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【チーズプロフェッショナルへの道】(22)ジュラ山脈

【問題】ジュラ山脈一帯では造られていないチーズはどれか。
【選択肢】Ⓐ Comté Ⓑ Mont d’Or Ⓒ Munster Ⓓ Morbier

教本該当箇所のまとめ

(チーズの教本2023~2025 p.72、73)
ジュラ山脈は、フランスとスイスの国境にある。フランス東部、という区分けに当たり、ワインでいうところのブルゴーニュから北部ローヌあたり、ジュラ・サヴォワ地方までを含みます。

この中でⒸ Munsterはアルザス地方のチーズなのでこれがダウト!

Ⓐ Comté
ジュラ山脈一帯を産地とする。牛乳(部分脱脂したもの)、ハードタイプ。フランスのA.O.P.チーズで最大の生産量を誇り、フランス人に愛されるチーズ。

Ⓑ Mont d’Or
ジュラ山脈沿いのドゥー県のスイスとの国境になっている「モン・ドール」という山の名前から。牛乳、ウォッシュタイプ。エピセアの樹皮で巻いてエピセアの棚の上で熟成させる。製造は8月15日~翌年3月15日、販売は9月10日~翌年5月10日と規定されている。

Ⓓ Morbier
ジュラ県、ドゥー県全域など。十分な量の乳がないときに考え出された。加塩前のグリーンチーズの上に煤をまぶしておき、次の搾乳をしたあとにまた重ねるという造り方。なのでチーズの真ん中に煤の黒い線が入っている。牛乳、ハードタイプ。

答え

Ⓒ Munsterでした。

用語

エピセアってよくモンドールの説明で出てくるけどどんな樹?と思って調べてみました。
マツ科トウヒ属の常緑針葉樹。クリスマスツリーに使うモミの木と似ているが非なるもの。前にモンドールを食べたときにエピセアの香りってあまりわからなかったのだけど、おそらく清涼感のある樹木の香りが漂うのが本式なのでしょう。

おわりに

スピッツの露出が止まらない。。この映画の主題歌もニューアルバムからの一曲。

また明日も一問アップします!


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