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【2023年度版】市立西宮高校グローバルサイエンス科 合格のための勉強法Part.2(数学)

 今回は、市立西宮高校グローバル・サイエンス科の数学の傾向の1つに注目し、合格のための数学の勉強法の1つをまとめていきたいと思います。

試行力が問われる問題とは

市立西宮高校グローバルサイエンス科 合格のための勉強法Part.1(数学)でも紹介しました「試行力」について、詳細をお伝えします。

「試行力」は私の造語で一般的な語ではありません。私が使用する「試行力」とは以下のような意味です。

公式やきれいな解法にこだわらず、ひたすら手を動かし、(少々強引でもいいから)あれこれやって解ける力

と考えています。

実際に数学を指導していると、「やり方がわからない」「考え方がわからない」と手をピタッと止めてしまうお子さまを目にすることがあります。市立西宮高校グローバル・サイエンス科の入試では、「わからないなりにとにかくやってみようよ」というメッセージが込められた問題の出題が見られるように私は考えています。

では、平成28年度の入試の類題を下に掲載してみます

 ある携帯電話会社では、1ヶ月の利用料金についてA、Bの2種類の料金プランがある。

 プランAでは、1ヶ月の通話時間が0分であれば料金は240円である。0分より長く5分以下であれば240円、5分より長く10分以下であれば300円となる。同じように5分ごとに60円ずつ高くなる。

 プランBでは、1ヶ月の通話時間が100分以下であれば料金は1500円である。100分より長く110分以下であれば料金は1600円、110分より長く120分以下であれば1700円となる。同じように、10分ごとに100円ずつ高くなり。

 プランAの料金がプランBの料金より安くなるのは、1ヶ月の通話時間がどれだけの場合か、求めなさい。

平成28年度市立西宮高校グローバル・サイエンス科数学に類題が出題

 

とにかく書いてみようよ!

 さて、前述の問題の解答です。華麗な解き方があるのかもしれませんが、ミスなく、自信をもって答案したいのであれば、表を書くのがいいかと思います。


上の表より、
 0分以上125分以下、130分より長く135分以下、140分より長く145分以下 が答です。

 正答を見ると、解答が連続していないことがわかります。こういった問題は1次関数のグラフでは答えが出すことができませんし、方程式をつくろうにも非常に作りづらいです。
 結果としては、ただただプランAとプランBの料金が一致しそうなところを模索し、その周辺を表を書いて調べるのが一番確実な方法と言えます。


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