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2020年に読んだ本まとめ

昨年に引き続き、2020年に読んだ本をまとめてみた。今年も時間を確保できていないことは否めないが、大阪に引っ越したことを機に、通勤中の読書が可能な程度の混雑に緩和されたので、思いの外、読めている印象。

1. 息吹 / テッド・チャン

SF短編小説集。かなり面白く、夢中で読んだ一冊。1話1話がとても精巧に組み立てられているのは言わずもがな、その世界観に没入できるところがとても気に入っている。

2. 2001年宇宙の旅(決定版) / アーサー・C・クラーク

無性に読みたくなり購入。この映画を知ったきっかけは、György Ligeti作曲の"Lux Aeterna"を歌ったこと。無性に映画を観たくなるときが何度もあり、そのときにこの作品をよく観ました。映画でイメージができているからか、スムーズに読み進めることができた。そして、やっぱり活字の良さに気がつく。没頭してワクワクする。

3. 「孤独」は消せる。 / 吉藤 健太郎

オリィさんにインタビューする機会を得たことをきっかけにインプット。あらゆるところでオリィさんの話を聞く機会があるため、内容で新鮮なところはあまりなかったが、その言葉と向き合うには活字というスタイルがとても良かった。

4. 育児ってこんなに笑えるんや。 / モチコ

第一子が誕生したことがきっかけで、読み始めた漫画。共感することがとても多く散りばめられていて、あるある!と頷きつつ、手探りで苦労している疲れた心に癒やしを与えてくれる。

5. フードテック革命 / 田中 宏隆、岡田 亜希子、瀬川 明秀

フードテックのテーマでプロジェクトを進めることをきっかけにインプットのために読んだ。データを元にこれからのフードテックの現状とポイントについて教えてくれた。

6. シン・ニホン / 安宅 和人

もともとTEDの動画で内容は知っていたのだが、書籍としても読みたいと思って購入。ただし、積ん読中。。。

7. Quora 世界最大級の知識共有プラットフォーム / 角川アスキー総合研究所

知識共有プラットフォームをどのように構築しているのかを知りたく、購入。赤羽氏の「メモ書き」と同様に、慣習的なアウトプットの効能について言及していることもあった。「メモ書き」との大きな違いは「質問をアウトプットする」ことだと思う。実際にプラットフォームも使ってみて、面白さを体験しつつも、質問を考えるってとても大変であった。

8. LIFE SHIFT / リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット

今更だけど読了。以前『WORK SHIFT』を読んだとき、そうなるんだろうなーとある程度の納得感と未来感の伴う内容であったのだけれど、今回も納得。というか、半ば当たり前の考え方と思う節もあり、新鮮味はそこまでなかった。

9. 国外逃亡塾 / 白川 寧々

我らが召喚獣の白川さんの著書。僕が学生だったころに海外にいくことなんて頭にかけらもなかったのだけど、そんな中高生に海外の選択肢を提供する本。英語を身に着けたいと思いつつ、必要に迫られないため、学習が進まないというのはあるあるの理由だと思うのだけど、そんなマインドセットを切り替えるために読んでみた。といいうつつ、もう少し具体的な目標を設定しないと僕は何も変わらないな。

10. かわるに、かあらん 高知県地方創生プロジェクトにかける男たち / 東京ウォーカー編集部、東 園子

高知の再建プロジェクトについて書かれた漫画。地方創生の課題感やこれまで取られていた手法などをインプットするために漁った資料の一つ。普通にストーリーとして面白かった。

11. 新版 はじめての課長の教科書 / 酒井 穣

課長職になったのではないのですが、仕事の転勤を期に、上司の視点を手に入れたく読んでみた。予算や人事評価の考え方は大変学びになった。ただ、今の職場で活かせるノウハウはごく一部だなという印象。酒井さんの著書はどれも読みやすく面白いので、あっさり読めるのだが、吟味しながら読み直したいところ。

12. 新規事業の実践論 / 麻生 要一

日頃の取り組みにセオリーがほしいと思い、インプット。結局、実践が伴わないと身につかないな、と思い至る。この本で一番学びになったことは、「社内会議という魔物」を攻略する という章で、毎日毎日大量の会議をこなしていく上で、準備するときに考える視点をプラスしてくれた。いつも悩む数値ロジックについても。

13. できないとは言わない。できると言った後にどうやるかを考える / 丹下 大

今の職場では当たり前の考え方で、「やろうぜ!」と言って課題設定を行った後に「じゃあ、どうやって実現できる?」とMissionの設定とメンバリングを決めたりする。この本もそんな考え方で書かれていた。タイトルだけ見ると恐ろしいと思われる人もいるかもしれない笑。

14. 144年続くベンチャーをつくる。(創業期) / 丸 幸弘

年内に読み切ることができず、現在進行中。当時の新聞や冊子に掲載された記事が載っていて、当時の空気感に触れられるところがとても新鮮。

さいごに

さて、今年は積ん読・進行中のものも含めて14冊。やっぱり没入できるSFはワクワクできて最強の嗜好品だなということと、ビジネススキルやマインドセットは結局実践しないと身につかないなということを再認識した。もう少し、1冊を深読みしていき、思考のトレーニングを来年は頑張ろうと思う。

これまでの読んだ本まとめ


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