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2023年9月16日(土)@サバイバルゲームフィールドTRENCH

ひっつき虫の聖地・トレンチ

9月は、研究者にとって「科研費」の時期である。

私はすでにいくつか科研費を持っているのだが、その1つが今年度が最終年度である。
一度採択されると、3年~5年はその科研費が使えるので申請の必要はないのだが、今年度は私にとっては申請の年である。
詳しくは採択が決まったら記事にするかもしれないが、その書類がとにかく重い。
不採択になるともちろん研究費がもらえないので、先日記事にしたような海外出張が行きづらくなる。

なんとしても当てたい。

練りに練って書き上げた自信作ではあるが、ライバルも強い。どうなるやら。
(ちなみに採択率は、科研費の種類にも依るが、20%前後だろうか。)
結果は、2月下旬にわかる。

その重い重い科研費の書類を15日に書き上げ、16日土曜はサバゲーである。
今回参加するフィールドは、

サバイバルゲームフィールドTRENCH
https://sgf-trench.wixsite.com/trench

に決定。人数が集まっているフィールドがここしかなかったからである。
全部で51人。関西の定例会でこの人数が集まるフィールドは、正直少ない。
そして、なぜか日曜日に人数が多くなりがちで、土曜日は人数が少ない傾向にある。
集まっただけでもありがたいということで、今年2回目のトレンチ。
(前回の記事は下記を参照されたい。)


4カ月ぶりのトレンチであるが、ところどころブッシュが伐採された形跡があり、通っていなかった射線が通ったり、視界が広がったりしていた。

ビフォー(2023/5/21)
アフター(2023/9/16)

上記の2枚の写真は、同じN7コンテナの付近の写真。撮影している角度は違うが、明らかに周りのブッシュが伐採されている。

気を引き締めていきたい。

ところで、やはり、トレンチはひっつき虫の聖地である。

あるゲームの終了後。そんなくっつかんでも。
「ウェットティッシュで拭くと取れる」というgoogle情報だが、もうそんなレベルじゃない。
ラチがあかない。洗濯してもとれないどころか、むしろとりづらくなった気もする。

この日も、約34度まで気温があがったが、サバゲーの楽しさには代えられない。

いつもの仲間3人と参加。
今回は、とにかく「連携」を意識してフラッグゲットに挑むことにした。
サバゲーは、1人では勝てない。3人のチームで密に連携をとりながら、さらなる高みを目指す。

準備は万端。いざ、第1ゲームへ。

今回は、黄色チーム。

午前中のフラッグ戦は・・・

取りやすい、ということを何度も書いてきたし、今でもそう思っている。
ただ、結論から言うと、この日は午前中にフラッグを取ることが出来なかった。
今回は、両チームとも連携がとれる強者グループが多かったような印象である。

第1ゲーム。フラッグ戦。セミオート限定。
前回同様、小屋側を徹底的に攻めることにした。
表は奥スタート、裏は手前スタート。

フィールドマップ

表ゲーム。スタートダッシュで小屋約20メートル手前のブッシュに潜み、奥側の小屋入口から出てくる敵を3,4人倒した。
味方も周りに何人かいる。連携を取りながら少しずつ相手を削っていき、小屋に突入するタイミングを見計らっていたその時、早々に相手フラッグの音が聞こえてきた。
速い。中央か塹壕側を早々に突破した味方グループがいたのだろう。
そうなれば、自分たちもタイミングを見計らう必要もないと思い、仲間にも連絡し、小屋に突入。
すると、小屋目の前のブッシュに潜む敵にやられてしまった。

このゲーム、黄色チームの勝利。

裏ゲーム。小屋を出てすぐのブッシュに潜んでいると、目の前10数メートルの敵に気付けず、やられる。
ブッシュ等に潜んだ際の観察眼。サバゲーで最も重要なスキルの1つであろう。
いかに敵にばれず、いかに先に敵を見つけ出すか。
射撃スキルがなくても、バレずに先に敵を見つけ出せさえすれば、こちらが倒せる可能性が格段に高くなる。

第2ゲーム。フラッグ戦。フルオートOK。
やはり、表も裏も同じような場所でやられる。

表でも裏でも、青丸あたりの攻防が難しい。
この日はずっと、この青丸あたりのブッシュがなかなか抜けられなかった。

午前中はいいとこ無しであった。
ただ、今回のテーマは「3人の連携」。その点では、収穫もあった。
どこにいても交信しながら常に周りの状況を把握しつつ、自分の周りの状況も仲間・味方に伝える。
いつもの仲間のみならず、初対面の味方とも連携を取り、面で押し上げる。
午前中はそれがうまく自分たちのフラッグゲットにはつながらなかったが、自分たちのおかげで小屋側の敵を引き付けることができたかもしれない、と考えることが出来なくもない。

ちなみに午前中は、赤2勝の黄2勝。どのゲームも奥スタートがフラッグを取っている。
いずれにせよ、チーム力は均衡しているということだろう。

午後の攻防戦。仲間の銃が故障も、フラッグゲット。

トレンチの午後は攻防戦と決まっているようで、この日も午後の2ゲームは攻防戦であった。
防衛側は、赤いラインより手前側の好きな場所からスタートし、2つのフラッグのどちらかを守りきれば勝ち。
攻撃側は、岩の裏からスタートし、フラッグを両方ゲットできれば勝ち。
防衛側は復活なし。攻撃側は1回復活あり。セミオート限定。

攻防戦のスタート位置・防衛エリアとフラッグの位置。

前回とはフラッグの位置が微妙に違う。
奥のフラッグをいかにして取れるかであろう。

表ゲーム。攻撃側。相変わらずの小屋側一辺倒。
小屋手前のブッシュに入り、仲間と一緒に相手を少しずつ削る。

とそのとき、仲間の1人から「銃が撃てんくなった」と無線が入る。
まじか。
けど前回私も、銃なしでフラッグゲットに貢献できた。
今度は逆にこの仲間を活かしてフラッグにアプローチすれば良い。
そのような打ち合わせはしなかったが、おそらくそのような意識が共有出来ており、その後のフラッグアプローチにつながっていく。

小屋付近の敵としばらく交戦し、小屋から撃たれる様子がなくなった。
どうやら小屋の中には敵はもういなさそう。
仲間との連携の中でも、小屋にはもう敵はいないと判断。私がそっと小屋に近づくことにした。
(こういうときに最初に突っ込んでいくのが私の役割である。)

攻防戦で我々がとったルート。小屋20,30m手前のブッシュでいったん潜んで仲間と一緒に敵をある程度削った後、小屋に侵入していった。

中に入ると、敵はいない。しかし、小屋の出口側に敵を発見。
そこですかさず、
「黄色、小屋まで入れますよ!入ってきてください!」
と大声で呼びかけた。
すると、自分の仲間はもちろん、近くの味方も2,3人入ってきてくれた。
攻防戦の攻撃側は、とにかく数で押し切るのが鉄則だ。ありがたい。

そして、小屋の外の敵と少し交戦した後、相手を削っていき、小屋の外に出ていく。
こういうときに、銃を持たない仲間が率先して前に出てくれた。頼もしい。
すかさず援護するが、小屋を出たところでいったんやられる。

復活し、小屋まで戻ると、小屋の外まで味方が攻めあがっていたが、やはりその先に守りを固める敵あり。
しかし、味方と協力し、何とか倒した後、銃を持たない仲間がフラッグアプローチ。
私もすかさずついていく。

そして、仲間がフラッグをとる。その後、すかさず身を隠す。
私も数秒遅れでフラッグに到達し、フラッグそばで守りを固める。

*トレンチのフラッグは、フラッグのレバーを押した後、音が変わるまでの30秒ほど待つ必要がある。その間にゲットされた側はフラッグのレバーを元に戻せればノーカウント。ゲットした側はそれを阻止する必要がある。

すると、レバーを戻しに来た相手に後ろから撃たれ、私は終了。しかし、銃を持たない仲間は生き残っていた。
私を倒した敵がレバーを戻したが、その直後、仲間がすぐにレバーを再び引いた。
その間、もう1人の仲間が丘の上にあがっており、遠くからフラッグ付近の守りを固めていた。
そして、その2人のおかげでフラッグを守り切ることに成功。

小屋を落とした後は、図のような進路をとった。丘の上から(細い線のような)射線をもう1人の仲間が通してくれていたおかげでフラッグの守りきりに成功。

フィールド中央寄りのフラッグは先に他の味方がゲットしていたため、今回は攻撃側の勝利。

今回は、なかなかいい感じに連携が取れた気がするし、普段はフラッグにアプローチしない違う仲間がフラッグを取ったのも有意義だった気がする。


その裏ゲーム。中央の櫓付近で待ち構え、なんとか2,3人ヒットを取るも、中盤にはやられて、結局負けてしまう。
(銃が壊れた仲間は、私の予備の銃を貸して、参戦。)


同じルールの攻防戦がもう1ゲーム。
その表。攻撃側。同じように小屋側から攻めあがり、奥のフラッグを周りの味方と一緒にゲット。
(今回も、多少は自分もフラッグゲットに貢献出来た気がしている。)
かなり早々に奥のフラッグに到達でき、これで勝利!と思ったが、まだフラッグが残っている。中央側がまだのようだ。
奥のフラッグ近くでやられてしまい、復活後、周りの味方に「中央が残ってます!」的なことを叫び、情報を共有。
味方とどれだけ多くの情報を共有できるかが、チームが勝つためにはかなり重要な要素となる。
そして、中央のフラッグを目指し、櫓の横からじわじわ近づき、フラッグ約10m手前まで到達。
周りに味方もたくさんいるので、少しずつフラッグにアプローチ。
そしてフラッグに辿り着いた瞬間!袋のネズミとなり、打ち込まれまくった。

その後、味方がそのフラッグをゲットし、勝利。

自分が突入することで、敵がどこから撃ってきているかを判断してもらう。
周りに味方がたくさんいたから、そういう判断で突入した。これも貢献と言えるんじゃなかろうか。
・・・いや、そんなことしなくても周りの味方が普通にフラッグを取れた気がしないでもないが。


裏の防衛側。
このあたりから、暑さでさすがにバテてきた。
ゲームをスキップすることも考えたが、個人的には1ゲームもとばしたくないというポリシーである。
命の危険を感じるほどではなかったが、これ以上は動けんと思い、(日陰なので)小屋にこもって応戦することにした。
小屋の守りを固め、少しずつ攻めあがられている感じがしたので小屋の手前側まで下がり、少しずつ下がっていきながら守り続けたが、奥のフラッグ付近まで下がったところでやられてしまった。
結局、このゲームは負け。

攻防戦、全て攻撃側の勝利。やはり、奥スタートの方が攻めやすいのだろうか。


午後のフラッグ戦とつなぎの兄貴3人組。

攻防戦を2回行った後、フルオートOKのフラッグ戦。
仲間2人はさすがにヘバってきたようで、休憩することに。
私はやはり全ゲーム参加したいと思い、1人で参加することに。
ところで、黄チームには強力な味方のグループがいくつかあって、その1つに「つなぎの兄貴3人組」がいた。
(つなぎの色も3人そろっており、明らかに“ユニフォーム”としていた。)
いかにも玄人そうな出で立ちで、常に先陣を切っており、グループでフラッグアプローチをし、チームの勝利に貢献し続けている様子であった。
スタート地点付近でその兄貴たちに「お仲間2人はどうされたんですか?」と話しかけられ、「ヘバって休憩するそうです」的な返答をした。
どうやら我々3人も、先陣を切るグループとして認識されていたようで、多少は“目立って”いたようだ。光栄(?)だ。
私はそのゲーム、つなぎの兄貴たちについていかせてもらうことにした。

兄貴たちは、塹壕側をあがっていった。私も後ろからしれっとついていった。
序盤は、特に会話をしていたわけではないが、兄貴たちが見ていない方向を見ることで射線を切るよう心掛けた。

スタートダッシュで図のような進路を取る。黄色の点は兄貴たち。
兄貴たちは櫓側に射線を通しながら相手を少しずつ削っていた。
私はその少し後ろで、正面を見張っていた。
このあたりで青ネットの方に射線を通していた。
もう少し進んだ所。少し開けたところを見張っていたのだが、1,2分後に青ネットの左側はフィールド外だったということに気付く。フィールドは、青ネットより右側だ。

真正面には敵はいなさそう。内側の敵は、兄貴たちが削ってくれている。
よし。もう少し進撃してみるか。
そのように兄貴の1人に伝え、今度は自分が先導をきる。

青ネット沿い(右側)をぐいぐい進むことに。バレない様にゆっくり歩く。
グイグイ。
図のような進路を取る。兄貴が1人ついてきてくれている。

ちなみに、手前側のフラッグは、フラッグすぐそばに小高いブッシュがあって、そこに敵が潜んでいることが多い。

この辺りまでくる。もうフラッグは目の前だ。
ただ、すぐ左に見える小高いブッシュによく敵が潜んでいるので要注意。

その小高いブッシュを外側からクリアリングしていくことに。
このブッシュ、実は私自身あまり通ったことがないため、ブッシュに紛れた塹壕(というか、落とし穴)にはまってしまった。
が、めげずにクリアリングする。と、そのとき!足元に寝転がる敵が!!めちゃめちゃびっくりした。

よく見ると、ブッシュにヒト型が残っている。
幸いにも私の方が先に気付けたため、通り掛けざまに撃って、ヒットをとった。

そして、フラッグまで辿り着き、レバーを引く。
フラッグ音が鳴り響く中、フラッグめがけて戻ってくる敵!応戦していたそのとき、あさっての方向からの敵にやられてしまった。
ついてきてくれた兄貴も一緒に守っていたのだが、ともにやられてしまった。
クリアリングが甘かったか。
ブッシュに潜んだ敵を倒した後、もう少しじっくりクリアリングした後にフラッグを取りに行くべきだったか。

心がけてはいるのだが、フラッグを目の前にするとどうしても気が急いてしまう。まだまだ未熟だ。

結局、フラッグは戻され、なんとそのゲーム、負けてしまったのだ。
やはり、フラッグまわりのクリアリングは重要だ。
フラッグを目の前にしても冷静にクリアリングしてからフラッグを取る。
今後も鍛錬を続けたい。


裏ゲーム。仲間2人も復活。小屋側から攻めあがるが、同じようなブッシュにて相手にやられる。
しかし今回は、確実に相手より先に私の方が敵の存在に気付けていた。
ブッシュが濃かったため、確実に射線が通せる場所まで慎重に移動してから射撃を試みたが、少し遅れて撃ってきた相手の方の弾が私に当たり、相手はヒットとならず。
自分の動きは良かったと思う。あとは、最低限の射撃の技術だ。これは、練習あるのみだ。


最後、殲滅戦に表ゲームだけ参加して、裏ゲームは参加せずに終了。


今回は、仲間との連携やブッシュでの立ち回り方など、課題がいろいろと見えたし、収穫もいろいろとあった。


今回は、気持ちよくフラッグをゲットできた形は1回もないのだが、フラッグ1回ゲットということにしたい。


今日も楽しかった!!!!!

もうすぐ新学期。講義の準備をそろそろ始めなければ。

ということで、フラッグ奪取率は

43/41 ≒ 1.05

となった。一応、
12回連続フラッグゲット
ではある。

いつかの記事で「奪取率1.5を目指す」と書いてしまったが、そのためには2回に1回は「2回以上フラッグゲット」をしなければならない。
そのためには、仲間との連携をさらに深め、さらなる鍛錬が必要だ。


そして、もうすぐ新学期。
後期の講義の準備をぼちぼち始めなければ。
1回生向けの微分積分の講義だ。演習も担当するため、演習問題を作っておく必要がある。
まぁ、基本過去の講義の使いまわしなのだが。
後期は前期と違い、1回生たちのキャピキャピ感はすっかり薄れ、要領よく講義をこなすことを覚え、だんだん小生意気になってくる。
真面目に取り組んでいる風の学生が大半ではあるが。
まぁ、私は私のやるべきことを淡々とやるだけである。


次回のサバゲーは、10月の予定。日にちは未定。

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