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牛久市のバス

 現職の引退に伴う牛久市長選挙が始まりました。牛久市長選挙に立候補したのは届け出順に、元茨城県議会議員の沼田和利氏(自民・公明)、翻訳業の坂野美紗子氏(維新)、元内閣官房参事官補佐の横田清泰氏、元茨城県職員の赤須理世自氏の4人。NHKのニュースサイトによると「選挙戦では、子育て支援の強化や教育環境の改善のほか、市中心部のテナントビルの有効活用を通じた地域活性化策などについて論戦が交わされる見通し」となっていた。
 そんな牛久市でふと気になったのがバスの本数の少なさだ。牛久市中央にあるバス停では平日に1時間に1本程度で日曜日は運休。普段からその場所で生活しているわけではないので、このバスの本数で不便かどうか判断できないが、これから高齢化が進み免許を返納した高齢者の足となる公共交通は重要になることは間違いない。
 そこで今回の牛久市長選の候補者の政策で、公共交通に関係しているところだけ抜き出して比較してみた。

まずは沼田候補
・医療、福祉として
「通院の交通確保対策、妊婦タクシー券発行」
・まちづくりとして
「新興住宅地域と農業農村地域の活発な交流を可能 とする交通インフラの整備を進める」

次に坂野候補
・福祉として
「うしタクのワンコイン化」

次は横田候補
・医療、介護、福祉として
「かっぱ号の高齢者無償化、うしタクの近隣自治体への乗り入れ拡大」
・インフラ整備として
「道路空間を活用したBRTの導入、AIを活用した自動運転バスの実用化の推進」

 赤須候補はホームページやパンフレットを見つけることができませんでした。見つけ次第書き加えます。
 
 パンフレットやホームページで上に記載されている方が重要だと考えると3候補とも公共交通政策は福祉の点から捉えているので高齢化社会に対する備えの意識があるのだろう。沼田候補、横田候補はまちづくりやインフラ整備でもしっかりと公共交通に触れているのは政治や行政に携わってきたからこそなのだろうか。坂野候補はそれらしい文言が見られなかった。公共交通だけで市長候補を選ぶわけではないが今月10日に投票が行われる選挙で誰が当選するか、そしてその後あのバス停付近の公共交通の利便性はどのように変わっていくのか注目して見てみたい。
 余談ですが牛久市内を走るバスは20年以上前の車両が多く新しい車両はあまり見かけないそうです。

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