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【重要】クラファンを2回に分けて実施することについて

このたびのクラウドファンディングは私のSNSなどでは何度も「最初に国内クラファン(原画復元目的)、次に海外クラファン(豪華画集制作クラファン)の2回行なう」旨を告知している。しかし、このアナウンスが徹底しておらず、最初から豪華画集を制作するクラファンだと思われている人が多いようだ。そのような人のために、改めて「クラファンは2回に分けて行なう」ことを明記しておきたい。

もちろん、クラファンは2回とも「画集制作」が最終ゴールになるので、最初から画集制作目的だと書いてあって間違いではない。ただ、いきなり画集制作に着手する前に、どうしてもやらなければならないプロセスがある。そのことを改めて説明したい。

このプロジェクト最大の困難が「失われた美術原画を最新のデジタル技術で復元する」ことにあることは既に述べた通りである。

最近の作品であれば、美術原画が完璧に保存されているので、それを使って画集を作ることに困難はない。だが『ベラドンナ』は50年前の作品であり、撮影に使われた原画の大部分が散逸し、多くは廃棄されてしまっている。これを完璧とは言わないまでも、可能な限り50年前の制作当時の状態に復元し、そのうえで画集の編集作業に移行する必要があるのである。

画集編集とは別に、復元作業にはそのための技術者を集めなければならず、試行錯誤にかかる時間が必要である。つまり、初期段階でかなりの費用がかかるのだ。ゆえに、最初に画像復元費用を調達するためのクラファンを行ない、復元の目処が立った状態で、第二弾の画集制作クラファンに移行しなければならない。このプロセスは逆にはできない。

すでに原画復元の技術的目処は立っており、現状、着々と復元は進行しているわけだが、すでにかなりの費用がかかっていて、それは竹熊の持ち出しである。予算には限りがあるわけで、まず第一弾原画復元クラファンでは、これまでにかかった費用を少しでも回収したいと願っている。そうしないと私の老後の生活が危機に陥る。

原画は完璧には揃っていない状態だが、復元したい原画はほぼ確定しているので、実は同時に画集の編集デザイン作業も進行している。なので、第一弾の原画復元クラファンが成功すれば、第二弾・豪華画集制作クラファンはすぐにでも開始できるだろう。

順調にいくなら、10月末に第一弾クラファンが終了してから(リターン発送は年内)、すぐに第二弾の豪華画集制作クラファンに移行することになる。豪華画集は、クラファンが失敗しない限り、来年(2025年)のうちにリターンとして発送する予定である。  

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