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未知なる活動|Vol.2

ホームレス支援をやろうと決め、費用をできるだけかけないようにおにぎりを握ることを決めたのは良いですが、どれぐらい握ったら良いのか分からないところからのスタートでした。

とりあえずおにぎりは一人に二つずつお渡しできるように、男二人慣れない手つきで20名分ほど握り、小分けの袋に入れて準備完了!いざ梅田に!

大体、いつも準備している場所から梅田までは片道25分程度で、行く道中の車内では「なんて声かける?」「絶対怖がられるよな?」「ブチギレられたらどうしよう」と話をしながら、変なドキドキ感の中向かいました。

そして到着したのは良いんですが、おられるのを確認していた所にホームレスの方達がいない、、、

原因は後に分かるんですが、駅の敷地内になるため、終電が近い23時ごろにならないと座ってしまったら駅員に注意されてしまうみたいで、自分たちはそんな事情も分からなかったので、どこかに移動されたのかな?と思い、元々「ここにもおられそうだな」と考えていた「扇町公園」へ移動。

扇町公園では定期的に「炊き出し」があるのも調べていたので、もしかするとと思っていたのですが、公園には若者が夜遅くまでダンスの練習をしていたり、スポーツをしていたりで、しばらく歩いてみましたがホームレスの方を確認できず。

そして近くの商店街に移動しようかと思ったところで、高架下に寝ている方の姿を見つけ、とりあえず恐る恐る声をかけました。

「こんばんは」

そうすると寝ている身体を起こして、何か言葉を返してくれました。
見た目は恐らく70歳〜80歳代ぐらいの小柄な方でした。

正直、何て返答してくれたかは滑舌の問題なのか聞き取れませんでしたが、表情からは嫌な感じの反応ではなかったので、

「おにぎりお配りしてまして、良ければ食べますか?」

そうお伝えすると、おっちゃんは頷いてくれたので、お渡しさせていただきました。これがホームレス支援の第一歩となります。

そこからその周辺に寝ておられる方に数人お渡しさせていただきましたが、ブチギレられたりすることは全くなく、第1回が終了し、今へと繋がります。

【Vol.3】へ続く

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