だから半強制的に変えられることも、もしかしたら必要なのかも。
観終わった後の爽快感がたまらない映画。

『百円の恋』
監督:武正晴
主演:安藤サクラ、新井浩文、稲川実代子
まず、タイトルの入り方が好き。
物事ってやっぱりシンプルなんだよな。
きっかけなんてなんでも良くて、夢中になることとか、なる時とかって、ある時突然やってきたりするもの。
やはり邦画って、テンポと間だな。
リズム感を感じる。
風邪の時に肉の塊って、、、
狙い通りに突っ込みたくなる。
すでにその世界観に引き込まれている証拠。
とにかく、安藤さくらの演技がたまらない。
ひどすぎるし、ちょっとかわいいし、そしてかっこ良すぎる。
すごいわ。
恋の力?
いや、そうじゃない。
一途な心は何にも負けない強さがある。
緩急の絶妙な匙加減が、たまらなく魅力的な映画。

そう!明日水曜じゃん!ってことで
いかがでしょう??



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