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子育てはエンドレス、出産は秒で終わる。

こんにちは。
またよみ協会の「なばた」 です。

誤解を招きそうな題名なので補足しておきますが、出産は命がけの大仕事です。
だからみんなその日を迎えるまで不安だし、実際出産はとても大変。
「でもあんなに予習して準備しても、産む時はなるようにしかならなくない?」
が自論です。

産院で「バースプランの提出してください」(陣痛時の過ごし方や出産方法、産後のスタイルなどの希望を産院と共有するためのシート)
と言われたので、

・陣痛時、お気に入りのカップでハーブティを飲みたい。
・陣痛出産時、音楽を聴いてリラックスしたい。
・陣痛の間は自前のパジャマで過ごしたい。

などネットでいろいろ調べて、我が子との初対面が素晴らしい時間になるようにシートびっしりに要望を出しました。

そして、産院のマタニティ講習も全部受けて、企業や行政のプレママセミナーも受けて、出産How to本を読み、シミュレーション動画も見て、陣痛計測アプリもダウンロードして、可愛いパジャマを買って、出産に望んだのでした。

結果、産院についてから私が娘に会うまで

      47分

産院へ着いたのは出産予定日になったばかりの午前0時。
あまりの激痛に「早く!」と高橋名人ばりにエレベーターのボタンを連打している時に、「ボーン、ボーン、ボーン」と優雅に柱時計の音がして
「あ、予定日になった」と思ったのを覚えています。

娘 0時47分誕生。
バースプラン、ひとつも叶える事なく出産を終えました 笑
写真の私、着替えてもないでしょう?
あんなに準備してイメトレしてたのに!
入院バッグに入れていたお気に入りのカップもパジャマも、自宅に戻るまで一度も出すことはありませんでした。

陣痛からお産まで3日かかったり、急に帝王切開になったり、
外出先で突然破水したり、早産で何ヶ月も入院したり、
予定日過ぎまくって産むのが大変だったり、
私のまわりだけでも出産エピソードって満載です。
そのどれもが大変で壮絶でみんな頑張った。

だけど出産の時って、みんな助産師さんや先生がついていてくれて、
手取り足取り指示してくれる。不安なら手を繋いでくれて、声もかけてくれる。
「どうしたらいいの?」と思っても「お先真っ暗」はないと思うんです。

反対にこの直後に始まる子育はもうエンドレス。
そして、隣にいてくれてた助産師さんや先生はもういない。
ほぼ「どうしたらいいの?」のオンパレード。
産前の予習した情報と、今必要な情報がかけ離れていました。
泣き叫ぶ我が子に「ごめんね。」と声かけていたな。

あの時の私が『またよみ』を知っていたら!!!

娘が泣いている=私の勉強・準備不足
と思っていました。

『またよみ』を知っていれば、想像通りいかないながらにも
我が子に「あなたが大切です」を伝えられている自信があったはずです。

出産を知っておくことも、準備も絶対に大切。
でも出産にかける時間よりも育児をする時間の方が圧倒的に長い。
そういう意味で、「出産は秒」と表現しました。
だからマタニティ期のうちにもっと子育てを想像力豊かに
そして生まれる前からできることがたくさんあると知ってほしいなぁと思います。

最後に。
ミュージカル好きの私が出産時に聞こうとしていた曲をこっそり教えましょう。

「ナーン ツィゴンニャー ババキ チババー」

えぇ、ライオンキングです。
恥ずかし!!まじポンコツすぎる!!
聞く時間なくてよかったー。。。


2021.6.8
またよみ協会
名畑 奈津江


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