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映画備忘録vol.5 『お洒落なLoveStory』

最近は夜ご飯を食べて片付けしたら、一人部屋に篭って映画を見始めるのが日課になりつつある。
仕事でパンパンの時は睡眠優先だから、これはこれできっと貴重な時間。
好きな映画はありすぎて絞れない。
その時の気分でも好きの定義は変わる。

Love storyはLove storyだ、と思って観始める映画はあまりない。
タイタニックとか、メグライアンには当時はハマったけど(←いつの話だ)

『アメリ』
流行った当時は観なかったのだけど(きっとその頃は子育てに没頭して映画まで観る心の余裕がなかった気がする)、ふとこの間見た雑誌にインパクトあるアメリの写真を見つけ、観たくなった。
ともするとちょっとめんどくさいかも知れないアメリの屈託のなさに、どこか共感したり、勝手に許してあげたくなったり。
インテリアとかファッションとか、「ちょっと待って、写真撮りたい」って言いたくなるシーンが散りばめられてていてもたってもいられなくなる。
だけど、観終わった時、「あ、Lovestoryだったんだ」って気付くくらいの主題の置きどころがたまらなく好きな映画。

『ショコラ』
ジョニーデップの映画でシザーハンズと同じくらい好きな映画。
風に乗って生きるヴィアンヌと、同じように海の潮に乗って生きるルー。
二人の生き方に引き込まれる。こうありたい、を目の当たりにした時の人の心理というものは、なかなかの興奮状態。
自由な自分と自由を背負う覚悟と意志と責任感。
カッコいいの全部がある。
壊れているドアを直してくれる。
これはわかりやすいけど、騙されないと思っても、私は弱い。
多分、現実の私は自分で直しちゃうタイプだから。
チョコが好き。もともと好き、だけど、この映画を見るとチョコ好きに拍車がかかる。2月ごろに見るのはおすすめしない。
ヴィアンヌ役のジュリエット・ビノシュの頬が丸くなる笑顔がとても好き。

『マイブルーベリーナイツ』
まず、ノラジョーンズの歌が好き。
そしてジュードロウに弱い。
その時点で私の中での評価が底上げされてる。
自分と向き合うって大切なことだけど、自分を変えることが大切なこととは限らない。旅に出て、人を見て、自分を知る。
一度自分を自分の外側に出さないと見えないものがある。
自分の中にあると一定方向からしか見えないところもあるから。
360度回して自分を見れたら、常識の全部とかひっくり返っちゃうかもな。
映画のタイトルの写真のキスはこれを観たカップルは絶対してると思う。

この3本は私の中では共通項があり、なんだろうなあ、独特の世界観をどれにも感じる。クスッと笑ったり、大袈裟な反応をしなくていいところとか、観終わった瞬間にもう一度観たくなるところとか。壮大なのはそこに転がっている日常だ、って思わせてくれる、大好きな3本です。

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