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モロッコ・インテリア雑貨の製作販売をはじめました/後編

こんにちは。マテリアルモロッコのhirokoです。

春になりモロッコでは花が咲き乱れているのですが、今はオリーブの花が満開で、花粉を撒き散らしています。

オリーブの木は庭付きの家ならほとんどの家に植えてあるくらい、あちこちに植えられてるのですが、もれなく我が家も我が家の近隣住宅にもたくさん。

日本ではもちろん、モロッコにきてからも花粉症とは無縁だった私が、今年ついに花粉症になってしまい、外出するたびに鼻水、鼻づまり、目がしょぼしょぼとつらい日々を過ごしています。

花粉症対策も今までにしたことがなかったので、ついつい無防備で外出してしまうんですよね。
は~
これから毎年こうなるかと思うとこの時期が来るのが気が重くなりますわ。

さて、だいぶ日が経ってしまいましたが、前回の後編を綴っていきたいと思います。
前編はこちらです。↓↓↓

2020年3月からいよいよモロッコも鎖国の状態に入りました。
3月から4月までの予約がバタバタとキャンセルを余儀なくされ、GWの予約の方たちはギリギリまで待ちましたが、やはり無理。

まぁ夏休みには良いだろうと、今年のGWは神様からいただいた休暇だと思い、久しぶりにのんびり過ごそうとのん気なことを考えていたものです。

GWが過ぎ、通常子どもの夏休みには子どもを連れて日本に一時帰国をしているのですが、それも叶わず。(実際には帰ろうと思えば帰れますが。)

2020年3月から収入がストップ。貯金を切り崩して何とか生活しております。幸いにもモロッコでは食料がとても安いので贅沢をしなければ、食費にはあまりお金はかかりません。かかるといえば、子どもの学校3人分。
この1年で貯金は相当減りました(泣)

ただ金銭的なことよりも何よりも一番つらいのは、毎日することがないということ。人生の折り返しを過ぎた私にとっては1分1秒でも貴重な時間。
その時間を毎日だらだらと過ごしているのが、とてももったいなく感じていたのです。

ある日、久しぶりにメディナに行ってみると、店を閉めてしまった店舗や仕立て屋さんなどが店を売りにだしていたりして、かつての活気はすっかりなくなっていました。
職を失ったのは私たち観光業だけでなく、ほぼ観光客で成り立っていた旧市街の商店も同じなのです。

モロッコに移住して14年。はじめてみたこの光景に私までがっくりしました。
このまま観光が動き出すのを待つか、それとも自分にできることを今動いた方が良いのか、かなり悩みましたが、とにかく毎日毎日時間が有り余っていたので、後者を選択し早速夫とともに行動に移したのです。

夫の実家はカフェを経営しており、幸いにも店内の一画には工房に使える程度の空き部屋があり、義実家には数年前に嫁に出た義理姉が残して行った業務用ミシンがある。
旧市街には腕の良い職人さんも時間を持て余している。

職人さんのミシンも工房に持ち込み、そんなこんなであっという間に自社工房が始まりました。
※工房についてはまた別の機会で紹介したいと思います。

私たちも含め、とにかくみんなが困っている状況の中、ただただじっとしていることができず、私のエゴで始めたようなものかもしれませんが、この年齢になっても何かを始めようとするキッカケができたことは嬉しく思っています。

完成品を買い付けるバイヤーではなく、素材からのモノづくり。
このモノづくりが思っていたよりもすごく楽しくて、みんなのアイデアから形になっていく工程が刺激的です。

モノづくりを始めるとハマッしまう人の気持ちが今さらながら、理解できるようになりました。
そして職人さんへは尊敬の気持ちしかありません。

このnoteでは、モノづくりの様子やモロッコの日常、それから商品の紹介もしていきたいと思います。

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