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プロダクトマネージャーが集まるコミュニティに救われた話 #プロダクト筋トレ

本記事は「プロダクトづくりのための挑戦とその成功・失敗談を綴るアドベントカレンダー powered by プロダクト筋トレ Advent Calendar 2021」の12/24枠として投稿します。

自己紹介

セキュリティーサービスのプロダクトマネージャーをやっています。

技術書典12というイベントで以下の技術同人誌を出す予定なので、もし興味を持っていただけたらハートマークをクリックしてブックマークしておき、1/22以降でご購入をご検討ください。

本の一部を以下の記事で公開しているので、よかったらご覧になってください。


どんな記事なのか

以下のプロダクト筋トレというプロダクトマネージャーがSlackに集まるコミュニティに参加してしばらく経ちます。ちなみに本当に筋トレをしているわけではなく、日夜よりよいプロダクトマネジメントができるように様々な切磋琢磨をしています。

振り返ってみると短い期間で色々と救われることがあったなーと思いました。

同じような悩みを抱えている方がいれば、是非プロダクト筋トレに参加してほしいなと思い、本記事を書きます。

業務上の悩みから救われた



プロダクトマネージャーをやっていると業務上あらゆることが悩みが出てきます。悩みが無いときが無いと言っても過言ではありません。

悩みは社内事情から発生する悩み他社でも起こりそうな悩みの2種類に分類できます。

社内事情から発生する悩みの例を出すと、社内システムに起因してプロダクトの販売方法が限られるなどです。このような悩みについては、社内の関係者と広くコミュニケーションを取って粛々と対策を打つしかないため踏ん切りもつきます。

しかし、社内事情に起因しない悩みについては「他社でも同じような悩みがあるのでは?そうであればどのように解決したか知りたい!」という思いが生まれるのも自然です。

そんなときにプロダクト筋トレのSlackのチャンネルに悩みを書くと、たちまち各社のプロダクトマネージャーから回答が集まります

私は過去にリスティング広告やプロダクトマネージャーの育成カリキュラムの悩みについて投稿したことがあるのですが、とても有益な回答が集まりその後にどうしていくべきかの方針を立てることができてとても助かりました。どんな回答があったか気になる方は是非コミュニティに参加してみてください!

また、業務の中で感じたモヤモヤを書き込むチャンネルもあり、日々様々なモヤモヤに対して共感の声や解決策が集まっています。どれもプロダクトマネージャーをやっていると「あるある!」と言いたくなる内容ばかりです。

また、モヤモヤ座談会というイベントが定期的に開催されます。
モヤモヤ座談会は、様々なモヤモヤについて参加者が持ち寄りワイワイ共感したり解決策を話し合う回です。
集まって話し合うことで、他の人のモヤモヤに関連して自分が感じていたけど言語化できていなかったモヤモヤに気づくことがあります。そのモヤモヤについて話すと解決策が得られたりすることもあり、個人的にとても助かる会です。

悩みを吐露することが自社の情報漏えいにつながったりするケースがあるのではと心配する方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、一般的にプロダクトマネージャーが抱える悩みについてはある程度の抽象化が可能であり、社内の情報を話さないでも悩みを共有して共感を得ることができるのだということをこのコミュニティーで学びました。
また参加しているメンバーのリテラシーも高く、相手の会社の情報を知りたくないのに知ってしまうということも無いので安心して参加することができます。

スキルアップの行き詰まりから救われた

プロダクトマネージャーが自分1人の環境で働いていると「自分のスキルはこれでいいのか?もっとスキルアップしなければならないのでは?」という焦りを感じていました。

また、漠然とスキルアップといっても1人ではどの方向を目指せばよいのかは中々わからないものです。本を買って読むことも重要ですが、やはり知識が血肉になるのは実践したりその内容について他の人と議論するときです。

プロダクト筋トレでは輪読会という筋トレがあります。輪読会は一つの本のある部分までのまとめを誰かが作ってきて、まとめの発表後に参加者で内容について話し合う会です。

私が初期に参加した輪読会では以下の本が取り上げられており、ちょうど読んでいたこともあって勇気を出して飛び込んでみました。

最初は緊張していたのですが、基本的な概念について分からないところを質問すると分かりやすく答えてくれる方ばかりですぐに馴染めました。
最終的には上記の本の輪読会の最後の章を発表することになり、発表することで更に理解度が増すということにも気づけました。

今は育児の関係で決まった時間の参加が難しいのですが、プロダクト筋トレでは複数の輪読会が並行して開催されているので、興味のあるところにスポットで参加したりして、スキルアップに努めています。


孤独から救われた

これが自分にとっては一番大きいかもしれません。

プロダクトマネージャーの業務はもちろん同僚や上司と適宜相談をしながら進めていますが、どうしてもプロダクトマネージャーという存在は多くの場合1人なので孤独を感じやすいです。

悩みを相談するまでいかなくても、他の会社で同じように頑張っているプロダクトマネージャーの方と話すだけでも救われる気持ちがあるものです。

私は『スパイダーマン:スパイダーバース』という映画が好きなのですが、特に好きなのが主人公の他に別の世界にスパイダーマンが何名も居るという設定です。

それぞれのスパイダーマンがそれぞれの敵とたった1人で戦っていて、交わることは無いけれど(本作で交わるのですが 笑)、お互いが頑張っていることは同じスパイダーマンだから痛いほど知っていて、自分もまた頑張ろうと思えるという関係。それが自分と他のプロダクトマネージャーの関係性に重なってとても感情移入してしまいます。

ただ、映画と違うのは他のプロダクトマネージャーは同じ世界に居るので交流することができる点です。
プロダクト筋トレで特に私が好きなのが「ビールをもって集合」というチャンネルです。
プロダクトのことを語ったり趣味のことを語ったりと不定期でオンラインで飲み会を開くだけのチャンネルで、ノンアルコールでも参加可能です。

最近はバチェラー・ジャパンという番組について熱く語る会を開催して、バチェラー語りたい欲が大いに満たされた上にプロダクトのことや組織のことについて深い語りができたりと大満足でした。

また、他にも「shuffle_tea_time」というチャンネルがあり、参加者同士でランダムな組を作って、話し合って決めた時間に交流するという内容です。
私は育児の関係で決まった時間の参加が難しいため参加していないのですが、参加している方からの評判はとても良く、決まった時間に話すだけなので敷居が低いようです。
気軽に他社のプロダクトマネージャーと交流してみたい方は是非参加してみてください。

おわりに

私は色々な筋トレに顔を出させていただいていますが、前述の「shuffle_tea_time」のように簡単に参加できる筋トレもありますし、まずはどんな内容が流れているのかROM専で見るのも全然アリだと思います。

少しでも興味を持っていただけたら、以下から是非プロダクト筋トレにご参加ください。皆さんと交流するのを楽しみにしています!


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