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「けだもの組合」

1930年代を代表する人気コメディグループ、マルクス兄弟の映画第2作です。

チコ、ハーポ、グルーチョ、ガンモ、ゼッポのマルクス兄弟が、ハチャメチャでナンセンスな芝居を舞台・映画で繰り広げ、世界中のお笑いコントグループに影響を与えました。日本のザ・ドリフターズもそのひとつです。

またハーポ(ハープ)とチコ(ピアノ)は名人芸で、音楽性の高いコメディバンドとしてものちのコメディバンドに影響を与えています。

グルーチョは口髭を蓄え前屈みの変な歩き方で早口でまくしたてる性格、ハーポは全く喋らない人間、チコはイタリア訛りの喋り方、ゼッポはあえて特長をつけず全員のツッコミ役に徹するなど、全員が自分のキャラクターを確立していました。

「けだもの組合」は、貴婦人の邸宅でのパーティーで繰り広げられる珍騒動。

「ニセの鏡ギャグ」やグルーチョの口髭を使った変な動きのギャグは、そのままドリフも真似していました。ヒゲダンスとか。ドリフの原点を知りたい人は、是非、観るべきでしょう。

「けだもの組合('30米)〈初回生産限定〉」
グルーチョ・マルクス / ハーポ・マルクス / ヴィクター・ヒールマン


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