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たったひとつの冴えた防音方法

学生時代の話ですが、近所で見かけたロックバーというところに入ってみたことがありました。
よくあるカウンターのみのバーなのですが、ロックバーと言うだけあって店内では大音量でロックがかかっています。それはもう会話もままならないほどの大音量なのですが、不思議なことに店外にいるときはそれほど気になりません。というか、イヤホンの音漏れ程度の感じでどこかから聞こえてくる風なんです。見たところ音楽室のような金属製の屈強な扉ではありません。普通に木造住宅の民家の扉に見えます。
気になったので訊いてみたところ、すべてDIYで防音したそうです。
たしかに入口の扉はいくつもの防音シートやスポンジを組み合わせて貼り付けられてぶ厚くなっています。
ロックということで色々な楽器を駆使しているでしょうし、重低音だったり高音だったりの音を打ち消すのは相当に大変そうです。これをそのまま住宅の防音に使えるんじゃないかと思ってコツを訊いてみたのですが、とにかく隙間は埋めた方が良いとのこと。空気の振動を遮断しなくてはダメだと。

これを憶えていたわたしは一人暮らしを始めたときに色々とやってみたことがあります。
まず、共用部分(外)廊下の会話が室内に筒抜けなんです。まるで同じ室内にいて友だちと喋っているくらいそのまま会話が聞こえてきて、恐くなったわたしは部屋でテレビを付けたまま玄関の外に出てみました。そして驚愕します。M1を流したらそのまま笑ってしまうくらいの音量で聞こえてきました。
最初に書いた通り隙間のことをまず思いついて玄関扉を開けてみると、ドアと玄関枠の当たるぐるりのゴム?が劣化しているのかまったく機能していません。隙間だらけなんです。ところが名称をなんと呼んだらいいのかわかりません。戸当たり(じゃないと思いますが)で検索するとamazonに想像していたような商品がありました。
(参考用:https://amzn.asia/d/gAmvwBe
自分の玄関枠のサイズを測りこのスポンジの幅を調べ適合しそうな商品をさっそく買って取り付けてみました。取り付け自体はとても簡単です。サイズをちょっとだけ間違えてしまって、ドアを閉めるときにぐっと引く(外出するときは外から押す)ようにしないとラッチがかからなくなってしまいましたが、より密封されたのでしょう。この建物には他に住人がいないのかと思うほど廊下の音が聞こえなくなりました。
防音に気密性が重要なのはあのバーの店長の言う通りだったのです。
それからというもの、防音できたことに嬉しくなってしまい、部屋の窓も閉めたときにしっかりサッシと枠が密着するようにゴムを貼りました。部屋の目の前は四車線道路で、自動車の走行音が常に聞こえていたのですが、窓を密着させただけでロードノイズは明らかに減退します。

防音テープの種類はとてもたくさんあって、どれが効果的かは使ってみるまで分かりません。しかしやってみる価値があることは確かです。対外に向けたものだけでなく、例えばトイレの扉に防音性を与えるとか、寝室の扉に施すとか、色々な方法があると思います。

ひとつ注意が必要なのは、この手のDIYを行うときは原状回復できるようにしましょう。両面テープなども跡が残らないようにマスキングテープを先に貼っておいたりなどの工夫が必要です。引っ越しで退去するときにトラブルにならないよう、細心の注意をお願いします。

静かな暮らしを目指すみなさんはぜひ参考にしてみて下さい。
それでは!


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