【実録】事件のあらまし7月22日【備忘録】
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脳梗塞による頭痛により意識が朦朧としていながらも夜中まで取り調べを受けて、一睡もできずに朝を迎えた。頭痛は少し引いたが、死にそうなほど→ヤバいくらいに変わった程度で目を開けているのもキツイ。
それよりも眩暈がひどくて立ち上がる事すらできないし、留置場の朝食も食べられなかった。菓子パンとブリックタイプの甘ったるいコーヒーだ。私はデキストリンのアレルギーがあるので、そもそも菓子パンも缶コーヒーも避けている。
昨日は夜中に留置所へ通されたので他にどんな人が収監されているか、わからなかったが朝になって歯磨きなどの時間があるので徐々に状況を掴めるようになってきた。
ここでは各人は番号で呼ばれる。これはプライバシーへの配慮だろう。私は3部屋並んでいるうちの真ん中の部屋で、両隣りは若者と60代くらいのおじさんだった。若者はおとなしかったが、おじさんは所在なさげに室内を熱き回っている。運動しているのかも?
それにしても二人とも目が特徴的だった。どこか虚ろで言い方は悪いのだが、間抜けな印象。二人がそれぞれ何をしたかなんてわからないけど、見た目ではとても悪いことをしてそうに見えなくて、私と同じように陥れられただけじゃないの?と思っていた。
そういう意味では私も彼らと同様に間抜けた顔と虚ろな目をしていたんだろうなと思うと笑ってしまう。仕事ではいつも賢いふりをしていたから、なんか少しホッとする場所だなと思ってしまったのだ。
前回にも書いたが私は夜中まで取り調べを受けていたので午前中は休めることになった。こういった点はビジネスの世界に身を置いた人間からすると良い配慮だと思った。ビジネスの現場では仕事に何時に終わろうが定時に始まるものだ。
ここでは健康を妨げない配慮を「問題を起こさない」と定義しているが、私は優しさだと考える。こうした少しずつの配慮が優しい世界の実現になると考えるからだ。生産性とか投資効率とか、もうたくさんだ。
そもそも、そのせいで私は精神疾患から脳浮腫になったのだ。今回はその過酷だった法人からの訴えで、骨までしゃぶられた挙句に骨の髄まで啜られようとしているようだった。
なぜか訴えた側には議員も関わっており、政治的な意味合いも感じており本当に「クソだな」と思った。だから警察は警察の仕事をしただけで思うところは何もないが、法律は弱い者の味方ではなく、法律を知っていて賢く利用できる人間の味方であるという事がよく分かった。
私は刑法の知識に乏しく弁護士を要望していたが、午後から検事調べというのが入って移動した。この時になってはじめて弁護士と接見することができたし、少しだけ外部との連絡ができるだろうという事で安心したことを覚えている。
住宅ローンや各種支払いはすべて私の口座から支払われているのだが、入金口座は別だったりして、資金の移動もあるから妻が心配しているはず。病気療養中ということもあって多少の貯えがあったので問題はなかったのだが、妻からは信頼されていなかったので心配だったと思う。
この検事調べは数回あったのだが、初回は自身の体調不良もあって最初から起訴したるで!って雰囲気でガンガンこられて精神的に参った。結局この日は昼も夜も食べれず、21日の朝に自宅で食べたオートミール以来、何も口にしていなかった。
ここまで食べないのは久しぶりではあるが、太ってきたこともあって飢餓感は全くない。むしろ体調を整えるチャンスかもしれないと前向きに考えて、水分はお茶だけをしっかりいただいて寝ることにした。
どうやら、ここでのルールは19時に布団を自分で搬入して、21時というルールらしい、そして7時起床らしいがそんな寝れませんって笑
隣りのおじさんのイビキが豪快でこの日もほぼ寝れず、体調も改善しないまま次の日を迎えることになった。
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