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ギリギリだよ。
「二十歳になったら死のう」
その言葉は嘘なんだよ。
誰にも言っていないけれど、いや、だからこそ、僕はそれができないまま、2年が過ぎた。
一日をやり過ごさなければならないのかという憂鬱に、僕は目を覚ます度に支配される。
感じるのは、大きな「他人」の敵意と悪意の塊。
それは僕の頭の中で飛び交う、過去の彼らの陰口と嘲り。
僕自身の妄想が僕を殺しにかかってくるのに、それに抗うのも僕。
実際に命を落とした人のことを考えると、僕は臆病か?
血によって赤々と染め上げられているのは、怨嗟の道。
僕は、血を流すことなく、ただ生きている。
いつか僕に殺されるのならと考えても、
きっと明日も同じなんだよ。
なんか、ごめんね。
それは誰?
一日延ばしは時の盗人、明日は明日…… あっ、ありがとうございます!