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大阪市中央区の社会保険労務士⚖️マチネ社労士事務所の上田麻美です⚖️


積読解消プロジェクト遂行中なので、年内はもう本は買わないぞ!っと決めていましたが、実は新しい本を何冊か買ってしまいました。


その中の1冊のお話です。


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社労士の試験には、お金のことは出てきません。

ですがお仕事をしていると必ず出てくる「お金」の話。


ヒトに関するトラブルや課題を突き詰めて行くと必ずお金の話になります。

また、お金の話を突き詰めると、最終的には「ヒト」に行き着きます。



会社がなんのために存在しているのか?考えたことはありますか?


私は、会社の存在意義は

「永遠に存在し続けること」にあると思います。


会社が(個人事業でも)一番避けなければいけない事態は「倒産(廃業)」です。


では、倒産を避けるために必要なのは? お金 です。


だから、事業を営む以上は、お金を稼ぐ必要があります。


そのお金を稼いでくるのは一体なんでしょうか?

商品や、技術、会社の魅力もあるでしょうが、やはり「ヒト」かなと思います。



社長さんに「迷ったら従業員さんが幸せになる方法を考えましょう」と言っていましたが、従業員さんの幸せだけを追求していて会社が倒産してしまえば結局不幸にしてしまうな。と気づいた時に、お金とヒトのバランスを取ることの難しさを痛感しました。


当然、法律は法律ですから、給与はきちんと支給する必要があります。

法定外残業になれば、割増賃金もきっちり払わないといけません。


勤務社労士だった頃には、

「それは残業ですね。割増賃金が未払いなんで払ってください!お金は都合つけてください」

と言っていた事がありましたが、社長さんを追い詰める発言だったなと今は反省しています。


仮に未払いの残業代があれば、法律上は5年分(現行は猶予措置があり3年分)を遡って払う必要があります。また、労基署の是正勧告を受けてしまえば、「払わなくていい」方法はありません。

退職された従業員さんから、代理人弁護士を通じて在職中の勤務期間の未払い残業代を請求する通知書が届く場合もあります。

その場合も払わなくていい方法はあまりありません。(事実に基づかない場合は除きます)


だとすれば、会社ができる対策は出来るだけ未払いにならないために、きっちり労働時間に応じた給与を毎月支払うことが大切になります。


そんな時、もし自分が経営に関するお金の知識があれば、顧問先様の心の負担やお金に関するお悩みにも理解が深まるのかなと思い、最近「決算書」の読み方を勉強し始めました。

むずかし過ぎて、なかなか理解できませんが・・、ちょっとずつ周りの方にも教えていただきながら、前に進んでいる感じがとても楽しいです。


「言うは易し、行うは難し」まさしくやな!って思いますが、出来るだけ事業主さんを1人で悩ませたくないと思っています。

そのためには他の人より3倍速くらいで成長しないと間に合わないです。

もしかしたら、社労士の受験勉強をしていた頃よりも勉強しているかもしれません(笑)









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