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高校数学1ミリメートル

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_学習塾の数学講師としてどの様に生徒に解説をしていくかと考えたことも参考に、自分なりにこの数学マガジンを紡いで行くものです。他分野を学ぶ際の数学の復習にも役立つかもしれません(害…
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2023年9月の記事一覧

Vol.4 常用対数表の活用を、その2

Vol.3 で出題した問題の、私の解答解説問題その1、問1 (以下の記載では、指数法則 $${ a^{x} a^{y} = a^{ x + y },\ { ( a^{x} ) }^{y} = a^{ xy } }$$ は了解済みとする)  Vol.3で公式1とした次の式を、左辺から右辺へと導出致したく思う。 $$ \log_{a}{b} = \dfrac{\log_{c}{b}}{\log_{c}{a}} \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \

Vol.3 常用対数表の活用を、その1

Vol.2 で出題した問題の、私の解答解説問題その1  問題その1は、7、9、1024 について、それぞれ 2 の何乗となるかを「常用対数表を使って見積もる」のだった(問題その2については、後ほど熱く解説致したく思う)。  常用対数とは 10 を底とする対数であり、正の数 $${x}$$ の常用対数は、 $$ \log_{10}{x} \ \ \ \ \ \ \ (1) $$ で表す。  老婆心ながら(1)式の値は $${x}$$ が 10 の何乗であるかを示す