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2023年5月21日(日)@サバイバルゲームフィールドTRENCH

トレンチでは、ひっつき虫に注意

GW明け、キャンパスから明らかに人が減りはしたが、昼休みの食堂は未だ大混雑。
4月は、某・夢の国のアトラクションレベルの行列だったのが、最近では、超人気デパ地下グルメレベルまでには落ちついた。
それでも、食堂の外まで行列が伸びている。

昼休み開始直後の食堂の行列。が、その列の先には、別に大したものは待ってはいない。
というか、おかず・定食が手に入ったところで、座る場所はあるのか?

私自身は、昼休みは基本、混んでいる時間帯の食堂には絶対に近づかない。
外に食べに行くか、時間をずらすようにしている。
ただ、昼休みの前後に講義・ゼミが入っている水曜だけはそれが難しいのだが、その場合は朝のうちにコンビニで買っておいた弁当を研究室で食べるのが定番だ。
(キャンパス内のコンビニも、昼休み開始直後は当然大行列。)

評価書3人分という山場を乗り越え、執筆途中の論文(学生との共著論文)を再開しつつ、GW明けの講義をこなして2週間。
6月上旬は(後述するが)私がサバゲーに行けないため、本格的に暑くなる前の5月中にもう一度参加したいと思い、21日日曜に定例会に参加することにした。

今回参加するフィールドは、

サバイバルゲームフィールドTRENCH
https://sgf-trench.wixsite.com/trench

に決定。"trench"とは、英語で"溝・塹壕"という意味で、実際、フィールドの一部に塹壕エリアがあり、全体的にブッシュが濃いフィールドだ。
小屋、櫓型のゲート、巨大な岩などもある。過去にも何度か参加したことがあるフィールドだ。

フィールドの航空写真。青枠がセーフティ。
フィールド左上に小屋の屋根が見える。今日はこの小屋周辺が主戦場となる。
画像下側、セーフティ寄りが塹壕エリア。
トップ画像は、セーフティ付近の長方形のエリアをセーフティ側から撮影したもの。

バリケードなどの遮蔽物がバランスよく設置されている一方で、濃いブッシュを攻略するため、匍匐をうまく活用するのがコツであろうか。
そして、このフィールドの我々の印象は、ひっつき虫の多さである。
特に、塹壕エリア付近、数メートル先も見渡せない非常に濃いブッシュエリアがあり、そのあたりにつっこんだ後は、大量のひっつき虫をセーフティに連れて帰ることになる。
いや、まぁたいしたことではないんだが、洗濯してもとれないしぶといやつら…大変なのだ。

ただ、それを差し引いても私の中で、トレンチは関西のサバゲーフィールドの中ではトップ3に入る好きなフィールドである。


準備は万端。いざ、第1ゲームへ。

上下別の迷彩、そこはご愛敬。

今回は、黄色チームでスタート。

午前中のフラッグ戦はテッパン

今回は、仲間4人で参加。(前回の5/4のメンバーからマイナス1人。)
仲間との話し合いの結果、「ひっつき虫、嫌だなぁ」ということで、今日は徹底的に小屋側から攻めることにした。

第1ゲームは、セミオート限定のフラッグ戦。奥スタート。
スタートダッシュで小屋から30メートルほど手前でストップ。
しばらく膠着していると、開始5分前後には、他の味方がフラッグをゲットしたようだった。頼もしい。

その裏ゲーム。手前スタート。
スタートダッシュで小屋を越えて、ブッシュに入る。

丸印が、それぞれのスタート地点。(黄丸を"手前"、赤丸を"奥"と呼ぶことにする。)
スタートダッシュで、矢印のような進路をとる。
辿り着いた辺りは濃いブッシュが生い茂っている。
スタートダッシュで辿り着いた辺りからもう少し先の風景。

ちなみに今回は、約50人の参加者があり、およそ25 vs 25だったと思う。
そのうちの10人前後の味方が、小屋の付近に集まっていた。
一方、敵対する相手は、ブッシュの奥の方に2,3人確認できただけで、数はこちらの方が有利そう。
その分、他の個所で数的不利がどこかで起こっているのだろうが、今目の前でおきている数的有利を利用して、さっさとフラッグを取ってしまえば良い。

そう考え、合流した仲間の1人とガンガン前に出ることにした。
左側にはどうやら敵がいるようで、他の味方と接敵しているようだった。
そのため、内側をケアしながら、中央寄りから攻めあがることにした。
すると、あれよあれよとフラッグまで辿り着くことができた。

矢印の進路を取る。進路から見て左側のブッシュにて味方が接敵していたらしい。

これ、割と"あるある"。
どのフィールドでも、フィールドの両端で接敵しがちで、その隙にフィールド中央寄りからまっすぐ上がることで、フラッグまで辿り着く。
トレンチのようなブッシュ濃い目の(身を潜められる物が多い)フィールドでは、特にそれが有効な気がする。
数的有利の後押しもあり、今回もそれがうまくいった。
そして、フラッグまで辿り着く。

トレンチのフラッグは、レバー型。これを引くと音が鳴り始めるが、すぐにゲットとはならない。
30秒ほどして音が変わるまで耐えなければならない。
音が変わる前にヒットされることもあり、その隙にレバーを戻されるとゲーム続行となる。

レバーを引き、30秒ほどフラッグ付近でフラッグを守っていた。
すると、レバーを戻しに来た敵を発見。
こちらが先に発見できたため、倒すことができた。
そして、フラッグゲット!


うれしい!!!!!!!


第2ゲームは、フルオートOKのフラッグ戦。
表も裏も、いい感じに攻めあがっていったのだが、途中で相打ちでやられた。
表ゲームは、完全に相手の裏をとれたようだったのに、慌ててしまったがために相手にも気付かれ、相打ちとなった。
こういうところで着実に相手を倒すことができないあたり、まだまだ未熟だ。

銃なしでフラッグゲット(攻防戦)

午前中、表裏を2ゲーム、計4ゲームを消化。そのうち3回は黄色の勝ち。
そのため、戦力調整が入り、午後からは我々4人が赤チームへ移籍となった。

さっきまで一緒に戦った、あの頼もしい味方たちが、今度は敵になるのか。こわいよ。けど、がんばらなきゃ。
これで赤が勝ち始めたら我々のおかげ、という都合の良い解釈をするため、午後は赤チームで戦力になれるように尽力すべし。

午後最初の第3ゲーム。攻防戦。セミオート限定。
フィールド中央の櫓型のゲートを境にフィールドが区切られており、防衛側はフラッグ2つを守る。1つでも守り切れば防衛側の勝ち。
(フラッグ戦の際に使用するフラッグとは別にもう1つ小屋のすぐ裏あたりにフラッグが設置される。)
攻撃側は、巨大な岩のすぐ後ろからスタートし、フラッグ2つを両方ゲットできれば勝ち。

黄丸2カ所にフラッグが設置してある。攻撃側は赤丸あたりからスタート。
黄色の線あたりで区切られており、防衛側はそこから前には出られないが、
スタートはエリア内のどこでも可。
防衛側が最前線にいれば、岩あたりにも射線が通るので、攻撃側はスタート時から注意が必要。

表ゲーム。防衛側。仲間と小屋で守りを固めることにした。
終盤、小屋まで敵が入ってきて、フラッグ付近まで下がり、守りを固め、残り1分を切った頃にはやられてしまったのだが、何とか防衛に成功。

そして、問題の裏ゲーム。攻撃側。
スタート地点に辿り着き、仲間と小屋から攻めあがると打ち合わせし、他の味方にも戦力を小屋側に集中させることを提案。

スタート後、大勢の味方でぞろぞろと小屋へ向かう。
意気揚々と小屋付近を目指す道中、異変に気付いた。

マガジンがない。最悪だ。

途中で落としたのではないかと思い、いったん来た道を戻ってみたが、当然、見つからない。
(ゲーム後に発覚したが、たんにセーフティにマガジンを忘れただけであった。)

もういい!銃なしでやってやる!!

そう思い、小屋付近まで戻ってきた。開始後5分ほど経過した頃だろうか。
すると、大勢の味方がどんどん攻めあがっていた。
どうやら、小屋を固める敵を倒したようだ。
小屋の中に味方がなだれ込んでいく。私もしれっとそれに続く。
小屋の側面からあがっていく味方もいるようだ。
フラッグは目の前だが、小屋を出られない。敵が守りを固めている。そりゃそうか。

小屋をセーフティ側から撮影。小屋を出ればフラッグはすぐそこ。
向かって左側、小屋沿いのフィールドギリギリで敵が待ち構えている。
小屋の中。セーフティ側の入り口から撮影。
小屋の中。

おそらく小屋を出てすぐ右側から敵が狙っているようだ。
しかし、私には銃がない。ただ、攻撃側は1回復活可能。
うん。一か八か行ってみて、せめて味方に敵の位置を把握してもらおう。

そう思い、フラッグに近づいて行ったが、案の定、やられた。
(銃は、小屋までは持参していたのだが、そのあとはずっと小屋に置きっぱなしにしていた。)

復活後、急いで小屋まで戻る。するとやはり、出て右の敵に未だ苦戦していたようだ。
一方で、小屋の壁際(フィールド内側)を攻めあがる味方もおり、敵をだいぶ敵を削ってくれたようだった。
小屋の中の味方が、相打ち覚悟で2,3人外に出て、厄介な敵をどんどん倒してくれた。
頼もしい。本当に頼もしすぎる。

よし、いくか。まだ敵がいるかもしれないが、フラッグまで出て行ってみる。
すると、運よくフラッグをゲットすることができた。

次は、フィールド中央だ。

復活後にとったおおよその進路。

銃を持たない私がとった行動は、
・前に出てみる
・敵を確認し、敵の場所を味方に伝える
・その敵を味方に倒してもらう
ということだ。
もう1つのフラッグ付近にも、当然敵が守りを固めていたが、いち早く索敵出来た。
それをすぐさま味方に伝え、数で押し切り、敵をどんどん倒していってくれた。
まだ敵が残っていたようだが、最後、もう1つのフラッグめがけてダッシュ!そして、すかさずフラッグのレバーを引く。
フラッグのレバーを引いた直後、味方にすぐ守りを固めてもらい、30秒しのいだ後、勝利。

銃なしで攻防戦のフラッグ2つのゲットに関われたのは、フラッグゲット1回にカウントすることにした。


たのしい!!!!!!!


第4ゲームも同じルールの攻防戦。表は防衛側。
攻防戦は、必ず決着がつくので、楽しいと思う一方で、射撃の腕に自信のない私にとって、防衛側は…。

とはいえ、チームの勝利の貢献のため、守りを固める。
今回は、マガジンは忘れていない。(防衛側でマガジン無しは、微塵の戦力にもならない。)
小屋側を固めていたが、敵が全然攻めてこないようだったため、塹壕側の様子を見に行った。
中央付近から割と攻めあがっていたようで、そこをあがっていく敵を数名倒せた。
結局終盤にやられはしたのだが、ヒットを取れると楽しいから、やっぱり防衛側も楽しい。
このゲームも、防衛側の勝利。

裏ゲーム。攻撃側。
今度は小屋手前で手こずり、小屋少し手前のブッシュに潜んでいると、結局やられてしまった。
復活後、小屋の手前まで戻ってきたが、未だてこずる。
残り3分を切った頃、仲間の1人が

「相打ち覚悟で小屋に突っ込んでみてくれ!」

と言ってきた。無茶を言うな!と思ったのだが、まぁ、確かに誰かがそうしないと状況を打開できない。こういうのは、私の役目だ。

私の屍を越え、フラッグまで辿り着いてくれ、味方たちよ。

そんな思いを胸に、小屋に特攻した。
そして、すぐにバリケードに入り、中にいる敵を2,3人倒すことに成功。
しかしその直後、速攻やられてしまった。
味方に小屋の中の状況を伝える前にやられてしまったのは、反省だ。
が、多少は役に立ったようで、その後、味方が小屋のフラッグをゲット。
中央フラッグもゲットし、このゲームも勝利。

攻防戦、赤チームが全勝だ。
もしかして、我々、そこそこの戦力になっているのでは?

最終戦のフラッグ戦

第5ゲームは、フラッグ戦。復活なし。
表は、フルオートOKで、裏はセミオート限定だった。
表ゲームは、開始2,3分でやられてしまった。

そして、裏ゲーム。本日の定例会の最終戦である。
奥スタート。最後にもう一度フラッグを取りたい。

案の定、小屋側を攻める。
敵を少しずつ味方が削ってくれて、小屋の20メートルほど手前の太めの木の根元までは来られたのだが、うーん、小屋に入るのは厳しそう。
いつもの匍匐好きの仲間がすぐ後ろに、もう1人の射撃のプロは約20メートル後ろから小屋を淡々と狙っている。

しばらく小屋の様子をうかがっていると、小屋の中から女性の話し声が聞こえる。
どうやら小屋のどこかからずっとこちらを観察しているようで、他の敵に我々の状況を随時伝えていたのだ。
いわゆる、スポッター?ってやつか?
とにかく、この方の"せい"で、小屋は諦めざるを得ないと判断。
残り3分を切った頃だったろうか。

ところで我々3人は、インカムを使って常に互いの状況を情報共有していた。
こういうブッシュ濃い目のフィールドは、インカムが大活躍だ。
私がその仲間2人に、小屋を諦めて中央寄りから攻めることを提案。
というのも、フィールド中央寄りには、別の味方があがっている様子が見えたため、中央寄りにはもう敵は少ないと判断したからだ。

そして、私は小屋から離れ、中央寄りにどんどんあがっていった。

このあたり、私の感覚でぐいぐい上がっていったのだが、匍匐好きの仲間はついてきてくれたようで、
その間射撃のプロの仲間は、小屋の敵と交戦を続けることで小屋の敵を引きつけてくれた。
このあたりは、まさに阿吽の呼吸だったと思う。
下図のような進路をとり、フラッグ目指してダッシュした。
途中、一応接敵はしたのだが、進路を妨げる方向からではなかったため、無視して進んだ。

スタートからジリジリ進み、★あたりまで辿り着いたが、小屋を諦め、中央寄りをダッシュ。
×あたりに敵がいて気付かれたのだが、無視してフラッグを目指す。

フラッグに辿り着き、レバーを引き、音が鳴り始めた直後、近くに身を潜め、フラッグを守る。
が、敵は戻ってこない。他の味方が対処してくれたのだろうか。
そして、フラッグゲット!!!

ゲーム後に仲間の1人が、
「お前が前に出たそうにしているのが、後ろから見ていると、わかる。」
「残り時間がアナウンスされると、そわそわし始める。」
と言っていた。
そして、私が動き出し、それに合わせて仲間たちは最善の行動をとってくれるのだ。
匍匐好きと射撃のプロは、いわゆる「ミドル」。
私は、完全に、「アタッカー」。

サバゲー界の風雲児・大門団長のツイートに、こんなものを発見。

アタッカーはゲーム中、戦況を見てふと頭にフラッグへの道筋が頭に思い浮かぶことが良くあるある。理論的じゃなく感覚的に。

そいつが動き始めたら周りがそれを全力でサポートするのが結果的に最も威力が高く、相手に深く刺さる攻撃になることが多い。

因みに好き勝手やる奇特な社長を優秀な社員がサポートして転がしてる会社の方が案外上手く回ってたりする

サバゲーも本能でガンガン動くアタッカーを優秀なミドルがアシストするのがめちゃくちゃ強い

https://twitter.com/daimondanchou/status/1355501662022950913

今回のフラッグゲットは、まさしく、これだ。
そして、私がこれまでにここまでフラッグをとれたのも、優秀なミドルのおかげだ。これは、断言できる。


大好き!!!!!!!


6月上旬は久々の海外出張

ということで、今回はフラッグ3回ゲットに成功。
フラッグ奪取率は

41/39 ≒ 1.05

に更新。そして、

10回連続フラッグゲット
9回連続2回以上フラッグゲット
9回連続中、3回以上フラッグゲットが3回

である。なかなかの戦績な気がするが、これまで通り、謙虚に、愚直に、高みを目指したい。


そして、6月1日~11日は、海外出張。
行き先は、スウェーデンの首都・ストックホルム。今回で3回目の訪問だ。
ストックホルムは、私がこれまでに訪れた海外の都市で最も好きな街だ。
街並みはきれいだし、雰囲気があり、程よく都会で、料理もおいしい。
海外旅行慣れしている人には一番お勧めしたい街である。
(ちなみに、例えば初ヨーロッパの人については、私はロンドン推しだ。)

今回の出張は、ストックホルムにあるスウェーデン王立工科大学(通称・KTH)を訪問する。
KTHには、同じ専門分野、特に若手の研究者が多く集まっており、今回はその1人のKatharinaというドイツ人に招待された。
(KTH所属のKatharina・Luis・Mariel・Liamの4人は、今年の2月に私が主催した研究集会に招待し、講演をしてもらった。今回の出張はその"お礼"の意味合いもある。)
目的は、

・Katharinaと新たに始める共同研究の打ち合わせ
・Luis(彼もKTH所属の若手研究者)と執筆する予定の論文の打ち合わせ
・KTHでのセミナー発表
・KTH所属の、まだ見ぬ若手たちとの交流

である。KTHは本当に人がたくさん集まっていて、私がまだ知らない"イキのいい"若手もたくさん所属している。
Katharinaは、同い年のドイツ人女性で、過去に共著論文も書いたことがあり、それなりに親交がある友人の1人だ。
Liam(アメリカ人)・Luis(アルゼンチン人)・Mariel(アメリカ人)は、私よりも若く、非常にアクティブで優秀な研究者たちだ。
そんな彼ら/彼女らと積極的に交流を持って、新たな研究を開拓しつつ、自身の研究についてもどんどんアピールしていきたい。

海外出張中は、いろんな雑踏から逃れ、研究に集中できる貴重な時間だ。
一気に環境が変わり、一気に集中力が増す。
海外出張の話は、また別の記事にしようと考えている。


次回のサバゲーは、あわよくば、出張後の6月下旬に行けたら、と考えている。

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