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裏RPG窓の外(下ネタです。)

ローラ姫は囚われの身だった。その日も勇気ある者が来るのではないかと、窓の外見ていた時、後ろから竜王に抱きしめられた。
竜王の城に無理矢理連れてこられた時から、ローラ姫は覚悟していた。しかしながら、竜王はすぐにローラ姫を犯すことはしなかった。その事で姫は少し安心しながらも、実は自分に魅力がないのではないかと、密かに自信を失っていた。
だが、そんな心配は無用だった。
竜王は、野獣の中の野獣の狂暴な力で、姫の自由を奪い、衣服を破り捨てた。「やめてください」そう言っても、それは無理だと姫は思っていた。むしろ、姫は建前的にそう言ったに過ぎなかった。
攫われた時に着ていた服のまま、ローラ姫は4日間過ごしていた。それでも体は汚れていなかった。姫の尻は静脈が青く透いており、張りのある色艶があった。それは、力を加えると変形するが、その力が退くと、もとに戻る性質がある。
獣であればあるほど、その弾性に惹きつけられるのだった。ご多分に漏れず竜王の男根も、春先のタケノコのようにグングン育ち、包皮がめくりあがり、本来のピンク色のラスボスの姿が露呈した。
竜王は、猛々しくも繊細な動きで、まだ青く固い、姫の楠の実を指の裏で弄繰り回した。抵抗していた姫の声は次第に人語ではなくなった。

「さては、うぬは初めてではないな?」

竜王からは逃げられぬ。
姫は若い下士官との情事を思い出し、体は正直になったのだ。

「この色キチガイが。朕のチンポをしゃぶれ」

姫の髪を掴み、竜王は乱暴に姫の頬を叩いた。それで姫が無抵抗になる事はなかった。むしろ姫の被虐的な情欲は上昇し、竜王の肉棒にむしゃぶりつくのだった。

「ほう。人間も悪くはないな」

不覚にも竜王は姫に感心ししまった。他の獣相手では得られぬ快感を彼は味わってしまったようだった。

「だが、弱い。弱すぎる」

竜王はローラ姫の顔を両手で押さえ、固定して腰をガンガン振った。巨大化した竜王が姫の喉に何度も当たり、姫はゴボゴボと嗚咽しながらも、好奇心に身を任せた。

「あの......入れて下さい」

竜王の動きが緩んだ隙に顔を離し、見上げる態勢で涙を流しながら、姫はそう言った。
高貴な身分など忘れた姫は姫ではなくなった。また、人でもなかった。只の雌に成り下がり、強い雄を求めて、精一杯の言葉で懇願した。

「朕に曖昧な指図するな。はっきりと物申せ」

竜王の加害性のある興奮には余裕があった。竜の王は、人間などとるに足らないという態度を示さねばならない。形式的な王の矜持を人間に見せつける必要があると彼は思ったのだ。

「オチンチンを入れて下さい!」

竜王は大声で笑った。「どこに?」と言う一連の流れを割愛して、代わりに「よかろう」と返答したのだった。

姫は立ったまま、後ろからラスボスの象徴を体内に入れられて間もなく一度果てた。
それは臍を突き抜け、脳髄に直接ピンク色の亀頭が当たるような錯覚を感じたからだった。
姫は自力で踏ん張る事などできなかった。
片手で両腕を竜王に抱えられ、もう片方の手で右の乳首をコリコリと摘ままれた。
それと同時に、竜王は意外に滑らかな彼の舌で、姫の耳の穴をこじ開けるように、舐めまわした。竜王の荒い呼吸が姫の頬にあたった。それで再び姫は果てた。すぐに正気をとり戻したが、視点が定まらない。姫は涎を垂らしながら「アアアア」と息を漏らし、同時に歯を食いしばったまま「シーシ」と吐いたばかりの空気を吸い込んだ。若い下士官など比べ物にならない。雷撃をくらいながらも、何度も生き残った安堵のような幸福を姫は得ていた。

「モット。モット」

ようやく得たのは片言の懇願の言語だった。竜王はそれを聞き逃さなかった。

「自惚れるな。人間の姫よ」

そう言いながらも、竜王は姫の腕を解放し、分厚い両手で姫の腰を掴んだ。そして、「グオオオオオ」という咆哮をわざとらしくあげながら、乾いた音を鳴らした。
激しい腰の動きであったが、ローラ姫は床につけた腕と力が抜けた両足で全体重を支えた。
ものの数分もしないうちに、姫は水をたっぷり含んだ水風船が弾けるような感じがした。挿入されたまま、愛液が太ももを伝い、ふくらはぎを越えて床に滴るのがわかった。また、自分の悲鳴が竜王と同じ獣の咆哮にも聞こえた。いや、それは歓喜の声だったのかもしれない。

時は流れた。

再びローラ姫は窓際に立っていた。今度は住み慣れた自室から、城下を見下ろしていた。あるいは彼女は、打ち破られた竜王が再び自分を拐いに来ないかと、期待していたのかもしれない。

「愛しています。ローラ姫」

児戯を所望するような甘い声。聞くだけで全身の毛穴が開くような不快感を姫は覚えた。
うぶな少年に操られたような勇者が何故か憎い。
かといって、父の言葉に逆らう事は姫にはできないのだった。彼は彼女を救った英雄として、城に招かれ、あろうことか父王は自分の王位を彼に譲った。即ち、姫はこの退屈な若者の妃となったのだった。

「過去の事はお忘れ下さい」
姫は、一糸纏わぬ姿で幽閉されていた。若い勇者も何があったのかは悟ったようだった。姫はマントにくるまれ、若者と共に竜王の城をあとにした。父王にはただ「竜王との戦いの際に、炎に包まれて衣服が焼けてしまったようです」と説明したのだった。

物足りない。

このまま、この城で自分が年老いていくのが姫には耐えられなかった。
いくら窓の外をみても凶事の兆しはやってこない。

ならば、宿した生命が竜の子である事を姫は望むのだった。
我が子がこの勇者を殺し、この国を破滅させてくれる事を、窓の外を眺めながらローラ姫は願った。

おわり



一日延ばしは時の盗人、明日は明日…… あっ、ありがとうございます!