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脱サラしてみて思ったこと
2022年8月31日をもって、サラリーパーソンを終えることになりました。
大手自動車ユニットメーカーに14年、大手バイクメーカー(?)に3年いたことになります。
技術系コンサルをとりあえずやってみる。
勢いで辞めた大手企業・・・
毎月安定した報酬を得ていたにも関わらず、あえて何の保証もない独立を試みる。
齢41歳、これから教育費のかかる子ども3人、妻1人、よく考えたら普通じゃない。
そんなアホな脱サラについて、思ったことを綴ってみます。
なぜ安定した会社を辞めたか
スキルアップと関係のないことをやる必要がある
これが独立した理由その1です。
決まらない打合せ、よくわからない帳票、派閥闘争などなど。
俯瞰して見ると生産性が悪いことこのうえなかったのです。
平凡な才能がさらに埋もれていく気がしてしまいました。
日本の鋳造業界をもっとよくしたい
これが独立した理由その2です。
鋳造というニッチな産業ですが、製造業の基盤のひとつである業界です。
単一の企業にいるよりも、多くの企業をより良い方向へ導けるのであれば、それは意義があるように思います。
そんなことを漠然と考えていました。
必要としてくれる方がいた
これが独立した理由その3です。
自動車ユニットメーカー時代に一緒に仕事をやっていた方に、コンサルとして参加してもらえないかと声をかけてもらいました。
必要としてくれるというのはうれしいもので、その一言で決断したとも言えます。
事業面における駆動力としても大きなものでした。
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なにをやりたいか
辞めた理由にもありますが、
「日本の鋳造業界をもっとよくしたい」
これが根底にあります。
怒られてしまうかもしれませんが、鋳造業界は装置産業化しています。
装置産業自体はいいのですが、鋳造はその特性上、材料が占める因子が大きいのです。
最近ではそこが蔑ろにされており、
「なんだかなぁ」
と思うことが多々あります。
材料のことをよく理解できたら、良い製品が作れるのに・・・
装置メーカーの言いなりじゃなくて理論的に考えたらいいのに・・・
応用は基礎がしっかりしてないと無理だよ・・・
そのようなことが積み重なり、いっちょやってみっか!というノリで起業したのが発端です。
![](https://assets.st-note.com/img/1672307510587-fwTgbX2u1b.jpg?width=800)
どのように進めようと思ったか
会社はスキルアップと関係ないことをしている!
と啖呵きっておいてなんですが、割とその実情を知っているのも役に立ちます。
相手を知らなければ、戦略は立てられません。
これに加えて業界の情報はできる限り、自分の足で取りにいくようにしています。
情報には鮮度がありますし、真偽含めて最終的には自分で判断したいものです。
現状把握して計画を練って、作戦を実行する。
ときには、
「とにかくやる!」
そして
「やりながら考える!」
ということもやりますが、やはり安定するのはPDCAでしょう。
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事業をはじめてみてどう思ったか
とにかく時間が大事
生産性向上!
と声高らかに言われていますが、これは身をもってそう感じています。
技術系コンサルは、専門性を切り売りしているとも言えます。
当たり前ですが、課題を解決できる専門性にこそ価値があり、誰でもできることにクライアントは価値を見出してくれません。
そのため、自分にしかできないことに注力しないといけません。
作業がメインとなる業務はアウトソーシング、自分の専門外もアウトソーシング、本業と隣2件ぐらいまではがんばる!
そんな感じで時間効率を上げるようにしています。
人間関係を構築する必要がある
仕事はある程度は割り切ってできますが、最終的には人と人。
気持ちよくやりたいですよね。
大企業でも1人社長でも、人間関係が重要ということを再認識しました。
AIが格段に精度を上げていますが、まだまだジャッジするのは人。
人と人の関係構築は今後も必要とされるでしょう。
また、サラリーパーソンのときには出なかったような会合も積極的にでるようにしています。
売上にならなくても、人間関係の構築はマイナスには働きません。
いろいろな方の考え方を知ることにも価値があります。
聴く能力は相変わらず重要
これは言わずもがなですね。
いまどきの組織においてマネジャーに最も求められる能力かもしれません。
相手の意図を理解した上で発言しないとトンチンカンな回答になります。
そのため、相手の発言の真意を問うような質問をするようになりました。
アクティブリスニングとか傾聴とかいろいろ言われてますが、これを身につけて悪いことはないように思います。
妻の話を聴く場合も気をつけてます・・・
本業以外に時間がかかる
いままで大企業と言われる組織に属していて、完全な分業体制でした。
それがいまや1人社長です。
なんでも自分でやらなければいけません。
税金、運転資金、財務などなど、やることが山積みです。
知らないだけで多くの人が動いていたことに気づかされました。
こうしたバックオフィス業務の効率化は1人社長の宿命でしょう。
景気変動が怖い(笑)
景気の変動はものすごく怖いです。
契約書もらっても怖いです。
なんといっても雇用契約結んでいませんので・・・
ですので少しでもお役に立てるような提案を考えています。
変動に追従することがコンプライアンス。
これを忘れないように努めています。
まとめ
脱サラしてみて思ったことを綴ってみました。
まとめると以下のような感じです。
・時間は大事
・人間関係の構築
・聴く能力が重要
・会社は本業以外に時間がかかる
・景気変動が怖い(笑)
割とやってみたらなんてことないですが、生活の保証がされていないのがとにかくこわい。
清く正しい会社員はマネされない方がいいと思います。
そんな私の本業のサイトがこちらです。
ご笑読いただければ幸いです。
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