どんどん、調べよう。

こんにちくわぶ。まてさんです。

今日も今日とて、授業でのお話。

高校英語の必修科目に、「コミュニケーション英語」という科目があります。段階に応じて1〜3まであるのですが、何を取り扱うかが非常に曖昧な科目でもあります。
文法訳読の従来型もできるし、音読練習としての教材としても使えるし、長文の演習にも使えるし…

でも、思ったわけです。「もっと内容を深く扱えるんじゃない?」って。
なので、いま担当している1年生では「内容」を主に深く取り扱っています。とにかくまずは、英語をどんどん使っていこう。というスタンスで。正確な英語の表現法は「英語表現」という別の科目に譲りました。

教科書では、英語のパラグラフがパート毎に載っているのですが、それはあくまで「背景知識をつける」ための英文として割り切り、細かい説明をせずにまずは自分で読み進めることを目指しています。読み進め、問題を解き、自分で要約を作る。ここまでが教科書です。

ここからは自己流スタイル。パート毎にOpened question(答えが複数ある設問)を設け、スマホを使って実際にその答えを調べ、意見を述べてもらっています。答えは英語で書いてもらうのですが、生徒は背景知識を得たあとなのでかなり集中して探します。
最初はできるかと不安になったのですが、やってみると大したことはなく、皆熱中して答えを書いていたため、授業時間の半分近くをそれに費やしてしまいました。

スマホさえあれば調べられる時代。そんな時代でも、自分の意見を持つことは大切です。
英語という科目の中でも、そんな授業をしたいなと感じている次第です。

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