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三峰結華について改めて考える その3(NOT≠EQUAL)

とうとうここまで来ましたね、NOT≠EQUALですよNOT≠EQUAL。
これは起承転結の転に当たります、重要ですね。

前回はこちらになります。読んでいただけたら幸いです

良くも悪くもシャニマスで一番話題性のあるカード言っても良いかもしれません。界隈に大きな影響を与えたカードという意味では他の追随を許しませんね。

とは言え、界隈に与えた影響があまりにも大きすぎるが故、それが一人歩きして「NOT≠EQUALはやばいカード!w」みたいな風潮があります。
これは個人的はあまりよろしくないなーと思っているところがありまして、やはりそういった色眼鏡なく、己の意志と考えで読んで欲しいところです。 
三峰もメガネ外していることですし、そんな感じでお願いします。

このカードについては本当に語るべき部分が大量にあります、コミュ以外に紐づいている風潮とかたくさんありまして、もうそっち語るだけで一つの記事が書けそうですね。

当時を体験していない人は、感覚的にリアタイした人と認識の差があると思いますので、それを補完できるように書いていきます。

はじめに

まず、このカードが出た時、三峰界隈が騒然としました。
「なぁ…いままでの三峰ムーブはどうしたんだよ…おい…」
となっておりました。

今のPたん達の感覚はわかりませんが、当時の三峰は「卑しか女ランキング」上位勢と扱われおりました。(謎)
そんな折、このカードが実装され、三峰の心がわからない…となるPが続出しました。

Pラブ勢と認識されていたので、このコミュで失恋したのか?と考え方もあり、有志達による考察の嵐となりました。

こちらが失恋としたと解釈した人間によるnoteです。このnoteは解釈違いなので闇に葬りたいですね。

もちろんこの当時からPラブではないと解釈する人もいますが、この当時はPラブ派が多数だった記憶があります。

そしてしばらくした後、高山Pからインタビューにてこう言った発言が出ました。「NOT≠EQUALは失恋を描いたつもりはなかった」と。

これを境に三峰はPラブではない派が急激に増え、今では非Pラブ派からPラブ解釈はエアプみたいな扱いをされるようになりました。てのひらクルクルです。

私が今回のnoteを通してPラブをかなり肯定的に書いているのは、解釈は自由な筈なのに抑圧されている風潮をあまり良いものと思っていないからです。どちらが正しいとかではなく、色んな解釈が認められるようになって欲しいと思います。

でもそもそも高山PはPラブではないとは言っていないんですよね…、これには同調圧力を感じます。

で、実際NOT≠EQUALは失恋話ではなく非Pラブが正しいのでしょうか?
しかし私はこれをYESと思っておりません。

ではなぜ高山Pは「失恋話を書いたつもりはなかった」と言ったのでしょうか?答えは簡単です。「もっと距離が近づいたコミュを書いたつもり」だったからです。

NOT≠EQUALは距離感を見つめ直したお話を解釈されることがよくあります。しかし私はこの考えに懐疑的で腑に落ちないところがありました。

しかしこう考えるとどうでしょうか?
・三峰は信頼の中に好意が含まれる(その0読んでね)
・NOT≠EQUALを経て信頼が深まり距離が縮まった
と。

この考えであれば、Pラブを否定せず、かつ信頼関係でもあり、高山Pの言った失恋ではなく、距離感を取るという戻るようなコミュではない。
といった条件を全て満たすことが出来ます。

そしてその根拠を今から書いて思います。少し圧強めに書いてしまいました、申し訳ありません。それでも良いと言う方はもう少しお付き合いしていただけると嬉しいです。

これが間違いなんだとしたら

三峰の独白から始まります。とても意味深ですね。

さて、今回はプロデューサーと撮影の下見に来ております。
台本を読んでいるあたり演技のお仕事であることが推測されますね。
これは「演じる」という行為がメタファーになっているものかと思われます。

何気ない会話をしているうちに、Pたんは無配慮にこう言い放ちます。

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親の顔よりみた三峰の顔です。グレフェサーは多分最近良く見てます。

それに対して三峰はこう反応します。

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プロデューサーが三峰を怖がらせてしまいます。それは何故でしょうか?

それはプロデューサーが作り上げている結華像があるという可能性に気がついてしまったからです。言葉を文字通りに受けれれば考えなかった筈なのに、頭の回転が早く、いろんなことに気が付いてしまうが故に考えてしまったことです。

これは言ってしまえば固定観念です。某死神漫画からセリフを拝借するとするなら「憧れは理解から最も遠い感情」というように、何かを決めつけてしまう行為は理解とは真逆のことになります。

つまりこの発言から三峰が感じ取ったこと(可能性)は
「プロデューサーは私を理解してくれようとはしていないのでは…?」
です。

三峰はプロデューサーが自分を理解してくれる人だと確信しておりました。しかし、それはプロデューサーに確認を取ったわけでもなく、かつ理解してくれると誓ったわけでもありません。

三峰結華という人間は今、プロデューサーの隣にいます。三峰結華は色々と物事を考え、色んなものを感じ取って生きています。
しかしプロデューサーの認識の中にいる三峰結華はどうなのでしょうか?
隣にいる等身大の三峰結華と一致しているでしょうか?

そして、その答えをこの場で出せるのでしょうか?

三峰結華には、その答えが出せませんでした。

動点Pとの距離を求めよ

よくコミュ名が秀逸だと話題になりますね。
動点Pとの距離は遠く遠く離れています。少なくとも三峰はそう思っております。

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このセリフですが、勘違いとはどういうことなのでしょうか?

それはプロデューサーが理解者ではなかったのに、理解者だと思い込んでいたことだと解釈しております。

その後、三峰は調子を崩してしまいます。

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物凄く悩んでおります。でもそれもその筈
これ普通に人生設計とかに滅茶苦茶影響する話なんですよ、本当に。

信頼出来ない人に自分の人生を預けられますか?信頼出来ない人とアイドル活動して行けますか?

本当にこのままで良いんですか?プロデューサーが優秀だと思っていたのは自分の買い被りだったのでは?

そんな不安が一気に押し上げて来ます。

名前で呼ばないで欲しいっていうのも、今は踏み込まれたくないって意識があったのだと思います。Pラブ要素強めに考えるなら更に心が許してしまいそうになってしまうからというのを付け加えても良いかもしれません。大筋変わらないんでお好みですが。

三峰はよく「めんどくさい女!」と称されることがあります、まぁ正解ですね。ではそのめんどくさい要素とはなんでしょうか?それはこのコミュの最初のセリフの「ちゃんと自分で解決するから!」に集約されていると思います。

繰り返すようですが、三峰は能力主義で、人を基本的に信用しておらず、他人に弱みを見せることを拒みます。
これらの要素が組み合わさるとどうなるでしょうか?答えがこれです。
一人で解決したがります。
今のプロデューサーは信用出来ないんで頼ることなんて出来ません。

三峰がもし冬優子のように(勢いとはいえ)本音をぶつけられたり、円香のように敵意を正直に投げられるような人間だったらどうだったでしょうか。きっとここまで抱え込まなかったでしょう。これは明確に三峰の欠点です。

当のプロデューサーは、本音や敵意をぶつけられることを拒んでいるわけではありません。だから結華ももっとわがままになって良い筈なんです。
しかし、三峰はわがままになれませんでした。誰よりも人を想い、誰よりも優しいが故に抱え込んでしまいます。そんなこと、しなくてもいいのにね…。

雨の中(二度目の)正解をくれた

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これ…色んな解釈ができるので、凄く悩むところです。
①Pラブしてたのを振り返って反省している
②アイドルとして活動していた筈なのに、相手に理解を求めすぎていた
③Pの中で固定観念出来ていることで、アイドルとしての活動の幅が狭まることを懸念している

…等たくさんありますね。いまだに絞りきれていません。
個人的には「アイドルという枠でやってたのに、プロデューサーに人間として理解してもらうことを期待してしまっていた。しかしそれは過ちでプロデューサーに理解してもらっている訳ではなかった。そもそもその気持ちはアイドル活動とは別枠のものなのでは?」的に考えるのが丸い気がしますが、確証に到る根拠が弱すぎて堂々と言えないところがあります。

とりあえずこの考えで話を進めたいと思います。

さて、この時点で三峰はまだ悩んでおります。プロデューサーは理解してくれる人なのか?信用して良い人なのか?信用して良いのか?背中を預けて良いのかと。

そう悩んでいると(ごめんなさいここ本当に好きなシーンなので画像めっちゃ貼ります)

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「クレイジーな人では?????」樋口円香、Pクイズ正解です。

ここのプロデューサーが本当に格好良すぎてもう惚れてしまいます。
普通はここまで出来ません。この高身長イケメン白コートは一体何者なんですかね!本当に!!
俺も女になってシャニPにプロデュースして貰いたいよ…ずるいよ…

本題に戻ります。

雨の中プロデューサーが自分のことを見つけだしてくれました。
場所もわからないのに必死で。

プロデューサーは三峰に教えてもらったところを覚えていました、その記憶を使って三峰を探していてくれていました。
全ては三峰の力になりたいからという気持ちだけで。

こんな人間が自分を理解してくれようとしてないって思えますか?
ここまで自分のことを考えてくれる人をまだ信用出来ませんか?

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プロデューサーなら、普通のことだったんですね。

あの日、私を雨の日にアイドルの道に誘ってくれた人も、
今ここで自分のことを不器用ながら誰よりも誠実に理解してくれようとしてくれている人も、同じプロデューサーでした。

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理解してくれることを、三峰は「見つけてくれる」と表現します。
プラスチック・アンブレラでも「誰か見つけて 誰も近づかないで」と歌っていますね。
この場合は物理的な位置で見つけてくれていることと、不安を解消してくれるという3つの意味が含まれているような気がしますが。

紆余曲折ありましたが、問題は解決しました。思い詰めていたことは三峰の勘違いだったわけです。

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これを期に三峰は吹っ切れます。
この一件で三峰はプロデューサーに対する信頼を確固たるものにしました。

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本当によかったな…結華…

答え:アイドル三峰結華

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正解を見つけた三峰には怖いものはありません。

さて、話は飛んでしまいますが、良く考察される場面まで飛ばします。

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最初にメタ的なことを言いますが、良くカメラの恋人同士の振りと比較されますが、この状況で彼氏と言う選択肢はまずありませんので、比較としては適さないかと思います。

しかし、だからといってこのやりとりが無意味というわけではありません。

三峰結華が人に理解されたいという思いも、アイドルとして輝いていきたいも全てはプロデューサーと歩むアイドル道の中にあります。
それを確信したのがさっきのコミュです。

だから今は胸を貼って、アイドルをいう仕事を一緒に歩んでいくパートナーなんだと言えるようになったわけです。

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プロデューサーはたくさんの正解をくれました、三峰結華は恩に対して律儀です。だからこそ、アイドルとして羽ばたくといった形でプロデューサーに恩返ししていくのです。

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これはアイドルロードでの開放セリフです。

マジでクソほど関係ないんですけど、プレゼントの中には石がたくさん入っています。無料石持ってると限定引きにいきたくなっちゃうんで…別に受け取りサボってるわけじゃないからね!!

……頼ってもいいですか?

未所持の人の簡単に説明しますと
成人男性が未成年女性の部屋に押し入り、楽しいひとときを過ごす。
といった内容になります。これは灯織ポリスが来てしまいますね。

真面目に説明します。このコミュは三峰が体調不良でおやすみするところから始まります。

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Pたん「部屋まで来ちゃった……♡」

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なにげないやりとりですが、この三峰、物凄い成長しています。

まず、この状況ですが、おそらくすっぴんかつパジャマで居るかと思われます。つまりとても見たいという気持ちになると言うことです。
だって今の三峰は無防備なんですよ!?
そう、無防備なんです、いつもはガッチガチに武装している三峰が今は無防備です、よわよわのよわです。

前にも説明してますし、この章でも説明していますが、三峰は弱みを見せることを苦手とします。

前回のカメラTRUEでは、弱みを見せようとしてチキってしまいました。
しかし今ではその様子はありません。

それどころか「一緒におしゃべりして欲しい」という弱みの上乗せをして来ました。これまでからしたら考えられませんね。

プロデューサーとの信頼が確固たるものとなったから、こうやって甘えられるようになったわけですね。

時は過ぎ、復活した三峰が事務所に来ます。

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「プロデューサーが熱出したら看病してあげる♡」

とか、そういうからかいじゃなくて、さ

本当に嬉しかったから熱出したりしないように、見ててあげる。
お礼として!

という意味だと思います。

前回のコミュでもそうでしたが、根本的な対策をするのが三峰流ですので、熱出したりしないようにするというのは三峰なりの愛情(信頼?というとここはニュアンスが微妙)です。

そうやって三峰の中の信頼度が相当高まったことを確認して、このカードのコミュは幕を閉じます。

まとめ

このコミュをきっかけに三峰はプロデューサーに対する信頼を絶対とすることが出来ました。
人と理解しあえる、通じ合える。そう思えたことでしょう。
プロデューサーも三峰のことを理解しようとしてくれています。

今は理解しようという想いが双方にあります。
そこから生まれるものはなんでしょうか?

それは「共感」だと私は考えます。

人と接することに臆病だった少女が、人となんの躊躇いなく共感して、同じ気持ちになれることがあれば、それはとても幸せなことでしょう。

次はくらくらについて書こうかと思います。
三峰結華シーズン1の〆にあたるものです。

ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。

続きはこちらになります。読んでいただけたら幸いです。


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