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「レイ・ハリーハウゼン コレクション」Blu-ray BOX〈4枚組〉

ダイナメーション(人形アニメ特撮)の巨匠 レイ・ハリーハウゼンの初期代表作Blu-rayBOXです。今は廃盤で、プレミアが付いてます。

「水爆と深海の怪物」「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」「地球へ2千万マイル」「シンドバッド7回目の航海」の4本セット。どれも視聴は一回のみ。盤面は良好です。どのディスクにも豪華なボーナス特典が付いてます。詳しくはボックス裏の写真を拡大すると、各巻の特典の詳細が書いてあります。

「水爆と深海の怪物」では、水爆実験の影響で深海に潜む巨大タコが原子力潜水艦を襲ったり、ゴールデンブリッジを破壊して米軍と戦います。巨大タコはハリーハウゼンのダイナメーションで表現されてますが、動きを簡略化して予算削減するため、足が2本減らされて6本になってます。

「空飛ぶ円盤地球を襲撃す」は、動物ではなくUFOをダイナメーションで表現。アメリカの国会議事堂の破壊シーンでは、建物の破片がこまかく砕け落ちるさまがコマ撮りで撮影されており、地味に手間がかかってます。

「地球へ2千万マイル」はハリーハウゼンファンにはお馴染み、金星からやってきた怪物イーマ竜が出てきます。動物園に売られるところを脱走したイーマはやはりダイナメーションの象と戦ったりしますが、ローマ市内のコロセウムで軍隊と戦い、コロセウムの頂上から転落して死にます。

「シンドバッド7回目の航海」は、ハリーハウゼンの代名詞となった骸骨剣士とシンドバッドが剣で戦う場面が見もの。人形コマ撮り特撮の醍醐味は、死せるものや無機物の彫像が生きているように動くことで、骸骨と人間のチャンバラは醍醐味だと申せましょう。骸骨剣士はその後、最高傑作「アルゴ探検隊の大冒険」では集団で探検隊員を襲いますが、この特撮場面は「ハリウッドの奇跡」と呼ばれました。この作品もそのうちメルカリに出すかも知れませんので注目して下さい。

人形をコマ撮りで動かす技法は、ハリウッドにおける怪獣映画の基本的技法であり、ハリーハウゼンはこれをダイナメーションと名付けました。彼のダイナメーションはまさに名人芸。特に実写の人間と絡ませる場面が得意でしたが、人間とチャンバラする人形の目線をピタリと合わせるなど、恐ろしく時間をかけて撮影されています。

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↑水爆と深海の怪物(PrimeVideo)


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