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マタニティリープ・ワークショップ

こんにちは。マタニティリープ主催の渡辺有貴です。
今回は、複数人で行うマタニティリープのワークショップについて書いてみます。1対1で行うコーチングにはないメリットもあるので、違いも意識しながら述べていきたいと思います。

ワークショップとは?
通常私は20人ほどの人数を対象にした体験型のワークショップを行っています。コーチングが1対1のその人にフォーカスをあてた時間だとすると、ワークショップでは、リードする私はガイド役となり、エクササイズ、対話をみんなで行います。レクチャーや講演と違って、車座で行います。レクチャー型だと、私のもっている知識を参加者にダウンロードするような一方通行なやりとりになりますが、ワークショップでは参加する一人一人が体験し、話し、学びを作り出し、その学びを日々の日常での実践につなげていくことが推進されます。カジュアルに楽しく、時にディープに、互いが学ぶグループダイナミクスが醍醐味です。

グラウンドルール
ワークショップでもコーチングと同様、守秘義務を大事にしています。それは、「隣にいるこの人のことを大切に思う」というようなことです。ワークショップでは自分のことを話したり、相手の話を聞き合うことをベースにして学びを深めます。聞いたことを許可なく他言しない、話したことが大事にされることが前提になっている必要があります。
「相手のことを大事にする」ことがワークショップの空気だとしたら、「笑い」はワークショップの水に相当すると私は思います。一生懸命、頑張って、真剣にやるというのも大事ですが、時に緩めて楽しくやった方が身軽にリープできます。楽しくやろう、というようなこともグラウンドルールには含まれます。学びが最大化されるために、必要なことは言葉にして合意するのが「グラウンドルール」=場の前提です。

エクササイズと振り返り
ワークショップは人数や時間により、行う内容をアレンジします。マタニティリープ・ワークショップの目的は「マタニティ期の悩みや本音を話すことで飛躍につなげていく」ことにあるので、それぞれが悩みについて話せたり、本音が話され、そこから気づいたことを行動につなげていけるよう、エクササイズと振り返りを行います。エクササイズとは体験です。体を使うことも体験ですし、話すということも体験ですし、聞くということも体験です。新しい何かを経験すると気づきが生まれます。その気づきを振り返りで刈り取るわけです。そしてその気づきを「いい学び」で終わらせず、その人なりの行動を明確にすることが、日々の実践につながります。

ワークショップのインパクト
ワークショップのいいところは、結果として参加者同士が仲が良くなるということです。本音を話し、聞き合うことで、これまでの友達とも違うし、同僚とも違う、新たな「仲間」となります。愚痴を話したり、弱音をこぼす相手ではなく、悩みを飛躍の機会にする前提が共有できているので、ワークショップの後も、その変化を見守ったり、話を聞き合い、応援しあえる心強さもあります。また、ワークショップで「これを実践する」と言葉にしたことには価値があります。言葉にされたことで自分と仲間がそれを意識します。そして意識することで行動の背中を押してもらえるのです。

私は20年ほど前にワークショップに初めて参加したことを覚えています。当時は本を読むことをベースに自分の興味や悩みに応えようとしていました。あるテーマに関連する本を数十冊買って、ほとんどは読むけれど、一部は積読(つんどく)にした時の学びのコストパフォーマンスと、ワークショップに参加した時のコストパフォーマンスについて考えました。もちろん本にも良し悪しがあるように、ワークショップの質も様々ですが、総じて私はワークショップ形式の学びの方が自分の血肉となり、学びと実践につながってきたように思います。


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