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歩き遍路の記録_6【7番十楽寺〜9番法輪寺】

2日目① 7番十楽寺〜

2022年5月4日 早朝6時起床。
6時半から宿泊者用の朝のお勤めがあったのだが、自由参加とのことで参加しないことにした。
何をするのか良くわからないし、朝から分からなくてモジモジするという経験をしたくなかったからなのだが、折角なんだし参加すればよかったと今なら思う。
モジモジぐらいしろ。っていうかなんだモジモジって。するな堂々としろ。
どうにもめんどくさがりと引っ込み思案が旅をしょうもなくしている。
駄目だ本当に駄目。

そんなこんなで朝食を済ませ、7時過ぎには部屋を出て、早速十楽寺を打った。

第7番札所 十楽寺

第7番札所 光明山 蓮華院 十楽寺

早朝だったため、ロウソクもお線香も一番乗りだった。

他には誰もいない境内で一人静かに参拝する。なんて気持ちのいいことだろう。

納経も済ませて次へ向かう。

8番熊谷寺へは4.2km。

いちごの直売所という看板が出ていたが早朝で開いていなかった。
このあたりはいちごを栽培しているのか。
なんとしてもこの旅の間にいちごをゲットしたいと思った。

昨日は住宅街の中を歩いていたが、だんだんと畑や田圃が増えてきた。

吉本屋という和食のお店があった。
壁に結婚式場とあるがこの辺りの人はここで結婚式ををするのだろうか?
それとも昔の名残か?

遍路道沿いにある三木武夫邸跡。
そこに建つ遍路小屋。
私の地元には有名な政治家が全くいないんだが、総理大臣が出たらこういうものが出来ちゃうんだ〜へ〜…と思った。

なんだかおしゃんな火の見櫓。

第8番札所 熊谷寺

第8番札所 普明山 真光院 熊谷寺

境内に入ると、どこからともなくお坊さんの読経の声が響いている。
なにかお勤めでも行われているのか、見学できるのでは?と思ってワクワクしたが、よくよく聞いてみると境内に設置されたスピーカーから流れているお経?だった。(調べてみたがどうもお経ではなく御詠歌らしい。御詠歌の解説はまたなにかの折に。)
なんだかイスラムのアザーン(祈りの時間をお知らせする町内放送)みたいな雰囲気だ。視界は純然たる日本なのに耳だけ異国。

スピーカーからの不思議放送で面食らうけど、境内は広いし、かなり立派な多宝塔があり気持ちのいいお寺だった。

軒下の模様、軒下の垂木、新緑 美しい

9番 法輪寺へ向かう。2.4km。
視界が開けて一面田んぼに。
気持ちのいい天気。気持ちのいい景色。最高だ。

ただ建物がなく、遮るものがないからか風が強い。
菅笠が風を受けて頭ごともってかれそうになる。
日差しも強い。ジリジリ体を焼いてくる。

9番札所に着こうとしていた。
門の向かいになんだか良さげな休憩所がある。
コーヒーとか焼き芋も置いてるらしいけど…
なんだか昨日休憩しすぎたミスが響いてまだ体が疲れてないのに休憩もどうよ?
って思考回路になっていた。
この日は昨日以上に時間に余裕があったのに。
入ればよかったなあ。私ってホントバカ。

第9番札所 法輪寺

第9番札所 正覚山 菩提院 法輪寺

納経所に猫の餌入れがあったのでこのお寺には猫ちゃんがいるんだろうけど、猫ちゃんには会えなかった。至極残念である。

手水に青もみじ
おしゃん

今回もおつきあいありがとうございます。
ここまで。

※グーグルマップに場所だけ指定してできたルートであり、実際に歩いた道程ではないですがだいたいのこんな感じだった気はします。

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