2018年に読んだ本まとめ
Keisuke Okumuraくんの記事に触発されて、読んだ本をまとめてみようと思う。学ぶことは真似ることから始まる。真似ぶことだからね。
1. ビジョナリー・カンパニー① 時代を超える生存の原則 / ジム・コリンズ
最初はビジョナリー・カンパニーはただの経営本だと思って嫌煙していたけれど、自分のプロジェクトが何を目指すべきなのか、考えどころがつかめたような気もするが、まだまだピンと来ないことが多い。
2. ビジョナリー・カンパニー② 飛躍の法則 / ジム・コリンズ
まったくもって消化不良で、進捗50%でストップしてしまった。
3. 世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。/ 丸 幸弘
ちょうど1年前くらいにじっくり読んだ。まずは個から始まるところが新鮮だった。50%ルールなどの業務のあり方なんかは今までの1年間でやっと分かった部分もあった。
4. 「勘違いする力」が世界を変える。/ 丸 幸弘
それぞれの企業のストーリーは分かるが、このナレッジを横展するには経験値が足らなさ過ぎて、あまり身になった感じがしなかった。
5. ミライを変えるモノづくりベンチャーのはじめ方 / 丸 幸弘
具体的な話が書かれてあるので、手元に置いて困ったときに読み返したい。今はまだ需要なし。
6. 完全独習 統計学入門 / 小島 寛之
研究メンタリングする中で課題感として覚えたのは、統計を使いこなす力が身についていないということ。本書は、ナレッジ中心ではなく、本質理解を目指していて、おすすめ。
7. 数学文章作法 基礎編 / 結城 浩
書く人の心構え。めちゃめちゃ参考にした。
8. 数学文章作法 推敲編 / 結城 浩
推敲は読みかじりでほとんど読めていないので、なんとも言えないが、基礎編が素晴らしかっただけに、期待している。
9. 数学する身体 / 森田 真生
何度も読み返しているが、迸る筆者の熱量が感じられてとても好き。数学の内容というより、歴史やある数学者を焦点に当てて、考え方の変遷や特異な一例を読むことができる。おすすめというか愛読書。
10. 競争原理を超えて:ひとりひとりを生かす教育 / 遠山 啓
敬愛してやまない著者の1本。評価の本質とは何かについて、意見が書いてある。対話する気持ちで読んだ。これも何度か読み返したい。
11. Newton 水素社会の到来 / 科学雑誌Newton
水素の勉強のために読んだ。教科書は網羅していて良いのだけど、説明方法に気を使った雑誌を読むのも勉強になる。
12. 生物から見た世界 / ユクスキュル
環世界という概念が新鮮で面白かった。
13. ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台 Vol.3「教育×地元」号 / ミシマ社
いわゆる森田真生号。高知に来たときの話が興味深く、購入して読んだ。地元にも面白い人がいるもんだと知った。
14. 系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに / 三中 信宏
系統樹の勉強のために読んだ。面白いので、おすすめ。分かることは分けることではないけれど、系統樹のように分けることである程度分かるし、このフレームワークが色んな所で使える。
15. The Database Times vol.2 / yuyarin、 早水 桃子
化学同人誌。こちらも系統樹の勉強のために読んだ。というと変だが、機械学習を表現豊かに概観し述べている。とてもおもしろかったので、おすすめ。
16. 忘れてしまった高校の生物を復習する本 / 大森 徹
生物を履修していない人がまず手を出してみた本。流石にCELLに手を出すには、分厚すぎたが、この本を読んでからCELLに移れば興味あるところを深掘りして読めるのでは。案外、こういった本は場合により有効だ。
17. ガタガール(1) / 小原 ヨシツグ
18. ガタガール(2) / 小原 ヨシツグ
漫画。干潟ガールの略だが、実際のフィールドワークに有用な知識が手に入る。ベタな展開が面白い、、、のか?
19. 結び目理論の圏論「結び目」のほどき方 / 伊藤 昇
圏論の勉強のために読んだ。結び目という入り口から入り、圏論というものが特別なものというより、代数的な対象として見る、ある種の見方を提供してくれるんだということがなんとなく分かった。が、これは何度か読まないと理解できなさそう。
20. 大廃業時代の町工場生き残り戦略 〜浜野製作所奮闘記〜 / 浜野 慶一
天皇陛下も見学に来た、墨田区の町工場の歴史をたどる。タイトルからは想像できないと思うが、涙が出るくらい感情を揺さぶられる。おすすめ。
21. マスペディア1000 読む数学辞典 / リチャード・オクラ・エルウェス
同僚に頂いた幸せ枕。寝る前に好きなページをめくって、項目を1つ選んで読む。幸せ。QOL上がる。まくらとしての高さも丁度よい。
22. 時計王―セイコー王国を築いた男 / 若山 三郎
時計メーカーの歴史を勉強するために読んだ。経営本や啓発本の類いではなく、物語として面白い。案外読まれていないようだが、おすすめ。
23. だまし絵のトリック―不可能立体を可能にする / 杉原 厚吉
錯視・だまし絵について勉強するために読んだ。まだまだ読み込めていないが、実験のための具体的なノウハウや学術的な裏付けも読め、大変面白い。
本をたどることで、このとき、こんな知識や考えを欲し、課題感を抱いていたなぁと、良い振り返りになった。インプットは社会に出てからも必要だと日々実感している。2019年は30くらい行けるかな?
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