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年の瀬は暇

2024.12.31(火)

退職祝いにもらった花が枯れているみたいだ。玄関から熟しすぎた果実のような、甘く饐えた匂いがする。花の様子をみに行くと、ところどころ黒ずんでいて、少しではあるが花びらが散っていたのでやむなく捨てることに。今まで花を飾る習慣はなかったのだが、やはり花のある生活はいいものだ。これを機にきちんとした花瓶を買おうと決めた。

あまりにも暇なので、彼女と駅前のショッピングモールに行く。年末も本屋は相変わらず混んでいた。「紙の本は売れない」なんて嘘じゃないかと言いたくなるほどの盛況ぶり。年末年始に読む本を探しているであろう人の姿は、グッとくるものがある。ここにいるみんながぴったりの本と出会えますように。

本屋を2軒ハシゴしてから(金欠なので何も買わず)、大戸屋でお昼ごはん。いわしフライ定食を食べたのだが、年のせいかしっかりと胃もたれしてしまった。

帰宅後も、なんとなく体調が悪い。胃の不快感に加えて、頭痛もひどい。ズモモモと負のオーラを撒き散らしながら、夜ごはんにカブとサツマイモのグリルと白菜の味噌汁をつくる。食べたら体調が少しよくなった気がした。

夜はベッドに寝転がりながら紅白歌合戦をみる。案の定、あまり集中できずスマホをいじってしまう。途中でTVを消して、私も彼女もスマホでネットサーフィンやらゲームやらSNS徘徊やらに没頭する。そんなこんなで年が明け、彼女と新年の挨拶を交わしてすぐに眠った。





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