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きちんと作れる「スペイン風オムレツ」のレシピ

今回は珍しくというか、初の料理レシピ投稿です。自分が作った料理をあまり美味しいと感じることが少なくほんとたまにしか料理はしないのですが、このオムレツに関しては自分が作ってもとても美味いので、写真付きで皆さんに紹介したいと思います。

20代前半の頃、ホームステイ先でお世話になったおばさんに頼んで教えてもらったんですね。直訳で「じゃがいものオムレツ」(tortilla de patatas)という意味のスペインの家庭料理。外観はキッシュのようでもオーブンで焼くわけでなく、フライパンで調理します。

「スペインじゃ、オリーブ油はどんな料理にも使われているけど、このオムレツに関しては断然ひまわり油ね」という教えをおぼえているのですが、それが世間一般に浸透したコツなのか、おばさん独自のこだわりなのかは聞きそびれてしまいました。

大まかな作り方として、じゃがいもと玉ねぎの他に香味付けに刻んだにんにくを加えて油で揚げ、油を切ったものを生卵とあわせて塩をふって味を調えてふたたびフライパンのなかへ。表と裏をキツネ色の焦げ目がつく程度に焼き上げます。作りたての温かいものより、時間をおいて生地をちょっとしっとりさせたくらいのほうが個人的には好きですね。表面の油分が十分に飛んだところで食卓へと運びます。

おばさんからの直伝では、じゃがいもの他、玉ねぎとにんにくなのですが、伝統的なムダをそぎ落とすかのようなレシピではじゃがいもの他は塩のみの味付けになります。

オムレツなので、ハムやほうれん草、マッシュルーム、ツナ缶、チーズなどを加えたりもするのも一考ですね。今回は定番の玉ねぎ他、私のいまのマイブームでチーズとイタリアンハーブミックス(オレガノ、セージなど)を加えました。油は、家庭にあるキャノーラ油(べに花油)を使います。

以下、詳細です。

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■材料(2~3人分)
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・じゃがいも中玉…3個
・玉ねぎ…1/2~1/3個
・にんにく…1片
・ベビーチーズ… 2個
・卵…3個
・べに花油… カップ1/2杯
・塩… 適量
・イタリアンハーブミックス… 適量

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■作り方(所要時間:30分)
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1 じゃがいも、玉ねぎを1センチ角に、にんにくは薄切りにします

2 フライパン(直径18センチ)に底がおおわれる程度の油をひいて弱めの中火にかけ、数分後にじゃがいもとにんにくを加えます。頃合いをみて弱火に調節し玉ねぎを加えます

3 ボール皿に卵を割ってかきまぜ、カットしたチーズを加えます。塩以外に、お好みでハーブ類も加えます

4 熱がまんべんなく通るように中を混ぜながら火にかけます。じゃがいもがしんなり柔らかくなったらすべての具材をフライパンから油を切って取り出し、ボール皿に加えてかき混ぜオムレツのタネを作ります

5 余分な油を缶などに移し替えた後、使用したフライパンをふたたび弱火にかけ、タネを流し込みます。スクランブルエッグを作るかの如く、菜箸で中身をかき混ぜて火通しし、かたちを整え、そして弱めの弱火でじっくり調理します。このとき蓋はしません

※ 菜箸で中身をかき混ぜた後、2分間火にかけたらいったん火を止め、余熱で焼く時間を作ります。2分後、ふたたび「弱めの弱火」にかけます

6 端っこから蒸気がフツフツと沸きたつ頃にオムレツを裏返します。オムレツの直径と同じ大きさの平たい皿を使うと便利です。裏返したら、フォークを使って表面をつつき、空気穴を作ります。そして数分後に火を止め、さらに余熱で焼き上げたら完成です

材料はこちら
じゃがいもと卵以外はお好みの分量で
油の表面は具材で隠れてもOK
じゃがいもが柔らかくなるまで揚げます
塩とハーブ類は投入済み
具材と卵をからめます
手際よくかき混ぜます
弱めの弱火
端っこのフツフツ具合を注視します
フライパンは18センチ
余熱で焼き上げます
白皿が映えますね
ふっくらしっとり焼き上がり


どうでしょう?
うまく出来上がりましたでしょうか。

細かく書きすぎても分かりにくいし、書かなすぎてもそれはそれで。もし不明な点がありましたら、お気軽にコメント欄までご連絡どうぞ。

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