見出し画像

【元ネタを探せ!①】ウルトラセブン「第四惑星の悪夢」とゴダール「アルファヴィル」

「ウルトラセブン」に「第四惑星の悪夢」という名作回があります。監督は実相寺昭雄。 地球そっくりの惑星に迷い込んだモロボシ・ダンとソガ隊員が、そこがロボットが人間を支配する世界だと気がつきます。

ロボットに歯向かう人間は処刑される恐ろしい光景を見たモロボシ・ダンは、ウルトラセブンに変身して町を破壊して地球へ帰還します。ウルトラセブンなのに怪獣は現れず、特撮もごく一部にしか使われていません。

ロボットの星は地球(日本)と変わらないのですが、それもそのはず、東京で普通にロケしているだけなのです。普通の団地の上に月が四つ出ている場面はさすがに特撮ですが。因みに脚本は上原正三と川崎高で、川崎高は実相寺昭雄のペンネームです。

それでファンには有名な話ですが、この「第四惑星の悪夢」はジャン・リュック・ゴダール「アルファヴィル」のオマージュになっているのです。実相寺昭雄本人がインタビューで認めている事実です。

ただ相当なファンでも、実際に「ウルトラセブン第43話」と「アルファヴィル」を見比べた人はそう多くないのではないでしょうか。後者は廃盤でプレミアが付いてますし。

と言うわけで「第四惑星の悪夢」が収録された「ウルトラセブン11巻」と「アルファヴィル」のDVDを併せて放出します。

「ウルトラセブン」は1967年、「アルファヴィル」は1965年の作品です。ゴダールが初めて宇宙SF映画を撮り、なのに宇宙船も未来的な街並みも一切登場せず、パリ市内だけでロケをして撮影した「前衛的」なSF作品であります。

ジャーナリストと名乗って外の国からアルファヴィルにやってきた主人公。そこの住人は全てコンピュータによって洗脳されていて、反抗する住人は銃殺されるという話は、なるほど「第四惑星の悪夢」です。

セリフ回しが難解ですが、ゴダールの映画としては分かりやすい方です。シンクロ選手が泳ぐプールで市民を銃殺するシーンは衝撃的。「第四惑星の悪夢」ではテレビスタジオで銃殺されてました。どちらも相当に安上がりに撮影したのが共通してます。

実相寺昭雄の話では、SF的なギミックも特撮も使わずにSFを撮っていることに衝撃を受けたそうです。

どちらの盤も相当に古く、特に「ウルトラセブン」はレンタル落ちですので注意して下さい。どちらもプレミア品です。特に「アルファヴィル」はけっこう高いです。出品前に両方再生して問題ないことを確認しています。

https://jp.mercari.com/item/m35797203035
↑【メルカリ売り場】★

https://amzn.to/3V3OWSP
↑プライム・ビデオ「ウルトラセブン」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?