Soya's Themesong2022 -Jun.

もう7月が終わってしまった……。これでようやく半年ですね。
自問自答の一環として始めたこの記事群なのですが、続けることで見えてくるものが……あるような……あるか……?と思いつつ、1年やった先に見える景色を楽しみに一歩ずつ歩いているような感じです。

前月はこちら。

June.

・IA「Conqueror」
・ミュージカル刀剣乱舞 真剣乱舞祭2022
・KREVA「神の領域」
・I Don't Like Mondays.「HONNE」

やっぱり、わたしの移り気で、聞いていた時から時間が経つと良くないな……と思いました。もはや思い出になりつつある。

IA 「Conqueror」

これボカロ曲なんですか? 時代凄すぎる。

真剣乱舞祭2022の5月最終公演が5/26(木)。6月の最初の公演が6/4(土)。中8日。正確には26日公演のディレイ配信が5/30まで生きていたので虚無期間は中4日。
この時期の宗谷さんは完全に狂っているので、この僅かな数日のらぶフェス欠乏症に耐えかねてうめいていたところ、下記のMMDをたまたま見つけました。大包平の残り香を求めて原点に帰った成れの果て……(古備前最高。

いや、曲の中毒性が尋常じゃない……聞き始めると永遠に聴いてしまう。やめ時が見つからない。LINEMUSICの再生回数がエグいことになっています。

(生きてる……ッ)

「灰になる前に」に似た中毒性。声の響きが音になって溶けている、という感じ。それはつまり韻が強いということでもあり、それがツボということなんだろうなと思います。
そんなConquerorですが、歌詞もとても格好いいです。何より入りが「I'm taking the start as I open the book. Don't care if it's a draft I make my own rules.」なのが痺れる。(まず)本を開くことから始めるし、それが草稿でも気にしないって、歌詞を紐解いたときに衝撃が走りました。音に取り込まれた先に、こんな物語があったなんて、という感動。

繰り返される「I'm an untouchable target, cause I'm way far from you.  I'm an unstoppable rocket going straight to the moon.」の対句も、とても勇気をくれるんですよね。触れられはしない、止められはしない。わたしは"Noli me tangere"が、心の澱に沈んでいるので、その意味でも胸に刺さります。う〜ん、これは人生のプレイリストに入るべき曲……(Disc2ぐらいで)。

しかし、IAの歌がめちゃくちゃナチュラルなのはともかく、ダンスすら人間のわたしより滑らかに踊る鶯。こんなに踊れない。こんなに表現できない。完全に生命体としての自信を失くしています。しかし本当に美人!!!!

ミュージカル刀剣乱舞  真剣乱舞祭2022

公演名再び\(^o^)/ (詳細は先月のテーマをご覧ください)
5/26に転がってから、本当に転がり落ち方が宗谷さんだなって感じなんですが……。

福岡:6/4 ソワレ(配信) 6/5マチネ(配信)
広島:6/9マチネ(配信) 6/10マチネ(現地) 6/10ソワレ(現地&配信) 千葉:6/16マチネ(配信) 6/16ソワレ(配信)
東京:6/22ソワレ(当日引換券) 6/25ソワレ(配信) 6/26千秋楽(LV)

舞台界隈だと全通している人もいるわけで、それだとそんな狂っているわけではないのかもしれないけど、8/1の今振り返るといくら使ったかを考えるのが怖いというのはある種の狂気。これだから推し刀がいるとさ……。6月の後半日程に入った途端セトリも変わって、本当に課金しがいのあるコンテンツですよ刀ミュくん。

大体1会場2-3公演ぐらいなのに東京だけ8公演だったので、だんだん理性が戻ってきて、見たいもの全部見る!みたいな気持ちはだいぶおさまっていたのですが……千葉で「Burn Out」を披露された時に、もう頭のネジがパァンとなりどうしてもどうしても生でBurn Out聴きたい……聴きたい……わたしは今狂っているから今なら追いチケできる……と狂気を以って自分を正当化するとかいう、よくわからないことをやり、6/22に当日引換券で追加参戦しました。どーーーーーしても生で浴びたかったんだよーーー。当日引換券って何回かあるんですけど、意外と席が悪くないんだよなあ。

・Burn Out

BurnOutも発売まだですか……まだですね……(秋発売)
歌詞が耳コピしかないのですが、”I never get down 飛べるHigher 自由自在な有様 My xxx”がいいですね。(最後聞き取れないんだけど、自分の何、と言っているのかめっちゃくちゃ気になる……)

この曲の歌詞に"Burning Love Burning Love 君と果てるその時まで"とあるのですが、Burning LoveがVanillaって聞こえるんですよね。本人たちはそのつもりないのかもしれないのですが、わたしは古くはGacktの「Vanilla」で「Buring Love」と「番人だ」は「Vanilla」と聞こえるように訓練されている人間なので……。命を燃やして炎の特効でも出すのかな?というような曲でも、仄かな甘みを感じてとても痺れています。

わたしは歌を響きで聞いているなあとこのログをつけ始めて感じているので、こういう音遊びが入る歌が結構好きなんですよね。キスマイは遊びが上手い(よくやってる)イメージ。音遊びの最高峰はやっぱり「I Scream Night」!

”Party  Da I scream I scream Night”!

・問わず語り

刀ミュ史に残る名曲。この曲のための真剣乱舞祭2022だったなあ。2021年の東京心覚の現地で初めて聞いて、動けなるくらい心を打たれました。「問わず語り」という概念がそもそも大好きで……。モノローグ、ひとりごと、届かない手紙……。受け手不在であったとしても、形にせざるを得なかった感情……届かなかった、叶わなかった、そういう諦観に似たものから始まる感情に少し特別なものを抱いています。

作詞・浅井さやか/作曲・和田俊輔という時点で《約束された勝利の剣》なんですけど。”耳の奥で燻る唄” ”瞼の裏で揺れる残像” ”忘れ得ぬあの人の温もり” 、いろいろなものに生かされていて、繋がりあって、それは届かないかもしれないし、どこにも残らないのかもしれなくても確かにあって。確かにここにあったんだ、と歌うことと、それを「聞いて欲しかった」のだと吐露できる確かな強さが宿っている、本当に心の琴線に触れうる曲だと思います。う〜ん人生のプレイリストに(以下略)

らぶフェス、肥前くん(と伯仲)推しの友人と広島遠征、ライビュ参加、何回も配信同時視聴(LINEで感想高速チャットする)みたいなことも出来て、すごく楽しかったな〜。吸い尽くした。
ただ一つの2022年6月を生きた!!!


KREVA「神の領域」

久しぶりにKREVA聞いたけどやはりうまいな………(最初に浮かんだ感想)

King&Princeの最新アルバム『Made in』のリード曲「ichiban」を紹介されたので聞いたのですがとても格好良かった。ジャポニカな音と野心に溢れたリリック。この曲を作ったのがKREVAであり、平野紫耀がKREVAに「神の領域のような曲を作りたい」という提案があって生まれた曲と知り(出典:KREVAのTwitter)、聴き始めました。
え、選出がichibanじゃないのかよ、というところですがご容赦ください。(キンプリは足を浸してないので……)

ここ数ヶ月のテーマソングをご覧の皆様はお気づきだと思いますが、しばらくアイドルと役者が歌う曲ばっかり聞いていたので、耳がそこのラインにチューニングされていたなあと気付かされました。シンプルに、言葉がマシンガンのように繰り出されるのに、何を言ってるかわかるんですよ。言葉が強い。響きのエッジが立っている。アイドルや役者の歌を下げる目的はないし(結局わたしはそれに熱狂しているわけだし)、何を目的に歌うのか、表現するかという違いだけだと思うんですけど、ただ純粋に、言葉を音として戦ってきたひとの歌は、強い。強いんですよ。歌が上手い(上手いというか、なんというか……)のに越したことは無いというシンプルな真理に殴られました。

I Don't Like Mondays. 「HONNE」

”このキスしたい気持ちに下心はないんだ 1ミリも無いのかって聞かれるとちょっと自信はないけど 至って真面目に僕は今夜君の本音を見たいのさ”

チャ、チャラい……ッッッ

と、リリース当時(5月)聞いた時思ったのに、縋るように聞いていました。ここ、見たいものが歌詞上は「本音」であることを今知って震えた(響きは違う)。2月ぶり・今年2回目のIDLMs.です。

これもらぶフェスの隙間を埋めてくれる曲として求めていたと思います。月を通して、日がな熱に浮かされているとやはりどこかは心は疲れて来ちゃうんですよね。こんなに好きなのになあ、やはり高熱は体力使うからなあ……。スイッチを意図してオフにする必要性がありました。日常の延長にあるんだけれど甘やかさを孕んでいる曲、少し酔ったような夜の静寂の曲って考えた時に指が伸びて、どハマりした。いい曲。

少しばかり熱に浮かされたまま眠りたい時とかに、これからもずっと聞くと思います。


乱高下する真剣乱舞祭の情緒を埋める曲、と言う感じの6月でした。
そんな真剣乱舞祭も、6/26に千秋楽。第七波の直前に終わり、無事完走したことが本当に奇跡だったなあと思います。

どれだけロスになるかと震えていましたが、千秋楽をライビュで見て、その中でキャストが念入りに終わりと向き合わせてくれたこと、ちょうどその翌日に見たミュージカル・アラバスターが尋常じゃなく良くてあっさり成仏できました。このわたしの節操のなさ!というか、安定の八艘飛び気質……。アラバスター、デザートのフルコースを食べたぐらい、もうずっと夢見ごちというか(暗い話だが)、なんかそれくらい五感が幸せだった……。

円盤にならないかなあ。なんなら音源でもいい……………。(とか言っていたら音源になりました。8000円のCDとして……笑)


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