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【実録】事件のあらまし7月27日【備忘録】

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事件から約1カ月経とうとしているが、未だに安心した生活を取り戻すことは出来ない。それだけ突然に身に覚えのない逮捕はいつでも起こりえる事だと思うのだ。

訴える側が悪意をもって証拠を捏造して、それを客観的事実としてしまった場合、反証材料がこちらになければこちらは分が悪く、逮捕状をもって警察は動くしかない。

私の場合はそうした反証材料を相手のいうがまま渡してしまっていたので相手のしたい放題となってしまった。これを書いている間にも新たに何か始めようとしているかもしれないし、再逮捕だってあるかもしれない。

取り調べの中で明言はされなかったが議員も絡む権力行使である可能性も否定できず、弱い者は搾取の対象でしかない現実を感じたものだ。

皆さんにお伝えしたいのは3つ

・お金が絡むことで生まれた「縁」は何も信じるな

・記録は徹底的に残せ

・弁護士は必要

大人の世界もイジメの構図と同じで、搾り取れそうなところから取る。SNSの普及に伴って訴訟ビジネスなるものが日本でも認知されつつあるが、昔からこの手口は横行しているのだ。

最初はビジネスパートナーとして近づき、うまくいかなければ被害届を出して逮捕させて、示談で巻き上げる手法は存在するのだ。これを証明する方法は難しい。

腕の良いベテランの弁護士にチームを組んでもらえたら、逆転することも可能なのだが、そうできない経済力だから国選に頼るのがせいぜいで相手もそれを見越して仕掛けてくるのだ。

私も今回は事故にあったと諦めて示談に応じる他無かった。これは非常に苦渋の選択で、心に大きなしこりを残す結果となるだろう。この示談さえ、支払うと分かれば一転して増額要求されるなど無茶苦茶な事もあった。

弁護士を通していてもこのような事がまかり通るので何を信じてよいのか分からなくなる。それでも最初は弁護士としか接見できないし、留置されてしまえば頼りは弁護士だけだ。

逮捕から6日目にしてようやく息子と面会ができた。土日は面会できないので逮捕する日を調整すれば、被疑者を孤立させて精神状態を孤独に追い込むことも容易なのだ。

息子は妻からの伝言を携えて来てくれたので遠方にいる妻も少しは安心してくれたと思う。時間にして20分と短い時間だったのであっという間だったが、私にとっては掛け替えのない時間だった。

来てくれた息子は前妻との子供で私が男手ひとつで育てて、多感な時期に今の妻と再婚をした。とても素直で優しい子だから私は救われた面もある。教育面では厳しいところもあったと思うが、時には父から息子へ相談したり、基本的には親友の様にも接してきたし、私の弱い面などもいっぱい見てきたと思う。

しかし、彼の気持ちはどうだったのだろうか?ずっと気になっていてこの件から解放されたら聞いてみたいことの一つだ。母の愛を知らずに育って、新しいお母さんは素晴らしい人で君も救われただろうか。

今日感じたのは、「しっかり」した子になって頼もしく感じたし、心から息子のことを愛おしく思った。こんな状態で君に会う父親をどうか赦して欲しい。

何よりも息子も妻も私を信じてくれている事が嬉しかったし、取り調べで「やってないことはやってない」とこれからも取り調べで戦う覚悟を持てた。頭痛もひどく、脳梗塞の精密検査も終わってないから、あまり長くないなと感じて投げやりになりそうだったよ。

息子には願わくば、「不争、不顯、不露、心善志堅」(争わず、感情を表に出さず、才能をひけらかさず。心は善良で志は固く)生きて欲しい。

目立って得な事は一つもない。そして信じていいのは家族だけ。

そう思えるってとても幸せな事だし、人生難しいこともたくさんあったけどお父さんは恵まれていると心から思うよ。




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