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あの時、気づかなかったら・・・な話

良く帰って来れたねシリーズです。

(2本め、たぶんこれで終わりですが•••)


若かりし頃、

友達がアメリカに留学したので、

また別の友達と一緒に訪ねることにしました。

シアトル。

その前に、グランドキャニオンには行きたい。

でもラスベガスには興味なし。

航空券と宿をとって行くことにしました。

インターネットも無い時代。

小さな旅行会社でお願いしました。


英語ができるわけではないのに、

チャレンジしてみたかったのです。


ロスでフラッグスタッフという街に行く飛行機に乗り換えです。

搭乗口の前まで、順調に来ました。

沢山の人が搭乗を待っています。

少し経っても誰も動かない。


「matchy・・・」

そう、呼ばれた気がして、ハッとした顔をしたときに、

(たぶん)アメリカ人の女性が、指さしてくれました。


「なんか、あっち行けって言ってるよ」

不思議に思いながらも行ってみると、

私たちの乗る飛行機の搭乗が始まっていました。

いえ、終わりかけていました。


7人乗りのセスナ。

搭乗者4名。

歩いて向かいます。


そこに居た、ほとんどのお客さんは、別の飛行機だったのです。


あの放送を聞き逃していたら・・・

目の前の女性が指をさしてくれなかったら・・・


これも、私の奇跡のひとつ。

こんな経験、ありませんか?


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