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年金 どうせ貰えない・・・んでしょうか?

大阪市中央区の社会保険労務士⚖️マチネ社労士事務所の上田麻美です⚖️


社労士になってからもの凄く違和感を感じる

「年金なんて払ってもどうせもらえないんでしょ?」

と言う言葉。


「どうせ貰えない」はどういう意味なんでしょうか。


・大した額貰えないんでしょう?

なのか

・全く貰えない

・年金制度そのものが破綻して、払っているけどいつか「年金は無くします!」 老後のことは自分でなんとかしてね♪

って日がくると思っているのか?


どういうことなんだろうなと疑問に感じていました。


年金は、もちろん年金保険料を納めていなければ(未納なら)、もらえません。

でも支給要件を満たす保険料を納めていれば、必ず貰えます

自分が年金支給年齢に該当するまでに、年金制度が破綻し、年金そのものがなくなってしまう。と言うこともありえないです。

(そんな事をしたら、国民の国に対する信頼が失墜し、政府は機能しません。そのため国は何が何でも年金を確保するはずです)


では、年金を納めたところで、自分の満足できる額の年金が支給されないんだったら、積極的に保険料を納めずに、自分で貯金した方がいいじゃないか! と思われる方もいらっしゃると思うのですが、ちょっと待ってください。

年金の財源の半分は、国庫が負担しています。

財源は半分が、保険料・半分が税金 です。

その半分の保険料が未収になれば、半分の税金から補うしかありません。

税金は、問答無用で徴収されますね。

税金として、年金財源の半分以上を補うように徴収されるけど、保険料を納めていないばっかりに、年金は1円も支給されない。


損していると思いませんか?

年金保険料さえ納めていれば、自分の納めた保険料の分も国庫負担分も受け取ることができます。


年金は収めておいて損はない。と思います。

また、公的年金制度を上回るような「年金制度」はありません。

障害になった時に障害年金が出たり、死亡した後に家族に遺族年金が支払われるような手厚い年金制度は他にはないと思います。


年金はどうせ貰えない。ものではなく、要件を満たしていれば必ず貰えるものですので、若いうちからコツコツと収めてください。

損はしません。



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