見出し画像

図形問題の解き方、考え方のヒント

私が以前mixiなどで、公開していた内容の一つ。
年も開けてのこの時期、受験などもありますので、
参考になるかもしれませんので、掘り起こしてみました。

大それたタイトルをつけてしまいましたが、図形問題が苦手な人の解消法をちょっとだけ説明します。

私が中学生・高校生に図形問題を説明する時に最も強調するのは、

「図を大きくかけ!」
「わからなくても手を動かして書け!」
「わかる情報はすべて書き込め!特に補助線は大事!」

の3点です。

数学において、すべて頭の中でできるのはごく一部の「スーパー天才」だけ、と授業で言い続けています。
我々一般人(数学専門にしているものも含め)は目で見える状況から初めて考えるのです。
計算問題以上に見た情報で考えられる図形問題を頭の中だけで解くのはナンセンス。
わかったら書く。
図形が苦手な子はまず書かない。わからないと言って手を動かさない。
これじゃわかるようにならない。

昔、アルバイト塾講師をしていた時代、頭の回転がとても良い子が、図形だけなかなかうまく解けなかった。
その子の特徴として、計算はすべて頭でやり、証明の問題以外ほとんど途中過程を書かない、わたしが想像している「スーパー天才」に近い子でした。計算問題はほぼ暗算でパーフェクト。
しかし、彼も一般の中学生。
図形に何も書き込まないのが最大の欠点。補助線を引かないのだ。
←頭の中で引いていたのかな?
補助線が必要な問題はことごとくつまずく。証明もその側面だけ見落としてしまう。
だからこそその子に言ったのは、「補助線は跳び箱の前のロイター板と一緒」ということ。
無くても軽々できる子もいるが、あるとないのでは大違い。

図形を大きく書くということはそこにもつながるのですが、後で書き込みができるように準備することがまず大事。
使わないで軽々行ける子もいるかもしれない。でも準備しておくのです。
体育でシュートのテストなどで、できないから何もしない、見学(試験放棄)する人いないですよね。

わからなくてもやってみるのです。

一度分かったことでもすぐ忘れるかもしれないのだから、
そのつど図形に書き込んでいく、って大事だよね。

私が言いたいことを強調しますと、
「さんすう・すうがくとたいいく(スポーツ)はいっしょ」
ということ。
スポーツできるようになるためには何します?

図形に苦手意識がある方は、まずは難しい問題集なんか行かず、
手元にある「教科書」の図形問題を丸写ししてください。
手を動かして書く、それが何より重要です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?