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【読書録】元彼の遺言状(新川帆立)

こんにちは。
文系脳の数学教員Fujiです。

今回の読書録は、
2021年 第19回『このミステリーがすごい!』大賞
大賞受賞作
である『元彼の遺言状』です。

2021年1月に宝島社から刊行されています。

あらすじ
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。
学生時代に彼と三ヶ月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家主催の「犯人選考会」に参加することとなった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を獲得すべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走するが――
(宝島社HPより)  

弁護士が主人公のミステリー作品はこれまでにもたくさんありました。

しかし、この作品は他の作品とは少し違います。

まず設定がおもしろいと思いました。



主人公は、お金大好きでお金のために働く敏腕女性弁護士。

ある日、資産家の元彼が死んだことを耳にします。

その資産を自分のものにするために、元彼の知人を犯人に仕立て上げる依頼を引き受けます

その過程で、徐々に事件の真相に迫っていくというストーリーです。



この作品のオススメポイントは、序盤のテンポの良さです。

とても読者をワクワクさせてくれます。一気に引き込まれました。

これ以上は、ネタバレを避けるために触れませんが、ミステリーに興味のある方は是非読んでみてください。

余談ですが、過去の「このミス」大賞受賞作で最も好きなのは、『さよならドビュッシー』(中山七里)です。

みなさんはいかがですか。

読んでいただいてありがとうございました。

#元彼の遺言状 #新川帆立 #このミス
#このミステリーがすごい #大賞受賞 #読書録

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