人生の最後かもしれない時に聞く曲〜Soya's Themesong番外編①
タイトルがいきなり物騒!
こんにちは。都内某所の入院病棟からお送りしております、宗谷です。
わたしが音楽の記録、――自問自答を始めたのは、何かを通して自分の人生を振り返るときに、きっと偏った形であったとしても、「音楽」がわたしの側にあるからだと思ったから。
人生を彩る音楽、自分自身のテーマソング。人生のプレイリスト。
各論では「結婚式に使いたい曲」とかって多かれ少なかれ考えることってあると思うんですけど。わたしにとっては2017年のある日に必要性を感じた「レッドカーペットを歩くときの曲」探しから、一段解像度をあげて曲を聞いている気がします。
この話はまたいつかするとして。
さて、「人生の最後(かもしれない時)に聞く曲」をここのところずっと考えていました。というのは、手術が必要になったからです。全身麻酔の。
今回初めて知ったのですが、麻酔をかけるとき=意識を失うときに、(多分リラックスさせることが目的だと思うのですが)CDを持ち込めばその曲をかけてもらえる、ということがままあるようです。(友人の体験談と合わせてN=2)
最初聞いた時は、へ〜〜と思ったんですけど、おうちに帰ってから改めてぼんやり考えて思い至りました。
麻酔から帰ってこれなかったら、それが人生最後に聞く音楽になるってこと……!?
人生の最後に聞く音楽!(でも聞くのは手術室&一人じゃない)という条件で考えるテーマソング。なかなか痺れました。
これも、来月の、来年の手術だったら違うんだろうなあと思いながら、2022年8月の「手術室で、人生の最後(かもしれない時)に聞く音楽」です!
候補に上がった曲たち
・Kis-My-Ft2「NAKED」
何回か取り上げているNAKED。初回登場は2月。
ビートが効いたヒップホップのリズム、夜とその中でも失われない光を思わせるメロディというのが、テーマソングとして背負いたさしかない。クレジットと共にエンディングで流れる曲のイメージなんですよね。次話へ続く、エンディング。決して終わりじゃないんだけど、終わりの寂しさもある。そして、”If I die tomorrow / 問いかけては今は行動 / 擦り切れてさ意識朦朧 / but I'm standing ここは東京”のラインも、今まさに意識失う時へのマッチ度も高め。立ってないけど。
・北山宏光「灰になる前に」
2022年1月のテーマソング。
多分どこかの記事でも言いますけど、わたしが灰になるときにはこの曲をかけて欲しいんですよね。曲がめちゃくちゃ良い、というか、この曲のbpm、疾走感、グルーヴ、くるくるとリズムが巡っている感じ、全てが好きだし、自分らしいな、と思える。この曲が最後に聞く曲でも本望、みたいなきもち、あります。
”Let's reborn in the end / 置いてくenemy / 灰になる前に”という歌詞もシチュエーションに合っていて良い。
・北山宏光「DON'T WANNA DIE」
だったらこっちでもよくない?タイトルぴったりでは?と思い選抜。
でも何も知らない人(このわたしの遊びを知らない人)が見たら、これが手術室でかかるってちょっと笑えない&深刻そうに感じ取られてしまうな……。そんな命にかかる手術ではないので。あとこれは凄く好きだけど、まだわたしの人生のテーマソングではないかなあ。最高に好きだけど。
注意:2曲連続の選出ですがわたしは北山担ではありません。北山宏光の作る世界観がドツボなだけです。
・Snow Man「Make It Hot」
推しがいるグループなので最後はSnow Manでもいいなと思ったんですけど、テーマソングになりうる曲が……本当に……ない……。BlackGold音源化まだでしょうか……。
その中で選ぶなら、「Make It Hot」かなと思いました。アゲアゲ曲だし、歌詞も"踊り明かそう / everybody scream!!" ”今夜の主役は俺で決まりさ” ”turn It up 音に乗りcrazy”と、人生の最後の音楽を選ぶという遊びを真剣にやっている人間にはいい感じの歌詞が並んでいる。
「Make It Hot」、そこまで解像度高くなかったのですが「Party !Party !Party!」より好きだし、わたしに合うなと気づいたのは収穫。
友人から「P.M.G.」じゃない?って言われましたけど、人生の最後に聞く曲がトンチキソングなのはちょっとね……(個人の感想です)
・SixTONES「Special Order」
わかる方はお察しだと思うのですが、もはやリラックスではなくブチアゲ曲で行こうという方向性になっています。
「Special Order」はわたしの人生のプレイリストに入る曲ですが、手術室でかけて許されるのか?(許されないなんてことは何もないのですが)という懸念が拭えない。これは、意識を失う時に聞く曲ではない。むしろ逆。目覚めの時の音楽。手術室にあの中東の音階が流れているのを想像するのは楽しい(わたしのアイデンティティ!)。
しかし久しぶりにこの動画見たけどやはり格好良いなあ。さすが、一撃で私をSixTONESファンクラブに加入させたことだけのことはある。
・Kis-My-Ft2「Smokin' Hot」
ただの新曲ーー!
とはいうものの今(なう)一番HOTなアゲ曲といえば、Smokin' Hotなので脳裏に過りました。STAY TUNEDな気持ちですね。
・Wiz Khalifa 「See You Again ft. Charlie Puth」
真剣に割と人生の最後の方に聞きたい曲、ではあるけれどこれはどちらかというとお葬式の時にかけてほしい曲かな。これで出棺して欲しいんだよな……。物騒、というか本気で帰ってこれなさそう。
・KEN THE 390 「 Pop!! feat. SHUN,SWAY,KLOOZ」
突然のHIPHOP。たまたま入院の数日前に聞いていて、あ〜これもいいなって思ったんですよね。KENTHE390の音楽、Lego!!とかClapとかBeautifulとか、こういう明るく爽やかに自己肯定感を高めてくれる曲が多いので大好きだなあ。KEN THE 390は……いいぞ!!
POP!!も曲がハッピーで、それこそポップであってビート感も凄く好き。術前にこれくらい走ってる感じで押すのもわたしらしくて良い。”例え決まったBPMでも乗り方は決める自分自身で” ”なら音も拍数も限界まで / 上げろ 上げろ 上げろ” "一回きり Life Goes On / この人生にはない再放送 / なら音も拍数もまだ足りない" みたいに、人生を彩る曲としても◎。
あとこの曲、全体を通して、泡が液体の中で弾けてうねっている様子をモチーフにしている歌詞が多くて、それは意識を失う瞬間に凄く相応しいなと思います。
改めてKLOOZの”上を見ればPops Pops / 足りない何か / 俺は知ってたRの在りか / Rを入れて作ったProps"ってライン、めちゃくちゃお洒落。ここに辿り着くまでの歌詞含めていつも感動する。
こんなところでしょうか。
いやあジャニーズ、ていうかキスマイ率が凄いが……まあ新曲&ツアー期間なので、2022年8月にやったらそうなっちゃうのは致し方ないです。10月だったら「お前が知ってる」とか入っていたと思います。
最終的に選ばれたのは……
NAKEDでした〜〜〜!(ドンドンパフパフ)
予想通りすぎて。だいたいわたしが最初に「これかな?」って直感で思ったものってだいたい覆らないんですよね。NAKEDになるのは仕方がない。
最後まで競ったのは「灰になる前に」だったので、ただの(sic)boyが好きな人だなという感じになってしまった(Heaven's Driveでも良かった。CD持っていないけど)。ただ、手術室の冷たい機械的な感じに合うのは、NAKEDかなあと思って選出しました。いや、(仮に)人生の最後に聞く曲だったらそんな背景とのマッチとか考えている場合ではないな。でも、この2曲は前日までずっと悩んでいたな〜。今考えてもこの2曲は本当に甲乙つけがたいんですよね。幸福なことに。
実際の手術。
かなりドキドキワクワクしていましたが、「お借りしたCDかけますね〜」と言ってもらっても、音がめちゃくちゃ小さすぎて全然わからず、薄いドラムの音に(あ、かかって……る?……かな??)と一生懸命耳を澄ましたところで薬が効いて、正直何も聞けていないに等しいというオチでした。
麻酔から目覚める時にもNAKEDっぽい音楽がかかっていた気がしますが、これもまた耳を澄ませないとわからない&麻酔の副作用でそれどころではない、で結局人生に二度あるかもわからない「手術室で聞くテーマソング」は消化不良。こんなに考えたのにさ……。
ただ手術から自分のベッドに帰ってきた時、意識朦朧(まさに!)&麻酔の副作用で震えている最中、看護師さんの「何か手元に必要なものありますか?携帯とか」に携帯を……と言い、そこから音楽をかけました。ずっと。個室だったので、もうイヤホンつけるとか誰か来たら音を止めるなんて余裕もなくて、そのまま。「こいつ、ここにきて音楽流しながら寝るのか……(しかもこんなアップテンポの)」と各所に思われたような気もしますが、わたしにとって音楽は精神安定剤なんだなあ、ということをものすごく実感しました。手術の前夜に思い立ってプレイリストを作っていたのがこんなにも役に立つとはな……。NAKEDをそれこそピンポイントでかけたかったんですが、探し出す余裕がなかった。
ということで、わたしの意識が曖昧な時に助けてくれた曲たちに敬意を示して、以下流れた順に覚書しておきます。
(ストリーミングではなく)CDを買ってスマホの音源に入れている曲という縛りなのでほとんどジャニーズ。どこまで行っても「LOVE キスマイYES!」(from ジョッシー松村のSCREAM)って感じなのが笑う。(意外とSixTONESも多かった)
では一旦締めます!
いやはや、自問自答アカウントとして大変楽しい大喜利でした!
番外編(の番外編)
麻酔が切れて覚醒するまでの宗谷を見守ってくれた音楽たち。
もちろん意識があったりなかったりなので、実際「聞いて」はいない曲もあるのですが、68曲のリストの中でシャッフルで出てきた巡り合わせのある曲たち。そばにいてくれてどうも有難う。
※覚醒してから再生履歴遡って確保しました。
HUG&WALK / Kis-My-Ft2:入口がいきなりアップテンポ。
PICK IT UP / Kis-My-Ft2
Tonight / Kis-My-Ft2
Akumu / Kis-My-Ft2:Akumuの記憶はないので、Tonightまで聴いて、ここで意識が一旦落ちたと思われる。
Distance / Kis-My-Ft2
WHIP THAT(Live) / SixTONES
NAVIGATOR / SixTONES:このあたりで痛みがやばくてナースコールした。
Star and Dance / ヒサノ
Black&White / Kis-My-Ft2
EVERYTHING IS EVERYTHING / Snow Man
Flamingo / Kis-My-Ft2
Mad love / SixTONES :医師チームの回診タイミングだった気がする。
70億分の2 / 二階堂高嗣 & 千賀健永
CHUDOKU / Kis-My-Ft2
蜃気楼 / Kis-My-Ft2:だいぶ朦朧としていたが、看護師さんから「SnowManですか?」と聞かれました。深澤担だった(だいぶ愛の深そうなやりとりをした)。SnowMan蜃気楼カバーしてたかな……。この前のCHUDOKUきっかけかもしれない。
Re: / Kis-My-Ft2
"Laugh" In the LIFE / SixTONES :意識朦朧の中の冒頭の”What an Amazing Day!!”、めーーーちゃくちゃ効いた。安心感が凄い。そのまま意識を手放した。
FREEZE / Kis-My-Ft2:でもFREEZEの記憶はある。誰か部屋にいたのかも。
love u… / SixTONES
ConneXion / 藤ヶ谷太輔&千賀健永&横尾渉
Tequila! / Kis-My-Ft2
Secret Touch / Snow Man
L.O.V.E. / Kis-My-Ft2
Papercut / SixTONES
アイノビート / Kis-My-Ft2
THIS CRAZY LOVE / Kis-My-Ft2
赤い果実 / Kis-My-Ft2 :赤い果実を聴いて、そのまま落ちたと思う。
Odds / SixTONES
Bring It On / Kis-My-Ft2
Special Order / SixTONES :せっかくのスペオダですが意識がない。
It's up to you(きみしだい) / 中島卓偉 :ここから少し目覚める。
HANDS UP / Kis-My-Ft2
REAL ME/ 北山宏光&藤ヶ谷太輔:ちょうど看護師さんが処置してくれているタイミングでなんとなく気まずかった(気まずい、と思えるぐらい意識が戻ってきているということでもあるけど……)
Shake It Up / Kis-My-Ft2
Telephone / SixTONES:冒頭の電話音を聞いてまた意識が落ちる。
You&I / SixTONES
ETERNAL MIND / Kis-My-Ft2
Break The Chain / Kis-My-Ft2
運命Girl / Kis-My-Ft2
バクテリア / 北山宏光&藤ヶ谷太輔
Cassette Tape / SixTONES
Super Tasty! / Kis-My-Ft2:この辺りからまた意識がふわふわし始める。
I Scream Night / Kis-My-Ft2
A.D.D.I.C.T. / Kis-My-Ft2
Luv Bias / Kis-My-Ft2:この曲を聴いた記憶はある。
MARIA / 藤ヶ谷太輔
Smokin' Hot / Kis-My-Ft2
Two as One / Kis-My-Ft2
我ながら終わり方が完璧すぎるのでは?
(”道に迷った時 僕を呼ぶその声が聞こえるから”)
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