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2022/7/17 EURUSD

はじめに

久しぶりのチャート分析投稿です。
週の頭にざっくりとした見通しを立てて、できる限り日々の値動きを解説していきたいと思っていますが、大きな値動きが無かった日は投稿しないかもしれません。

チャート分析は、『改訂版・蛇口式トレード法』をはじめ、過去の投稿で繰り返し説明してきた分析根拠を基に行っていくので、不明な用語や考え方があれば、まずは丁寧に過去投稿を読むことをお勧めします。

では、今週はEURUSDを見ていきます。

日足

EURUSD 日足

6月10日以降、ずっと下降トレンドが続いていましたが、ようやく戻り高値ライン①を上抜けて、下降トレンドが崩れました。
念のために書いておきますが、この波形認識はあくまで、蛇口式での波形描画を基準にしたものです。
人によっては、もっと大きく波を捉える場合もあるでしょうが、一貫した基準でチャート分析をするためには、機械的に一定のルールで波形認識・描画をする必要があります。
それと、赤く塗った★マークの期間は、一見、上昇トレンドっぽく見えますが、違います。
このあたりについての理解が???の人は、過去記事の戻り高値と押し安値を読むようにしてください。

さて、本題に戻ると、ずっとつづいてきた下降トレンドがようやく崩れたので、短期足ではロングを検討できそうです。
ただ、まだ上昇トレンドが発生したわけではないので、あくまで短期決戦のお試しロングとなります、

4時間足

EURUSD 4時間足

4時間足は戻り高値ライン②を上抜けて、上昇トレンド発生一歩手前です。
押してきたところでロングしたいのですが、日足同様、まだ上昇トレンドが発生したわけではないので、ロングをするにも注意が必要です。

1時間足

EURUSD 1時間足

1時間足は戻り高値ライン③を上抜けた後、高安値切り上げで上昇トレンドが発生しています。
ただ、これは日足の下降トレンド崩壊確定前の動きですから、無理に1時間足でロングを狙う必要はありませんでした。
勝負は今週月曜日以降、つまり、「日足と4時間足は下降トレンド崩壊、1時間足は上昇トレンド発生中」という買い手優位の状況の中で、どううまく1時間足でタイミングを計って、4時間足以上の大きな流れに乗っていくかです。

大まかな値動きのパターンとしては、まだもう少し上昇を継続してから押し目を作る(赤矢印)か、直近高値を超えることなく押してくる(青矢印)かですが、まずは修正3波形成を待って、なるべく安いところからロングを狙いたいです。

チャートには参考までに、フィボナッチ・リトレースメント(0.382, 0.50, 0.618)を表示させていますが、日中にチャートを見る時間のない人は、少々リスクは高まりますが、とりあえず0.50ラインに指値ロングを置いて、0.618ラインの下に損切りの逆指値を置くというのも手です。
ただし、押しを作らずにすぐに直近高値を上抜けてくるようなら、いったん指値注文をキャンセルして、高値らしきものが見えてきた時点で、再度フィボナッチ・リトレースメントを引き直して、ロングの指値注文を入れればいいでしょう。

では、今回はこのへんで。

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